2020年現在、ラングドック ルーション地方における口コミ量ナンバーワンのワイン。(vinicaで調べた結果)
ヴィンテージごとに変わるエチケットも可愛らしく好評で、南フランスとグルナッシュらしさを持った果実感たっぷりの味わいも好評。デイリーワインや気軽なパーティーなどに楽しむワインとして、とても優れていると感じました。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》 ラ パッション グルナッシュ
《価格》
【1300円前後】
《ブドウ品種》グルナッシュ
《ボディ》 ミディアム~フルボディ
《甘辛》 やや辛口
《産地》 フランス>ラングドック ルーション地方
《生産者》 ジャン プラ
このワインは、2013年までは収穫されたブドウを協同組合に依頼し、日本のために特別に醸造されていました。
2014年以降は複数のドメーヌからブドウを購入。ネゴシアンであるジャン プラによって醸造されるようになっています。
※ネゴシアンとは自社畑を持たず、ブドウ又はワインを仕入れるなどしてワインを製造する業態です。そんなジャン プラは、サスティナブル栽培を実践し土地の価値を高める活動を行うことで知られる生産者。
※「サスティナブル」とは「持続可能な」が直訳で、有機栽培を実践するなど、環境と人に配慮した営みを指します。
そしてこのワインは、日本のワイン誌「リアル ワイン ガイド」の特集「3000円以下の本当においしい赤ワイン」で旨安大賞を獲得する実績も持っています。
《味わいの特徴》
南仏らしい果実感たっぷり
コスパワインの代表格
このワインの特徴は、温暖な南フランスらしさ、グルナッシュらしい果実感が融合したフルーティーさが際立つ味わいにあります。タンニンと酸は穏やかなため果実感は一層優しい印象に仕上がっており、コスパの良さにおいても際立っていることも嬉しい特徴と言えます。
そのような品質になる理由を【2つ】か挙げましょう。
1.恵まれたテロワール
このワインのブドウが栽培される「モーリー地区」は、南仏らしい温暖さや豊富な日照に加え、水はけが良いことやミネラル豊富なシスト土壌(ミルフィーユのような岩の層)であるなど、ブドウ栽培に恵まれたテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)を持っています。
以前は気軽なワイン産地とされていましたが、今では上質なグルナッシュが育つ産地として注目を集めるようになりました。
2.グルナッシュらしさ
ジューシ―な果実味を持ち、酸やタンニンはやや穏やかなワインを生むのがこの品種の特徴。
恵まれた環境で育ったグルナッシュは、その個性を発揮し、凝縮感のある果実味主体の優しいワインを生みます。
【外観】
深みのあるルビーレッド
【香り】
ラズベリーやブラックベリーの果実香に、ジャムを煮詰めたようなチャーミングさ。チョコレートのニュアンスも加わり甘やかな印象があります。
【味わい】
香から連想される通りの柔らかで豊潤な果実味がいっぱいに広がり、ほどよい甘味が感じられます。高めのアルコール度数は飲み応えのある味わいを表現しますが、タンニンと酸が穏やかなため飲み口は優しい印象。ほんのり塩気を伴ったミネラル感と共に心地よい余韻が続きます。
《飲む時の適正温度》
【10℃~16℃】
冷え気味にすれば風味は弱まりますが軽快さが楽しめます。温度を上げるほど甘味や風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【飲み頃】
ブドウ収穫年から3年~6年
※若いうちのフレッシュでフルーティーな味わいを楽しむワインです。
《適正グラス》
【小ぶりのグラス】
【チューリップ型ボルドーグラス】
気軽なワインですから、少し冷やし気味にして小ぶりのグラスで飲んでも軽快さが楽しめます。
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選べば、芳醇な香りと味わいをバランス良く感じやすくなり、優雅な雰囲気も楽しめます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
ビーフシチュー
目玉焼きハンバーグ
フルーティーでカジュアルな飲み口が心地よい赤ワインで、少々コクのある家庭料理や、ファミリーレストランのデリバリーなど、気軽な料理に合わせると楽しいマリアージュになるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【悪い口コミ】
このワインの悪い点を指摘する具体的コメントは見当たりませんでした。
【良い口コミ】
フルーティーで若干甘いワインですが、クドさも無いので中々飲みやすいですね。個人的には冷え気味よりも、少し高めの温度の方が好みです。
デイリーワインのカテゴリーの中では指折りで、リピートしまくりの好きなやつ♪グルナッシュらしさが感じられるワインで、イチゴジャムのようなチャーミングな香りと、厚みのある果実味が良いんですよ。
親しみやすい甘味があるフルーティーなワイン。可愛いラベルだし楽しいパーティーに良いですね♪♪
安旨って聞いたから期待も高まっていたけど、予想以上の満足感!!たっぷりの果実感はグルナッシュらしさ全開!!味も良いけどラベルもいいね♪
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 0%
美味しい 30%
普通 70%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
まずは口コミの多さが印象的で、2020年現在ラングドック ルーション地方においては、ナンバーワンの口コミ量のワインででした。そのことからは、非常に多くの方に親しまれて人気がある銘柄なのだと伺い知ることができました。
非常に手軽な価格のワインですから、悪い口コミもあるだろうと思っていましたが、否定的なコメントは調べる限り無し。奥深さはありませんが、とてもジューシーでフルーティーな味わいで、クドさもない心地よいワインといった印象。価格も考慮すればとても優れていると感じている口コミが多いワインでした。
ボトルのエチケットについてコメントされる方もチラホラで、とても可愛らしく楽しい感じのイラストは好評。場面を楽しく盛り上げるアイテムとして知っておきたいカジュアルワインだと感じる結果となりました。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
ラ パッション グルナッシュは
【価格】
1300円前後
【味】
温暖な南フランスらしさ、グルナッシュらしい果実感が融合したフルーティーさが際立つ味わいで、タンニンと酸は穏やかなため、果実感は一層優しい印象に仕上がっている。
【飲み頃】
ブドウ収穫年から3年~6年
※若いうちのフレッシュでフルーティーな味わいを楽しむワイン。
【口コミ】
2020年現在ラングドック ルーション地方においては、ナンバーワンの口コミ量のワイン。
否定的なコメントは調べる限り無し。奥深いワインでないが、とてもジューシーでフルーティーな味わいで、クドさもない心地よいワインといった印象で、価格も考慮すればとても優れた銘柄だと感じている口コミが多い。
いかがでしたでしょうか。
とても親しみやすい味わいのイメージが広がるワインでした。
毎年変わるエチケットもとても可愛らしくて、楽しい気分をより盛り上げてくれそうです。
こういったワインを調べると、高級であれカジュアルであれ、ワインは楽しむためにあるんだなぁ~~。と、あらためて思う事ができましたし、「ぼ。僕は。おむ、おむすびが好きなんだなぁ。。。」も、ついでに思い出しました。
読んでいただき、ありがとうございました。
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