ドメーヌ・フェヴレ メルキュレ プルミエ・クリュ クロ・デ・ミグラン モノポール

 

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2017

このボトルデザイン、ブルゴーニュラバーであれば当然知っているよ、という方もおられれば、知らないけど見覚えがあるという方も多いのではないでしょうか。

フェヴレは1825年に創立し、7代続くドメーヌ(栽培から醸造まで)兼ネゴシアン(ブドウやワインなどを仕入れて製造)のニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置く生産者です。

120haという広大な自社畑をブルゴーニュに所有する巨大生産者で、非常に多くのラインナップがあるため、日本で見かけることも多いというわけです。

今回は、そんなフェヴレの約半分の生産量に相当し、原点とも言えるコート・シャロネーズのワインの紹介です。

1963年に5代目のギィ・フェヴレ氏は、コート・シャロネーズの可能性を見出した先代の意志を継ぎ、メルキュレに最初の畑を購入し、後にこの地区の畑を次々と購入していった経緯があります。
※つまりドメーヌ物の始まりは1963という事。

現在は2005年に若干25歳で当主となったエルワン・フェヴレ氏が、比較的若くしても楽しめ、熟成のも耐えるスタイルに変更し進化を続づけています。

そんな経緯を持つフェヴレですが、メルキュレのワインで日本の一般消費者の方々に多く飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうと客観的視点から調べてみた結果、メルキュレにおいて圧倒的存在感を放っていたのが、やはりフェヴレであり、シャトー・ド・シャミレーも良かったのですが、フェヴレと比較してしまうと若干影は薄い印象で、ほぼほぼフェヴレの一人勝ちという印象を受けました。

そんなフェヴレのいくつかのラインナップの中でも、プルミエ・クリュでモノポール(単独所有畑)であるクロ・デ・ミグランは、特に際立っていたというわけです。

コスパに優れるコート・シャロネーズの、1流生産者(パーカー5つ星生産者)が手掛けるコスパワインは選択肢の幅を心地よく広げてくれる事でしょう。

 

それではそんなフェヴレ メルキュレ プルミエ・クリュ クロ・デ・ミグランの

・価格

・味わい

・飲み頃と当たり年

・口コミ

について解説していきましょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》
フェヴレ
メルキュレ プルミエ・クリュ
クロ・デ・ミグラン

《価格》

【およそ3700~5000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>コート・シャロネーズ>メルキュレ>1er クロ・デ・ミグラン
《生産者》  ドメーヌ・フェヴレ

《特徴》
芳醇で複雑
ワンランク上の
コスパブルゴーニュピノ

このワインの特徴は、軽めで繊細なカジュアルブルゴーニュピノとは一線を画す、芳醇さや複雑性が感じられる品質にあり、コート・ドールの上級ワインに引けを取らない味わいにも関わらず、価格が抑えられているところも大きな特徴と言えます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

コスパワインを生む産地
メルキュレがあるコート・シャロネーズ地区は、品質が高いにも関わらず価格が抑えられており、コスパワインを生む産地として知られています。
パーカー5つ星生産者の評価を受けるフェヴレのワインは、特に品質が高い事は多くの評論家はもちろん、一般消費者にも認められています。

収量制限
収穫量をあえて制限する事で残された果実に成分が集まり、果実の凝縮感や複雑な風味を持った果実が実ります。

ヴィエイユ・ヴィーニュ
歴史あるフェヴレの畑はの樹は、最も古いもので1961年に植えられています。
樹齢の高い古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)は土地の成分を吸い上げるの力が高く、成分の充実した果実を実らせます。

有名生産者ではありますが、意外と情報の少ない生産者で、その他にも様々な取り組み(ビオロジックや厳しい選別など)があるのではないかと推測されます。

 

【外観】
深みのあるルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいています。

【香り】
ブラックベリーやラズベリーなどの果実香に、スミレの華やかさや樽の風味も複雑性を高めます。
熟成が進むほど果実香は円熟を感じさせる果実の落ち着きある甘やかさが現れ、革製品にキノコといった熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
厚みのある果実味は心地よい旨味を伴い、ほどよい酸とタンニンは構造を形成しつつ味わいのバランスを整え、心地よい果実や樽の風味を伴った余韻があります。
熟成が進むほどタンニンや酸はワインに溶け込むことでしなやかな印象になり、円熟を感じさせる上品な甘味のある果実味と出汁の効いたような旨味が広がり、革製品やキノコなどの複雑な熟成香も加わった、心地よく長い余韻へと導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
少し低めの温度すれば酸味が際立ちエレガントな飲み口になりますし、温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や複雑な風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ3年~20年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
芳醇な香りと、複雑な味わいを持った上質ワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


チキンのグリルをベリーソースで


キノコのリゾット

など、上質でコクのある味わいの料理に合わせる事で、風味豊かなワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立てる美しいマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

厚みがあり複雑さもある上質ブルゴーニュピノをお探しの方、しかも手頃な価格でと思うのであれば、このワインを候補に入れるべきでしょう。

ボトルデザインも高級感がありますし、ちょっとしたプレゼントや手土産としての活躍も期待できる、ワンランク上のコスパピノと呼べるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

とても濃いワインの後にこのワインを飲むのはやめましょう。

順番が逆で、薄く感じてしまうでしょう。

いくつかワインを楽しむ場合は飲み順を意識する事で、よりすべてのワインの味わいを楽しめるのではないでしょうか。

《飲んだ人の口コミ

悪い口コミ

「3年熟成の2015は、果実感が乏しくなんだか浅い感じ?状態?思ったより普通。」

良い口コミ

「冷え気味からスタートしたら『ふ~ん』って感じだったけど、温度上昇でどんどん華やかになり良くなった。広域ブルゴーニュルージュとは格の違いを感じ、日ごろ飲むには最高クラスのワインと言えるのではないでしょうか。」


「近年のブルゴーニュワインの高騰ぶりには困ったもんですが、このワインの価格上昇率は穏やかで助かっています。味わいも大変満足いく品質ですから、なんとか5000円は超えないでほしい。」


「2年熟成の2017は熟したベリー系果実に、革製品などの動物的ニュアンスやブラックペッパーのようなスパイシーな香りで、味わいも香りから想像されるような厚みのある味わい。若いながらなかなか落ち着いたニュアンスがあり、雑な感じもなく、時間を置けば旨味も増してくるね。良いと思う。」


「3500円でブルゴーニュピノ?ちょっと疑心を持ってしまいましたが、裏切られました。いい意味で(笑)。とても優雅で美しく、3年熟成の2016は開けたてからすぐに美味しい。かなりいいの見つけたかも。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     0%
美味しい     60%
普通       40%
良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

感動を覚えるほどの品質と感じた方はいませんでしたが、厚みのある果実感や複雑性もある味わいを中々良いと感じた方が多い傾向で、価格も考慮すれば十分に満足できる品質と感じた方も多数見受けられました。

一言で言うと、「ワンランク上のコスパピノ」といった印象で、日常消費のワインとしては最高ランクと感じた方もおられ、販売店の「リーマンのロマネコンティ」という表現は、上品さと品の無さが溶け合った絶妙なコメントだと感じました(笑)。

 

以上です。

フェヴレはコート・ドールでは一定の高評価は獲得しているものの、各産地のスペシャリスト達の評価に比べるとあと一歩であり、なかなか紹介できないな~と感じていましたが、ここに来てやっと紹介できた感があります。

生まれて初めて使用した言葉、やっと紹介できた感・・(笑)。

ワインは生産者の違いはもちろん、ヴィンテージや熟成度合いによっても味わいは異なり、無数に近い(400万種とも聞きました)種類のワインが存在します。

全てのワインを飲み切る事はほぼ不可能とも言えますが、そんな中で出会い実際口にするワインというのは、もはや確率で言えば奇跡の出会いなのでしょう。

そんな奇跡のワインを飲める幸福感を持ち、ワインに接するのも良いのかもしれません。

今日はちょっとロマンチックな事を言ってしまいました。

20代では殴り合いばかりだったのに(笑)。

 

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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ラ・プス・ドール サントネイ プルミエ・クリュ クロ・タヴァンヌ

 

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プス=新芽あるいは若芽

ドール=黄金

ドメーヌ名は「黄金の新芽」を意味するヴォルネイを代表する生産者のワインの紹介です。

ヴォルネイでは一般消費者の方々に多く飲まれ、口コミ評価の高いワインとしてプルミエ・クリュのアン・カイユレを紹介させていただきましたが、今回はそれに続いてサントネイの紹介というわけです。

サントネイのワインで多くの方に飲まれ(口コミされ)、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、そのマイナーさ故に多くの方に飲まれているワインはそもそも存在しませんでした。

しかし、少ないながらも皆様の口コミを一つ一つ確かめてみると、

これはいいんじゃないか!?

と、思えるワインが2つ見つかりました。(あくまで個人的感覚ですが)

一つはバシェ・ルグロの村名ブラン

そして今回紹介するプス・ドールのプルミエ・クリュ クロ・タヴァンヌで、さすがプス・ドールだなと思えるだけの皆様の満足感を獲得している印象でした。

 

ここで簡単に経緯をまとめます。

歴史は1505年まで遡るほど長く、19世紀にはDRCのオーナーであったジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェ氏も所有していたドメーヌです。

そしてプス・ドールの名声をさらに高めたのが、1964年~1997年に急死するまで所有した名醸造家ジェラール・ポテル氏

そしてポテル氏の急死によって売りに出されたドメーヌを購入したのがパトリック・ランダンジェ氏

ランダンジェ氏はビジネスで成功を収めており、いつかドメーヌを購入したいという夢を実現させ、200万~300万ユーロという巨額の投資で設備を一新し、畑の拡張や栽培技術の改革などを行い、現在も揺るぎない名声を維持しています。

因みにプス・ドールは先代のジェラール・ポテル氏の時代には、若手の修行の場になっていたことでも有名で、今やモレ・サン・ドニを代表する名実共にトップ生産者であるデュジャックのジャック・セイス氏が修行したことでも知られています。

 

それではそんなラ・プスプス・ドール サントネイ 1er クロ・タヴァンヌの

・価格

・味わい

・飲み頃と当たり年

・口コミ

について解説していきましょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》
ラ・プスプス・ドール
サントネイ 1er
クロ・タヴァンヌ

2016です

《価格》

【およそ7000~10000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>サントネイ> 1er
クロ・タヴァンヌ
《生産者》  ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

《特徴》
落ち着きのある複雑な風味
バランス感覚に優れた
心地よい飲み口

このワインの特徴は、ベリー系果実に樽に紅茶や革製品などの、複雑で落ち着いたニュアンスの感じられる点にあり、程良い強さの果実味、骨格を感じるタンニン、美しい酸に出汁の効いたような旨味などの成分がバランス良く支え合う事で、複雑で優雅な品質を表現しています。

比較的若いうちからも楽しめる品質ですが、適度な熟成を経ることで円熟味や複雑性が増したエレガントなワインに成長していきます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

優れたプルミエクリュ
サントネイの中でもシャサーニュ・モンラッシェに隣接し、トップクラスの評価を受けているプルミエクリュです。
複雑で骨格あるワインは、華やかさというよりは落ち着きある印象の品質になり、熟成能力も持ち合わせています。

ビオディナミ農法
2013年までは無農薬・有機肥料で栽培するビオロジック農法。2014年以降はさらに天体の動きも考慮したビオディナミ農法の採用で、微生物の働きなどにより健全で成分豊かな土壌になり、その成分を吸い上げた複雑で上質なブドウが育ちます。

高性能な醸造設備
巨額の投資を行い1999年に完成した醸造設備は6層構造になっており、収穫されたブドウがワインになるまで一度もポンプを使わず、重力だけで果汁あるいはワインが流れる仕組みを実現しています。
そうすることで粗さが出やすいサントネイのワインの傾向においても、果汁やワインにストレスをかけることが無いため、より洗練度が高く雑味の無いワインが生まれます。

低温マセラシオン
果実の香りや色の要素を抽出する事をマセラシオンと呼びますが、その工程を7日間程度低温で行う低温マセラシオンという方法を行うことで、純度やフレッシュ感を保つことを可能にしています。

控えめの樽
樽香が反映しやすい新樽の使用比率を30%程度にすることで、ブドウ本来の風味を感じやすくし、ほどよい樽のニュアンスも感じられるスタイルにしています。

 

【外観】
深みのある赤紫色
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
ブラックベリーやラズベリーなどの果実香に、樽のやわらかさや紅茶のニュアンスにハーブの爽やかさも垣間見えます。
熟成が進むほど果実香は円熟を感じさせるプルーンなどの落ち着きある甘やかさが現れ、革製品に紅茶といった複雑な熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
洗練された厚みのある果実味があり、甘味・渋味・酸味・アルコール感などの成分がバランス良く心地よい飲み口、ピノノワールらしい出汁の効いたような旨味や複雑な風味も感じられ、優雅な余韻へと導いてくれます。
熟成が進むほどタンニンや酸はワインに溶け込むことでしなやかな印象になり、円熟を感じさせる甘やかな果実味と出汁の効いたような旨味はさらに強まり、紅茶や革製品などの複雑な熟成香も加わった、心地よく長い余韻へと導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
少し冷やし気味にすれば酸味が際立ちエレガントな飲み口になりますし、温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や複雑な風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ5年~20年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。
※35年熟成のこのワインを高評価される方もみえました。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
芳醇な香りと、複雑な味わいを持った上質ワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


チキンのグリルをベリーソースで


キノコのリゾット

など、上質でコクのある味わいの料理に合わせる事で、風味豊かなワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立てる美しいマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

有名生産者の上質赤ワインですが、ちょっとマイナー産地の赤ワインという事で、比較的手頃に手に入れられるところが魅力的なワインです。

ボトルデザインも重厚感があり高級感漂いますから、贈り物やプレゼントにしても見栄えの良いワインとも言えるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

とてもコスパも良くバランスにも優れるワインで、様々な料理にも寄り添う柔軟性の高いワインですが、濃厚な赤ワインが好きな方や、そのようなワインを口にした後にこのワインを口にすると、薄く感じてしまう事もありそうです。

順番が逆でしょう。

いくつかワインを楽しむ場合は飲み順を意識する事で、よりすべてのワインの味わいを楽しめるのではないでしょうか。

《飲んだ人の口コミ

悪い口コミ

そもそもの口コミ量が少ない事もありますが、このワインの悪い点を表現する口コミはありませんでした。

良い口コミ

「9年熟成の2010は程良い果実感。甘味と苦味のバランスが絶妙に心地よいですね。美味しいブルゴーニュが飲みたかったから大変満足しています。」


「華やかで優雅というよりは、どこか田舎っぽい落ち着きがあり、しみじみ美味しい出汁の効いたような旨味。6年熟成の2010は納得の出来栄えですね。」


「これはもう想像以上の品質。8年熟成の2012はシャンボール・ミュジニーのプルミエですと言われたら、そうですねと言ってしまいそうな素敵な芳香性。ベリー系果実にバラや紅茶にハーブやスパイス香が優雅に広がり、甘やかなニュアンスを持った果実味はしなやかで、ほどよい渋味や苦味がいいアクセントにあります。見つけたらすぐに購入すべきコスパも抜群な素晴らしいワインですね。」


「この畑は随分昔からプスドールが所有していた経緯もあり、管理が行き届いた優れた畑という事だ。7年熟成の09は黒果実の香りが素晴らしく、凝縮感と繊細さを兼ね備えた果実味をエレガントな酸と程良いタンニンがバランスを保ち、長い余韻がある。サントネでこの味わいを表現するとは、やはり優れた生産者です。」

 

という皆様の声でした。

その他にもいくつかのの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     7%
美味しい     43%
普通       50%
良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

正直そこまで口コミ量の多いワインではありませんでしたが、少ないながらも落ち着きのある複雑でバランスの良い品質に、無言の高評価を含め、高い好感を持った方々が多い傾向が読み取れました。

感動を覚えるほどのスケールはないようですが、価格も考慮すれば、優れたコスパを発揮する上質ブルゴーニュ・ピノという印象です。

 

以上です。

ちょっと珍しいサントネイのピノノワールでした。

メジャーな産地ではありませんが、さすがはプス・ドールが手掛けるとなると、しっかり仕上げてくるなという印象です。

このようなワインは、ブルゴーニュラバーの皆様の集まりなどで登場すれば、ヴォーヌ・ロマネでもシャンボール・ミュジニーでもヴォルネイでもない、サントネイの優れたワインという事で、非常に興味深く楽しんでいただけそうです。

経験の浅い方には、どこの何かわからないかもしれませんが、美味しい事だけは伝わるでしょう(笑)。

 

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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ドメーヌ・ブラン・ガニャール シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ

 

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シャサーニュ・モンラッシェ。

言わずと知れた高級白ワインの有名産地です。

しかしそんなシャサーニュ・モンラッシェ、実は赤ワインの生産も認められる産地で、白ワインと比べると2割程度値打ちに購入できるとして、上質なコスパ赤ワインの産地としても知られることはご存知でしたでしょうか。

そんなコスパ赤ワインを産むシャサーニュ・モンラッシェにおいて、日本の一般消費者の方々に多く飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、正直そのような条件を満たすワインは中々見当たりませんでした。

ラモネにニーロンも悪くはなかったのですが、紹介しようと思うまでには至りませんでした。(あくまで個人的感想です。)

そして、唯一紹介すべきコスパ赤ワインではないかと感じたのが、今回紹介するブランガニャ―ルの村名シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュで、驚くほどの品質ではありませんが、価格に対する優れた品質は多くの方々の好感を得ていたと感じたわけです。

 

それではここで簡単に経緯を解説します。

【1980年】
ブルゴーニュの名門であるガニャ―ル一族の本流、 ドメーヌ・ガニャール・ド・ラグランジュの娘クローディーヌ女史と、現当主ジャン・マルク・ブラン氏が結婚したことがドメーヌの始まり。

シャサーニュ・モンラッシェを本拠地として、所有する畑は約8haの小規模生産者ですが、ル・モンラッシェバタール・モンラッシェクリオ・バタール・モンラッシェグラン・クリュ3銘柄に加え、シャサーニュ・モンラッシェの1級畑を6つも所有しており、実直なワイン造りで一目置かれる生産者。

以上です。

 

小規模生産者のため出会う確率も少ないですが、このようなワインを選択肢に持っておくのも悪くはないと感じています。

それではそんなブラン・ガニャール シャサーニュ・モンラッシェ ルージュの

・価格

・味わい

・飲み頃と当たり年

・口コミ

について解説していきましょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》
ブラン・ガニャール
シャサーニュ・モンラッシェ
ルージュ

2016
4840円 

《価格》

【およそ5000~7000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>シャサーニュ・モンラッシェ
《生産者》  ドメーヌ ブラン・ガニャール 

《特徴》
バランス感覚に優れ
繊細で綺麗で複雑性もある
ブルゴーニュ・ピノ

このワインの特徴は、ブルゴーニュのピノノワールらしいエレガントな果実味や美しい酸味に出汁の効いたような旨味、そして程良いタンニンに土などの複雑なニュアンスの感じられる品質にあり、どの成分が主張しすぎることはないにせよ、全体のバランス感覚で繊細ながら奥深い味わいを感じられます。

若いうちは明るくチャーミングでフレッシュな印象が先行しますが、熟成を経ることで成分は溶け合い、旨味や円熟した風味が感じられる品質に成長していく点も特徴と言えるでしょう。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

当主の哲学
当主であるジャン・マルク氏が最も大切にしている事、それは
フィネスとエレガンス」
繊細さのあるピュアな果実味と美しい酸はエレガントさを表現し、心地よい旨味も伴った雑味の無い緻密な品質は、フィネス(洗練された・繊細で上質)も感じさせます。

ヴィエイユ・ヴィーニュ
歴史あるガニャール・ド・ラグランジュの畑を多く受け継いでいる経緯もあり、平均樹齢70年を超える古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)が植えられています。
土地の成分を吸い上げる能力が高いなど、上質な果実を実らせ古木のブドウを試使用する事で、複雑な成分を反映したワインが生まれます

ほどよい樽
樽のニュアンスが反映されやすい新樽の使用比率は15
ブドウの繊細なニュアンスを樽の風味が覆いつくすことなく、フィネスやエレガンスを重視する哲学が感じられるワインを生んでいます。

 

【外観】
透明感のあるルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
野イチゴやラズベリーなどの赤い果実のフレッシュな果実香に、スミレの花の華やかさにハーブのニュアンス、ほのかな樽に土っぽいワイルドさも垣間見えます。
熟成させるほど果実香は円熟味の増した穏やかな印象になり、紅茶・腐葉土などを思わせる熟成香も加わり複雑性が高まります。

【味わい】
透明感のあるピュアな果実味と美しい酸味が繊細でキレのある味わいを表現し、程良いタンニンは味わいに骨格を与え、出汁の効いたような旨味が心地よく広がった後、エレガントな余韻が続きます。
熟成させるほど成分は溶け合いなめらかさが増し、紅茶や土といった熟成を感じさせる風味と、円熟を感じさせる甘みと旨味を伴った果実味が広がり、長い余韻へと続きます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
その心地よい香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。
少し冷やし気味にすれば酸味が際立ち軽快さのある飲み口になりますし、温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ3年~12年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
心地よい香りと、出汁の効いたような旨味を持った上質なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で複雑な風味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


真鯛のカルパッチョ


ラムチョップ

など、程良いコクのある味わいの料理に合わせる事で、エレガントで優雅な風味の広がる上質なマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

ちょっと珍しい掘り出し物をお探しでしたら、このようなワインを選択肢に入れても楽しそうです。

そしてワインに造詣の深い方にこそ、シャサーニュの赤という意外性は興味深く感じていただける可能性もありそうですから、ちょっとした手土産などに選んでも力を発揮してくれそうです。

奥深さもある繊細な味わいは、様々な料理に寄り添うしなやかさもある万能型ワインと言えるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

シャサーニュ・モンラッシェと書いてあるからといって、白ワインと勘違いしてはいけません!!(笑)

それから、ボルドー格付ワインのような骨太で濃厚な赤を求める時は、このワインを選んではいけませんし、そもそもピノノワール、特にブルゴーニュのピノは選択肢から外すべきでしょう。

 

《飲んだ人の口コミ

悪い口コミ

「開栓直後は黒糖のようなニュアンスが好印象で、どんどん広がっていく期待値が高まったのに、30分も経過したら酸化したような印象に。悪い意味での熟成のニュアンス。状態の悪いボトルなのかな?4年熟成の2013は期待値が高かっただけに残念ですね。」


「3年熟成の2016は明るく淡いガーネットで、チェリーやベリー系果実にスミレの花のエレガントな香り。優しい傾向のボーヌのと言うよりは、ニュイ寄りの硬質感があり想像以上の品質だが、サービス温度の高さで味わいがぼやけている印象が残念。このようなワインを扱う店なら、温度には気を配るべきだろう。」

良い口コミ

「4年熟成の2014は初めのうち少し硬い印象でしたが、30分後にはしっかり開きました。粗さが無く上品な味わいは、酸やタンニンに果実味や旨味の要素のどれが出しゃばる事はなく、スケール感こそ無いものの全体でエレガントな味わいを表現しています。お値段も考慮すれば大変満足できるワインです。」


「5年の熟成を経て淡くガーネットに輝く2013は、色合いに反して奥深く複雑な味わいで、フレッシュな果実感とブルゴーニュらしい出汁の効いたような旨味がじんわりと広がる。ずっと飲んでいられるような心地よさで、あと5年もすればさらに良くなるポテンシャルを持っているね。」


「一口飲めばそのバランスの良さがすぐわかります。4年熟成の2012は美しく豊かな酸味を優しい果実味と旨味が包むような心地よさがあり、時間が経つほどに果実感や旨味が優勢になりました。これは開いたと表現するんですかね。シャサーニュの赤は中々当りが無かったけど、これは当り。」


「こういった赤は魚料理にだって合わせられる、魚も食べるが肉も食べたいって時は、これがあれば通して楽しめそうだね。繊細ではあるがしっかり旨いんだからね。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     3%
美味しい     54%
普通       37%
良くない      6%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

感動を覚えるほどの品質ではないようですが、ブルゴーニュのピノノワールらしいチャーミングさや美しさに、程々の複雑性が感じられ、熟成によって落ち着きある円熟味も楽しめる傾向のワインだと感じ取れました。

強すぎることも弱すぎることもなく程々で、若くても程々に綺麗な品質で、熟成すれば程々の円熟味を楽しめるという事で、どれだけ程々言うの!!でした(笑)。

さておき、そのような好感を持てるような適度な奥深さのある上質なブルゴーニュ・ピノで、価格の面も考慮すれば、満足できると感じた方が多かったという結論でよろしいかと思います。

よって、あまり大きな期待を込めては荷が重いので、ちょっと試しに飲んでみたら「なかなかいいじゃん。」くらいのアプローチが適切な向き合い方かと、勝手ながらに想像させていただきました。

 

以上です。

シャサーニュ・モンラッシェの赤のイメージは広がりましたでしょうか。

シャサーニュの赤の意外性は例えるなら、

吉牛の蕎麦や、焼肉屋の冷麺が旨いの話に似ているでしょうか。

たまに例える癖があります(笑)。

《コマーシャル》
私の働く楽楽楽もふぐ料理中心ですが寿司も美味しいですし、宮崎牛も美味しいですね。

そんなコマーシャルはさておきまして。(笑)

コスパの良いシャサーニュの赤を試してみたいのであれば、ブランガニャ―ルをまずは選んでみても良いのではないでしょうか。

あれ・・

これもコマーシャルですね(笑)

ワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

 

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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