「幸せっていつからなるものになったんだぁ?感じるものだろ?」
おっと今回は様子が違いますね。
確かに感じるものですかね。
なると言うとすれば幸せを感じ取れる豊かな人間性になるということですかね。
さておき、ポルトガルの続きです。
前回では、
【ポルトガルワインの基本データ】
【ポルトガルワインの特徴】
について解説しました。
ザックリいうと、中規模産地のポルトガルでは250を超える固有品種から、様々なタイプのワインを主にブレンド(単一もある)して造る。
でした。それでは今回は後半です。
1、ポルトガルワインの 格付け階層
【1756年】
この年にポルトガルでは原産地呼称管理法が成立しています。
これはフランスやイタリアよりも早く、世界で初めてワイン法が成立した国です。
「その一足だ。お前がゆくから道になる。」
■3つの格付け階層■
ポルトガルではワイン法によって3つの階層に格付けされます。
( )内はEUレベルでの呼び方でどちらで表示してもよいという事です。
【1、DOC(DOP)】
原産地名称保護を意味し、トップカテゴリーのワインです。
ブドウ品種、収穫量などの規定、テイスティング審査をクリアした上質ワインで、31のDOCがあります。
「このDOCに限りReseruva(レゼルバ)もあるぞ、それは規定アルコール度数よりも0.5%以上高く味わいが優れることが条件だ。」
【2、VR(IGP)】
地理的表示保護の意味で、DOCよりも緩い規定で自由度の高いカテゴリーです。
14のVRがあります。
【3、Vinho】
ビーニョつまりワインです。地理的表示無しで自由に造れるテーブルワインです。
2、ポルトガルワインの 主要産地と特徴
ポルトガルには【31のDOC】が存在しますが、今回はその中でも【有力なDOCを4つ】だけ解説します。
それでは全体像。
■4つの主要DOC■
【1、ヴィーニョ・ヴェルデ】
・赤・ロゼ・白・スパークリング
・主要品種白ブドウ アルバリーリョ、アヴェッソ、ローレイロなど
・「ヴェルデ」は「緑」の意味があり緑の地と呼ばれるほど自然が美しい産地です。※サッカーのヴェルディが緑なのが納得できました!!
また、「若々しさ」という意味も含まれており、若いうちに飲むべき爽やかな酸を持った白ワインが有名で多く造られます。
近年ではアルバリーリョから造られる華やかなワインや、アルコール度数の高いしっかりとしたワインも造られ注目されています。
【2、ダン】
・赤・白
・主要品種黒ブドウ トウリガ・ナショナル
・主要品種白ブドウ エンクルザード
・古くからポルトガルを代表する産地です。トウリガ・ナショナルを主体にブレンドされたバランスの良い味わいの赤ワインが80%程度で主力です。
また、生産量は少ないもののエンクルザードから造られる白ワインは濃厚でありながらエレガントさがあるとして注目が高まっています。
【3、バイラーダ】
・赤・白・スパークリング
・主要品種黒ブドウ バガ
・主要品種白ブドウ マリア・ゴメスなど
・バガを単一で使った赤ワインが特に有名です。その味わいは力強いタンニンが特徴的で、ネッビオーロに例えられることがよくあります。
また、上質の白ワインも造られますし、国内の65%程度造る瓶内二次発酵のスパークリングワインでも有名です。
【4、アレンテージョ】
・赤・白・酒精強化ワイン
・主要品種黒ブドウ アラゴネス(テンプラニーリョ)など
・主要品種白ブドウ アリント、アンタォン・ヴァースなど
・夏の暑さと雨の少なさから、赤白共に密度の高いパワフルなワインが多く造られます。
◆まとめ◆
・ポルトガルでは様々な固有品種、様々な気候から様々なワインが造られる。
・複数品種を【ブレンドする伝統】ですが、アルバリーリョやバガのように【単一】で造られるものもある。
・世界で初めて原産地呼称管理法ができた国で、DOCがトップカテゴリー。そのDOCの中でも【1、ヴィーニョ・ヴェルデ】【2、ダン】【3、バイラーダ】【4、アレンテージョ】が特に有名。
以上です。
いかがでしたか?
250もの固有品種には驚きですね!!
ポルトガルに深く入り込めば飲んだことない品種にも出会えそうですね。
また、200種ブレンドしたワインはどうなんでしょうね。
複雑なんでしょうか。
ぜひチャレンジしてみましょう。
さあ、これからも私を信じて学んでいきましょう。
「あぁ?信じてくれと言葉を放つ前に。信じきれぬ自分を愛してやれぇ・・。」
おっと先生。
深い一言ありがとうございます。
自分を信じ行動し続ければ、信じてくれなどと言葉を言わずとも信用されるようになると教えてくれているのでしょう。
「そうさ、自分を信じて突き進め。上でもなく下でもなく右でもなく左でもなく、ただただ前へ突き進め。生きて生きて生きまくれ!!お前の命は生きるために流れている。」
わかりました!!
突き進みます。
それにしても先生のセリフは昔歌で聞いたような?
ファンなんですかね!?
それではポルトガルの先生とは一旦お別れです。
ありがとうございました。
ヨーソロー
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