「今日もチリワイン盛り上げるぜ!!」
「・・・。」
「???・・どうしちゃった?」
「日本で輸入量1位になって・・燃え尽きたんだ・・。」
「馬鹿野郎!!日本で1位になったくらいで燃え尽きてるんじゃねー!!お前達には見えなかったのか、ひとつの山を登った時に見える他に登るべきいくつもの山達が!!」
「この熱さは・・・。」
「お前達またゼロの人間に戻るのかぁ!!お前達はゼロか!?ゼロなのか!!それでも男か?悔しくないのか!!!」
「あぁ・・・。」
「俺は・・・・・。」
「悔しいです!!さっきまでは悔しくなかったけど。今は悔しいです!!次に登るべき山を見なかった自分が恥ずかしいです!!」
「よぉし・・よく言った。俺達でチリを世界一のワイン生産国にするぞ!!いいか!!俺は今からお前達を殴る!!この痛みはすぐに消えるが今日の悔しさを一生忘れるなよ!!」
今日も殴っちゃうんですね(笑)
昨日の痛みがまだ消えてないような・・・。
さて、チリワインの後編です。
前編では、
【チリワインの基本データ】
【チリワインの特徴】
【チリワインの品質分類(格付け)】
について解説しました。
ザックリ言うと
・チリワインはコスパ抜群。
・日本ではチリワインが最大の輸入量。
・格付けは無いが《DO》《品種》《ヴィンテージ》を表記するには75%以上その条件を満たしたブドウを使う。
・《DOワイン》では、スペリオール<レゼルバ<レゼルバエスペシャル<レゼルバプリバダ<グランレゼルバの順に品質が高い。
ということでした。
というわけで今回は
【チリワインの主要産地と特徴】
について解説しましょう。
チリワインの 主要産地と特徴
まずは全体像です。
チリの主要産地は、大きく《北部》《中央部》《南部》に分けられます。
【北部】
緯度は低く日照は強いですが、アンデス山脈や冷たい海風の影響で冷涼です。
近年ではソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ピノノワール、シラーの畑が増えてきています。
《広域DOはコキンボ》でさらに3つのDOに区分されますが《DOエルキヴァレー》が有名です。
【中央部】
重要な産地が集中しています。
《広域DO アコンカグア》
この中にはさらに【4つ】のDOに区分されています。
【1、アコンカグアヴァレー】
日較差(昼夜の温度差)が大きくカベルネソーヴィニヨンなどからしっかりとした赤ワインを造る事で有名です。
【2、カサブランカヴァレー】
やや冷涼で、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ピノノワールを主体にワインを生んでいます。
【3、サン・アントニオ・ヴァレー】
こちらも冷涼で、ソーヴィニョンブランなどから爽やかな白ワイン。繊細なピノノワールが造られます。
【4、マルガマルガ・ヴァレー】
重要ではありません(笑)
《広域DO セントラルヴァレー》
広大なブドウ産地でチリブドウ栽培が始まった地でもあります。
この中にはさらに【4つ】のDOに区分されています。
【1、マイポヴァレー】
カベルネソーヴィニヨンの産地として有名です。
【2、ラペルヴァレー】
《北部》はカベルネソーヴィニヨンやカルメネールなどから造られる赤ワインが有名で、ラペルヴァレーのサブゾーンとして《DOカチャポアル・ヴァレー》と呼ばれます。
やや冷涼な《南部》では、カベルネソーヴィニヨンやメルローの他ソーヴィニョンブランも造られ、サブゾーンとして《DOコルチャグア・ヴァレー》と呼ばれます。
【3、クリコ・ヴァレー】
2番目に大きい産地で、ソーヴィニョンブランから造られる爽やかさのある白ワインと、古木のカベルネソーヴィニヨンから造られる深さのある赤ワインで有名です。
【4、マウレヴァレー】
チリ最大の産地です。カベルネソーヴィニヨンが中心ですが、カウケネス産のカリニャンでも有名でフルーティな味わいのワインを生んでいます。
【南部】
《広域DO スール》でさらに3つのDO《イタタ・ヴァレー》《ビオ・ビオ・ヴァレー》《マジェコ・ヴァレー》に区分されます。
チリ全体の10%程度で、パイスを多く造っていて国内消費用のワインが造られています。
以上です。
いかがでしたか?
チリワインはコスパが良くてお手軽という話が中心になりましたが、高品質なワインもあります。
例えば、チリのオーパスワンと呼ばれる【アルマヴィ―ヴァ】は、チリのコンチャイトロ社とボルドーの5大シャトーの1つシャトームートンロートシルトのジョイントベンチャーによって造られる赤ワインで雑味の無い洗練された味わいです。
つまり品質においても他国に引けを取りません。
※セカンドのEPU(エプ)でも十分においしいです!!
これからもチリワインから目が離せませんね!!
「監督!!いろいろありがとうございました。俺は監督のおかげで生きる喜びってやつがわかった気がする。」
「そうだな・・。ゼロだったお前達も魂を燃やせば成果は出る。例え成果が出せなかったとしても、熱く燃えて夢中になれるって事が実は何より大切で、生きてるって実感を味わえるんだな。」
「もっと熱くなりたいかぁ!!!」
「お願いします!!監督!!」
「よぉし・・よく言った!!俺は今からお前達を殴る!!!」
また!!
もうボコボコですね・・。
※このストーリーはすべて架空でありフィックションであります。
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