第76回 ドイツワインの特徴

産地別ワインの特徴


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ドイツ担当の先生
【好きな言葉】諸行無常

「すべての事柄は常に変化している、一瞬たりとも同じであることはない。それが諸行無常。そのことを理解しておまえの道を進むのだ。」

おぉ。なんだかドイツらしいしっかりとした信念をお持ちの先生のようです。
ありがたい言葉ありがとうございます。

 

さてドイツです。

ドイツは情報量も多いため数回に分けて解説します。

フランスやイタリアほどのボリュームはありませんが、ワインの階層の部分などで少しややこしい部分があります。

他のワイン生産国には無い独特の基準でカテゴリー分類されるワインは興味深く、品質も年々向上しています。

しっかり理解してドイツワイン選びに役立てばうれしく思います。

■ドイツワインで知る事■

【ドイツワインの基本データ
【ドイツワインの特徴
【ドイツワインの格付け階層
【ドイツ13特定ワイン生産地域とその特徴

今回は前半です。

1、ドイツワインの 基本データ

【ワイン生産量】
・約900万ヘクトリットル
※フランスの5分の1程度

【ブドウ栽培面積】
・約10万ヘクタール
※フランスの8分の1程度でボルドーよりも少し狭い

【ワイン消費量】
・約2000万ヘクトリットル
※世界4位で1位のアメリカは約3200万ヘクトリットル

「因みに2位フランス、3位イタリアだ。だだし今はの話だ。時が進めば変わる。中国が1位になるかもな。諸行無常だ。」

【主要品種白ブドウ
リースリング
ドイツを代表する品種で黒ブドウ白ブドウの中で最も栽培される品種でもあります。上品な香りと心地よい味わいです。

ミュラートゥルガウ
アロマティックで若いうちに楽しめる軽快なワインに適しますが減少傾向です。

リヴァーナーとも呼ばれる。」

グラウブルグンダー
厚みのある味わいのワインを生みます。

ピノグリの事でルーレンダーと呼ばれる事もある。ドイツにはブルグンダーと付く品種がいくつかあり別名もある。試験の者は間違えないようまとめて覚えるのだ。」

ヴァイスブルグンダー
柔らかで優雅な香りを持ち、豊かな酸味が感じられるエレガントなワインを生みます。

ピノブランだ。」

シルヴァーナー
香りも酸も穏やかです。環境によって味わいを変化させる点においてシャルドネに似ています。

【主要品種黒ブドウ
シュぺートブルグンダー
黒ブドウの中で最も生産される品種で繊細さのある優美なワインを生みます。

ピノノワールだ。これは特に有名だ。」

ドルンフェルダー
シュペートブルグンダーに次いで多く栽培されます。
濃いルビー色で、フルーティで柔らかな味わいです。

ポルトギーザ―
軽快で柔らかなデイリーワインに多く使われます。

2、ドイツワインの特徴

・主要ワイン生産国の中でも最も北《北緯47°~52°》に位置する冷涼な産地です。

・以前《1960年~70年代》甘口白ワインが大ブームになったことから、そのようなイメージを持つ方も多いですが、上質な甘口白ワインも残しつつ辛口白ワインも多く造られるようになり、さらに赤ワインにも力が入れられるようになり、全体の35%程度は赤ワインで品質も年々向上しています。

収穫時のブドウの糖度の高さによって品質をカテゴリー分類する独自の階層を持っています。

 

以上です。

今回はこのくらいにしましょう!!

次回ちょっとややこしい格付け階層についてです。
辛口ワインかと思ったのに極甘口だった!!
なんて事が起こらないようちゃんと知りましょう。


「努力を惜しまぬ者は希望を語り、怠ける者は不満を語る。」
「どっちを選ぶのだ・・・。己の選んだ正しい道を進むのだ。」

はい!希望を語り努力を惜しまない素敵な人になります!!

またよろしくお願いいたします。

 

 

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