★ダビデ先生★
【好きな言葉】肉体美
「久しぶりだな・・。少しは賢くなったのか?」
あ・・確か・・シャブリの時はお世話になりました!!
「確か・・だと?」
「お前。俺を確か程度でしか覚えておらんのか!!」
すみません!!確信です。
シャブリで奥様共々お世話になりました。
「まぁ良いわ・・。その程度の記憶力では先が思いやられるわ・・。脳も筋肉と同じだ!常に鍛えておくのだ!!」
はいっ!!
久しぶりの登場でこの高圧的自信(笑)
でもとても説得力のある先生ですから素直に聞かせていただきます。
さて、ブルガリアです。
ブルガリアといえばヨーグルトですよね。
というよりはヨーグルト以外は・・・?
言えません!!
「たわけが!!」
ごめんなさい。
しかし、でも、やはりワインも造っていました。
歴史も古く紀元前からワインをつくっており、2007年のEU加盟によってワイン造りにも力が入るようになりました。
1、ブルガリアワインの 基本データ
場所です。
【ワイン生産量】
・約230万ヘクトリットル
※フランスの20分の1程度
【ブドウ栽培面積】
・約5万ヘクタール
※ブルゴーニュと同じくらい。
【主要品種黒ブドウ】
・ガムザ
強めの酸を持ち、タンニンは穏やかです。2~3年の熟成で飲み頃を迎えます。
「別名ガダルカだ。」
・パミッド
軽快でシンプルな味わいです。
・マヴルッド
豊かな果実味を持ち、酸もタンニンも強めで熟成向けのフルボディな味わいです。
「ローヌのシラーに似ると言われる。」
※その他カベルネソーヴィニヨンやメルロー―などの国際品種も造られます。
【主要品種白ブドウ】
・ディミャット
桃のような香りを持ち、フレッシュでフルーティな味わいです。
・ミスケット
リンゴ・ハチミツ・ハーブの風味を持ち酸は穏やかなワインを生みます。
※その他シャルドネやリースリングといった国際品種も造られます。
2、ブルガリアワインの 特徴
【エレガントさのあるワイン】
緯度としてはイタリア中部やスペイン北部と同じくらいですが、比較的冷涼な産地で、赤白共にエレガントさのあるワインが造られます。
【土着品種が多い】
「2000を超える土着品種がある!!」
参りました!!
それらの品種から特徴的なワインも造られます。
3、ブルガリアワインの 格付け(品質分類)
ブルガリアワインの格付けは【4階層】です。
格上から順に。
【1、PDO】
原産地呼称保護ワインです。最上級のワインで全体の約1%です。
【2、PGI】
地理的表示保護ワインです。PDOに次ぐ品質で全体の約40%です。
【3、ヴァラエタルワイン】
ブドウ品種をボトルに表示できるカジュアルなワインです。全体の約15%です。
【4、原産地呼称の無いワイン】
テーブルワインです。こちらが最も多く全体の約45%です。
4、ブルガリアワインの 主要産地とその特徴
ブルガリアの主要産地は3つあります。簡単に解説します。
「試験の者はその他の産地と位置関係も知っておくのだ」。
そうですね。
【ドナウ平原】
ブルガリア最大の産地。恵まれた日照があり、様々な品種から様々なワインを生んでいます。
【ローズヴァレ―】
白ワインで有名な産地。近年ワイナリーも増えて注目されています。
【トラキアヴァレ―】
カベルネソーヴィニヨンやシャルドネなどの国際品種を多く造る産地で、近年大規模な投資も入り活気があります。
5、ブルガリアの
有名ワイン(ワイナリー)
それでは実際どのようなワインがあるのでしょう。いくつか紹介します。
【ベッサ・ヴァレ―・ワイナリー】
2001年に設立された新しいワイナリーで、ボルドー系品種のワイン造りで成功しています。赤ワインの《エニーラ》はボリュームのある果実味で、やさしく親しみやすい旨味たっぷりの味わいで、人件費が安いなどの理由からコスパにも優れます。
【テラ・タングラ】
巨大な自社ブドウ園と最新醸造設備を所有しており、国際品種やブルガリア土着品種を使って造られたワインは世界中で評価され有名になりました。
【カタルジーナエステート】
ブルガリアを代表するトップワイナリーで、数々の受賞歴もあります。お値段もなかなかですがそれだけの実力があります。
■まとめ■
・ブルガリアは様々な土着品種や国際品種からエレガントさのあるワインを造り、これからにも期待できる国。
以上です。
いかがでしたか?
未知のブドウ達が出現しましたね!!
紹介したブドウ以外にもまだまだたくさんあります。
だって2000超えるんですからね!!
そんなの全部言える人いるんですかね(笑)
・・・
「相変わらずこの私をなめとるな・・。」
失礼しました!!
そういう意味ではいってませんが。
「兄貴!こいつなめてますよ!!」
「誰だ貴様は!!」
「くそ~。2000種以上の品種は知ってるくせに・・。俺の事はちっとも覚えやしない・・。もうダビデ兄の部下になって半年経つのになぁ。」
さておき。
そんな無数に近いワインが存在します。
なるべくたくさん経験して楽しみましょう!!
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