フィリップ ルクレール ジュヴレ シャンベルタン アン シャン

おすすめ【赤】ワイン

 

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フィリップ ルクレール  1997

1924年創業の小規模ドメーヌで、評価も高く人気。

ジュヴレ・シャンベルタンの中でも特に濃厚で力強い男っぽいワインを造ります。

そんな男っぽいワインを生むフィリップ氏は、やはり?長髪・タトゥー・アクセサリー、エアロスミスのような風貌。

そんなフィリップ氏の造り出すジュヴレ シャンベルタン アン シャンは比較的お手頃価格にもかかわらず、実際飲まれた方々の口コミ評価も高く、紹介するに値するワインだと感じました。

男っぽいピノノワールを求める方に選んでいただきたい、コスパジュヴレ・シャンベルタンと言えるでしょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 フィリップ ルクレール ジュヴレ シャンベルタン  アン シャン

created by Rinker
フィリップ・ルクレール
¥11,494 (2024/03/28 18:30:57時点 Amazon調べ-詳細)

《価格》

600010000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ジュヴレ・シャンベルタン
《生産者》  フィリップ・ルクレール

《特徴》

濃厚で力強い品質
熟成で現れるエレガンス

フィリップ・ルクレールの特徴は2つあると考えます。

.《濃厚で力強い品質
そのような品質になる理由は、

・どの生産者よりも遅い時期に収穫された完熟ブドウを使い、豊かな果実味を持ったワインが生まれます。

・通常25℃~30℃で行う発酵を30~32℃の高温で行い、じっくりとブドウの成分を抽出する事で、タンニンなどの成分豊かなワインが生まれます。

・樽のニュアンスが反映しやすい新樽の使用比率を60~70%と高くすることで、樽の風味も加わった豊かなワインが生まれます。

.《熟成で現れるエレガンス
上記のような成分豊かなワインは、若くしても力強さのある男っぽい味わいを楽しむ事もできますが、長期熟成を経る事で成分は溶け合い、なめらかで旨味の増した品質に成長し、上品で優雅さを感じられる品質に成長することで真価を発揮するワインでもあります。

 

【外観】
深みのあるルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
イチゴやラズベリーなどのフレッシュな果実香に、カシスやプルーンなどのフルーティな果実香も感じられ、バラの華やかさにスパイス香、鉄分を感じさせるニュアンスに樽の芳ばしさも感じられます。

熟成するほど果実香は円熟味を感じさせる甘やかさが現れ、土やなめし革といった熟成香も加わり複雑で妖艶なニュアンスが現れます。

【味わい】
熟した果実の凝縮感ある果実味は豊かで心地よいコクがあります。

豊かなタンニンは骨格ある質感を表現し、美しい酸味は味わいをまとめ、優雅な風味を残した余韻が続きます。
熟成するほど成分は溶け合い、なめらかで旨味の豊かな品質になり、力強さとエレガントさを併せ持った妖艶な品質に成長していくでしょう。

 

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
少し低めの温度にすれば、酸味を感じやすくエレガントで軽快な飲み口が楽しめますし、温度を上げるほど香りと味わいが広がり、豊かな風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~25年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

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《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
豊かな香りと複雑な味わいを持ったワインです。
香りが取りやすく温度が少しずつ上がり、甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


牛肉の赤ワイン煮込み


フォアグラのバターソテー

など、上質な素材でコクのある味わいの料理に合わせる事で、複雑でエレガントな風味の広がる上質なマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

手頃な熟成型ピノを求める方に
長期熟成に耐えるワインは、ポテンシャルの高い成分豊かなブドウから造られるワインですが、価格も高騰してしまいがちです。

そんな中でも、比較的手頃な価格で熟成を楽しめるのがこのフィリップ・ルクレールと言えます。

贈り物やプレゼントに
熟成にも十分耐える上質なワインは、贈り物やプレゼントにも喜ばれるのではないでしょうか。

ちょっと大きめで独特のボトルデザインは印象的で、

「あ~○○さんからこのワイン貰ったな~」

と贈り先の方の記憶にも残りやすいかもしれません(笑)

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「美味しいけどまだ若いかな。10年熟成の2006は。」

良い口コミ

「わずかにくすんだ熟成感ある色合い。ドライフラワーにレーズン、梅の香りで、円熟味のある熟れた果実味にタンニンと酸はよく馴染んでいる。これぞクラシックなブルゴーニュスタイルといった長期熟成タイプでとても気に入ったよ。16年熟成の1999。」


「15年目の2000はよく熟成されていますが、まだ果実味もしっかりしていますね。とてもポテンシャルの高い優れたワインだと感じました。」


「熟した果実香に血液のような鉄分を感じる香り、スパイスもあります。力強い果実味でスパイシーさとミネラリーな味わい。ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強さと、繊細なエレガントさを併せ持った良質なワインですね。5年熟成の2011。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    12%
美味しい     48%
普通       40%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

このワインは口コミはやや少なめでしたが、飲まれた方の傾向としては、価格の割には非常に満足度の高い評価を得ている印象でした。

特に熟成させることで真価を発揮している傾向もハッキリしており、逆に若いうちは低評価まではいきませんが、平均的な評価をする方も多かったので、10年以上の熟成をさせるという選択が正しいのかもしれません。

そして、ちょっと若すぎたというマイナスコメント以外は、このワインを悪く評価する方は見当たらず、若い場合でもそれなりに評価は高い傾向ですから、比較的万人受けしやすい良質なジュヴレ・シャンベルタンと言えるのではないでしょうか。

 

以上です。

フィリップ・ルクレールのイメージは広がりましたでしょうか。

経験豊富で想像力豊かな方は、飲まずして味わいがイメージできるかもしれませんが、なかなかそうはいきません。

結局飲んでみることでしか答えが出ないのがワイン。

ヴィンテージや熟成度合い、保存状態などでも答えは変わります。

この無限に存在する答えこそがワインのおもしろさであり、醍醐味ともいえるでしょう。

想像していたより良かったり、悪かったり。

まるで人生のようですね。

あなたのワインのある人生が豊かになる事を願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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