ラインガウの人気生産者のコスパ赤。
ゲオルグ ブロイヤーは白ワインでも高めの口コミ満足度を獲得している印象ですが、赤ワインの方が満足度が高いと感じました。(客観的で個人的な解釈です)
手頃な価格のピノを楽しむなら、ブルゴーニュやカリフォルニアも良いですが、ドイツという選択肢を持っておくのも良さそうです。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》ゲオルグ ブロイヤー シュペートブルグンダー
《価格》
【3500前後】
《ブドウ品種》シュペートブルグンダー(ピノノワール)
《ボディ》 ライト~ミディアムボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 ドイツ>ラインガウ
《生産者》 ゲオルグ ブロイヤー
ゲオルグ ブロイヤーはドイツのラインガウを代表する人気生産者のひとつ。
リースリングから造られる白ワインはもちろん、シュペートブルグンダーから造られる赤ワインでも高く評価されています。
今回紹介しているシュペートブルグンダー トロッケンは、ゲオルグ ブロイヤーのエントリークラスの赤ワイン。
軽やかさの中に旨味や芯を感じられる味わいで、日本の一般消費者からも支持を集める銘柄です。
詳しい生産者情報はドングリアーノワイン様のページ
で確認できます。《味わいの特徴》
繊細ながら奥行きがある
薄旨系コスパピノ
【外観】
透明感のあるルビーレッド
【香り】
野イチゴやラズベリ-を思わせる甘酸っぱい果実香を主体に、スミレの華やかさや樽に由来するスパイスのニュアンスも適度に広がります。
【味わい】
やや軽めの果実味はピュアで繊細な印象。タンニンは穏やかで優しい飲み口で上品な酸が味わいをまとめると、出汁が効いたような旨味も感じられ、繊細ながら長い余韻があります。
それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。
■品種の個性■
シュペートブルグンダー(ピノノワール)は男性的な力強さよりも、繊細で上品な女性的ニュアンスを持っています。
そして土地の個性を反映しやすい特徴もあり、大地の恵みを感じさせる滋味深いニュアンスを持ったワインを生むことも特徴的です。
■ビオロジック農法■
農薬や化学肥料を使用しないビオロジック農法を実践。
土地の天然酵母など、様々な生物の働きが加わった健全で成分豊かな土壌育まれる事で、土地の個性を反映したピュアで成分豊かなワインを生むブドウが育ちます。
■樽熟成■
発酵を終えたワインはオーク樽で熟成されており、ブドウの繊細なニュアンスを覆い隠さない程度の樽の風味が反映されます。
《飲む時の適正温度》
【14℃~18℃】
少し冷やし気味にすれば酸味が際立ちエレガントな印象に。
温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や風味の広がりある味わいを楽しめます。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
ブドウ収穫年から4~10年
※一般的傾向や口コミから推測
《適正グラス》
【バルーン型ブルゴーニュグラス】
香りが取りやすく甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
鴨鍋
焼き鳥各種
など、中程度のコクのある味わいの料理に合わせる事で、エレガントなワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、上品な風味の広がるマリアージュが楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【ネガティブな口コミ】
このワインに対する具体的ネガティブコメントはありませんでした。
【良い口コミ】
華やかで上品な香りから雑味無く軽やかな味わいなんだけど、ちゃんと旨味があり一本芯が通っている感じ。この生産者は昔ながらのラインガウスタイルを貫いているのだとか。
アルザスのビネールを思わせる優しい旨味系のピノ。5年熟成の2016は梅やキノコやスパイスの香りから、穏やかな酸と出汁系の旨味があり、ほろ苦いニュアンスがいい感じにアクセント。高騰するブルゴーニュを思えばビネールやこのワインはありがたいですね。
樽も程々で無駄がない上品な味わい。4年熟成の2013のエレガントさは和食とも合わせやすく、クオリティー高さが伝わる一本でした。
同額なら私はブルゴーニュよりこのワインを選びますね♪
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 0%
美味しい 33%
普通 67%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
飾り気のない薄旨な味わいへの好感度が高い印象です。
上級ブルゴーニュのような深みこそ無く感動評価はありませんが、特に否定的な意見も無し。
大地のエキスを感じるような薄旨系の上品な味わいへの好感が最も多く、コスパの良さを褒める意見もチラホラ見られました。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
ゲオルグ ブロイヤー シュペートブルグンダーは
【価格】
3500前後
【味】
赤系果実と樽の上品な香りから、やや軽めの果実味はピュアで繊細な印象。
タンニンは穏やかで優しい飲み口で上品な酸が味わいをまとめると、出汁が効いたような旨味も感じられ、繊細ながら長い余韻がある。
【飲み頃】
ブドウ収穫年から4~10年
※一般的傾向や口コミから推測
【口コミ】
飾り気のない薄旨な味わいへの好感度が高い印象。
上級ブルゴーニュのような深さはなく感動評価はないが、特に否定的な意見もなし。
大地のエキスを感じるような薄旨系の上品な味わいへの好感が最も多く、コスパの良さを褒める意見もチラホラ見られた。
以上です。
あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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