第81回 ポルトガルワインの特徴

産地別ワインの特徴


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ポルトガル担当の先生
【好きな言葉】右でもなく左でもなく上でもなく下でもなく前

「猪突猛進だ。道無き道を行け。行けばわかるさ。」

おぉ!とってもまっすぐな先生ですね!!
前進あるのみですね。


「そう、お前の踏み出したその一足が道となるさ。」

 

国土面積は日本の約4分の1、人口は約1000万人と比較的小さな国ですが、ワインは主要産業の1つです。

1人当たりの米や魚介類の消費量が日本に近く、日本と似た食文化を持つと言われるポルトガルですが、どのようなワインが造られているのでしょう。

■ポルトガルで知る事■

【ポルトガルワインの基本データ
【ポルトガルワインの特徴
【ポルトガルワインの格付け階層
【ポルトガルワインの主要産地とその特徴

以上です。
ポルトガルもボリュームがあるため2回に分けて解説します。
というわけで今回は前半です。

1、ポルトガルワインの 基本データ

まずは全体像。

【ワイン生産量】
・約620万ヘクトリットル
※フランスの8分の1程度

【ブドウ栽培面積】
・約20万ヘクタール
※フランスの4分の1程度

【一人当たりの年間ワイン消費量】
・約44リットル
※世界4位

【主要品種白ブドウ
フェルナォンピレス
白ブドウで1番多く栽培されます。早摘みのブドウからはフレッシュなワインを生み、遅摘みブドウからは甘口ワインが造られたりしています。

「別名はマリアゴメス。覚えるのは誰?そうお前だ。」

アルバリーリョ
世界的に評価の高まっている品種で、華やかな香りが特徴的です。ポルトガルワインにしては珍しく単一で使用されます。

ゲヴェルツトラミネールヴィオニエに似ていると言えばわかりやすいか。」

アリント
非常に酸が強い事が特徴的で、エレガントなスタイルのワインを生みます。酸を補うためのブレンド用として使用されることが多いです。

エンクルザード
濃厚でありながらエレガントさもある品種で、注目されつつあります。

ブルゴーニュのようなワインになる可能性があるとして注目されてるぞ。飲むのは誰・・?そう!お前だ。」

【主要品種黒ブドウ
トウリガ・ナショナル
ポルトガルを代表する品種で、エレガントなものから力強いものまで造られ、全国に広がっています。

トウリガ・フランカ
主にブレンド用に使われ濃厚な色調と豊かな香りをもたらします。

ティンタロリス
最も造られる品種でブレンドされることが多いです。

テンプラニーリョのことだ。しっかりとした味わいだ。」

バガ
単一で使用される黒ブドウとして知られます。若いうちは濃密で渋味の荒さを持つワインが多いですが、10年以上の熟成で真価を発揮しまろやかで複雑な味わいに変貌します。

2、ポルトガルワインの 特徴

固有品種が多い
主要品種のところでもお気づきかもしれませんが、固有品種が多くその数はなんと250を超えるほどです!!

多様なワイン
固有品種が多い事もありますが、気候条件なども様々でいろんなタイプのワインが造られます。

複数品種をブレンドする
単一品種でワインを造る事もありますが、様々な品種をブレンドする伝統があります

にはなんと200種以上ブレンドする奴もいる!!なかなかの猪突猛進ぶりだ!!」

酒精強化ワインも有名
ポートワインマデイラといった酒精強化ワインも有名です。詳しくは後日様々なワインのカテゴリーで解説します。

 

以上です。
今回はひとまずここまでです。

次回は、
【ポルトガルワインの格付け階層
【ポルトガルワインの主要産地とその特徴
について解説していきます。

それでは次回もしっかりついて来て下さい!!


「ついて行くだぁ?お前が行くから道になる。だろ?」

そうでしたね!!
失礼しました。
あなた自身で突き進んで下さい!!


「そう。決めるのは誰だ。行くのは誰だ。やるのは誰だ!そーぉお前だ!お前が舵を取れぇ~。前へ前へ前へ。」

はい!どこかで聞いたことあるセリフですが突き進みましょう!!

 

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