シャトー ベイシュヴェル

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「ベッセ ヴワール」(帆を下げよ)

これは、中世にジロンド川を通る船乗りたちが、この地の領主であるフランス海軍提督に敬意を表した行動で、そのように叫んでいました。

この事がシャトー名の由来で、現在はメドックの小さなヴェルサイユと呼ばれるほど美しいシャトーで、4級ワインの中でも最も上質で高額で取引され、その品質は格付け第2級に匹敵すると言われています。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 シャトー ベイシュヴェル


《価格》

1万5万円】
1万円台が多いです。
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》
カベルネソーヴィニヨン

メルロー
プティヴェルト微量
カベルネフラン微量
※ヴィンテージによって使用比率は変動します。

《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス>ボルドー>メドック>サンジュリアン
《生産者》シャトー・ベイシュヴェル

《特徴》

優雅で親しみやすく
早飲みにも向くスタイル

ベイシュヴェルの特徴は、メルローの比率が高めに設定してあり、早いうちから楽しめるスタイルのワインを目指している事にあります。

カベルネ主体で長期熟成型が主流のメドックにおいては特殊な存在で、しっかりガッシリと言うよりは、親しみやすくエレガントさを感じさせるスタイルと言えます。

もちろん長期熟成によってもなめらかさの増した、奥深いエレガントさを体感できますので、早飲みも熟成もできる万能型ワインとも言えますね。

ワインでもてなしたい場面などでは、使い勝手が良く、信頼できる1本として候補に入れておきたいワインではないかと思います。

 

【外観】
若いうちは深みのあるルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づきます。

【香り】
若いうちはラズベリ-やカシスの香りに、スミレの花・ハーブ・スモーキーなニュアンスんも加わります。

熟成が進むほど果実香は落ち着きある甘やかなニュアンスになり、紅茶・バニラ・革製品などの複雑な風味も加わります。

【味わい】
若いうちからなめらかさのある質感で、上品で柔らかさのある豊かな果実味が感じられます。上質な酸味が味わいをまとめた後、心地よい余韻が続きます。

熟成が進むほど果実味は熟した果実のような甘味を持った風味になり、タンニンのなめらかさはさらに高まり絹のような舌触りで、バニラ・スパイス・土などの複雑な風味と旨味が感じられ、力強さよりも上品でエレガントな印象のワインに成長してゆきます。

熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当り年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~30年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。

難しいヴィンテージほど飲み頃の期間は短くなりますが、比較的早くから楽しめます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


1984年 1
1985年 4
1986年 4
1987年 2
1988年 3
1989年 4
1990年 5
1991年 1
1992年 1
1993年 1
1994年 3
1995年 4
1996年 4
1997年 2
1998年 3
1999年 3
2000年 5
2001年 3
2002年 3
2003年 4
2004年 3
2005年 5
2006年 3
2007年 3
2008年 4
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 3
2013年 2
2014年 4
2015年 5
2016年 5
2017年 4

パーカーポイントが高かった年
1982 95点
1986 92点

2000 91点
2005 90点
2006 90点
2007 91点
2009 93点
2010 94点
2014 92点
2015 93点

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パーカーポイントが低かった年
1974 ✕
1983 77点
1987 ✕
1990 79点
1992 ✕
1993 ✕
1997 78点
※1982以降でここに載っていないヴィンテージは80点代の平均的な品質です。

※✖は評価もされないほどダメみたいです・・・

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


和牛すき焼き


クリーム系のパスタ

など、上質な素材などを使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、豊かで複雑な風味の広がりを体感できる、上質のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》 ※2017年~19年に飲んだ人の口コミです。

良い口コミ

「美しいガーネット色。カシスに杉、革製品に土などの心地よい熟成香。滑らかな質感はバランスも素晴らしくエレガントだ。1982のベイシュベルは秀逸だ。」
[1982]Chateau Beychevelle
※売り切れていたらごめんなさい。


「ベリー・チョコレート・ミント・紅茶の香りで、しなやかな口当たりが心地よい。甘味も渋味もバランス良く融合しており素晴らしいワインだと感じました。2012。」


「2010。ベリー系果実にミント・バニラの香り、タンニンはなめらかな質感でメルローらしさを感じる。スモーキーなニュアンスも加わりとても美味しいワインでした。」

悪い口コミ

「1972は既に枯れておりました。お前はもう・・死んでいる。」


「1994で枯れますか~。なかなか良い古酒に出会えませんね。」


「果実の香りに革もある。甘めの味わいは飲みやすいお手軽ワイン感があるわね。2015はメルロー多めで、私には好みじゃない品質。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計の結果

感動的!!     7%
美味しい     59%
普通       28%

良くない      6%

というニュアンスが伝わる結果でした。

ベイシェヴュルは飲み頃を過ぎてしまった悪評以外では悪いニュアンスの口コミは上記の好みじゃないというものくらいでした。

ヴィンテージによってはものすごく感動している方も少し見られ、おおよその方がなかなかいいな。その次にこんなもんかなというニュアンスが伝わる口コミが多かったですね。

 

以上です。

シャトー・ベイシュヴェルの味わいがなんとなく想像できましたでしょうか。

ちょっとやさしく優雅な2級に匹敵する上質ボルドーといった感じでしょうか。

選択肢の一つとして知っておいても損は無いでしょう。

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

 

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