第99回 南アフリカワインの特徴・品質分類(格付け)


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「南アフリカではおいしいワインを造るだけではなく、もっと大きな視野を持ってワインが造られます。世界が幸せに包まれる事を願う立場としては解説せずにはいられませんでした。」

シャンパーニュの先生。

お久しぶりです。

南アフリカはそんな視野を持っているのですか?

やさしい先生が言うのですから間違いありませんね!!

さて、今回は南アフリカです。
最近はよく見かけるようにもなりましたね。

1994年にアパルトヘイトが撤廃されたことで海外市場への取り組みが強くなり、輸出量は20年で20倍に増える勢いです。

コスパに優れることも有名ですが、環境と人に配慮したワイン造りは有名で、注目すべき国と言えます。

《南アフリカで知る事》

【南アフリカワインの基本データ
【南アフリカワインの特徴
【南アフリカワインの品質分類
【南アフリカワインの主要産地と特徴・有名ワイン

以上です。
南アフリカも情報が多いので前編と後編に分けて解説します。

それでは今回は、
1、南アフリカワインの
基本データ

2、南アフリカワインの
特徴

3、南アフリカワインの
品質分類

について解説しましょう。

1、南アフリカワインの
基本データ

全体像も知りましょう

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【ワイン生産量】
・約970万ヘクトリットル
※世界9位でフランスの5分の1くらい

【ブドウ栽培面積】
・約10万ヘクタール
※世界12位でフランスの8分の1くらい

【主要品種白ブドウ
シュナンブラン
かつてスティーンと呼ばれたブドウです。
南アフリカで最も多く生産される品種で、シュナンブランでは世界最大規模の生産量です。
辛口から甘口まであり、コスパに優れたワインを生んでいます。

コロンバール
シュナンブランに次いで2番目に多く造られ、軽快で爽やかなワインを生みます。

ソーヴィニョンブラン
爽やかでエレガントな味わいです。

シャルドネ
軽快でエレガントなものから厚みのある味わいのものまで生みます。

【主要品種黒ブドウ
カベルネソーヴィニヨン
黒ブドウでは最も栽培されます、力強い味わいでボルドーブレンドで造られる場合が多いです。

シラー
なめらかで口当たりの良い味わいで、近年増加中です。

ピノタージュ
南アフリカ独自の品種で、フルーティーな風味を持ちバランスの良い味わいです。

「特に試験の方はピノノワールとサンソ―の交配品種である事は知っておいてくださいね。」

メルロー
カベルネソーヴィニヨンと同様に、ブレンドによって複雑さのあるワインを生むことが多いです。

2、南アフリカワインの
特徴

コスパに優れる
人件費などのコストが安いため、コスパに優れたワインが生まれます。

バランスの良い味わい
雨が少なく乾燥し、昼夜の温度差も大きくブドウがよく熟す恵まれた気候を持っています。そんな環境から生まれるワインの味わいは、エレガントさのあるフランスとパワフルなカリフォルニアの中間程度の、バランスの良い味わいのワインが多いです。

厳しい環境基準
世界一厳しい環境基準が設けられており、様々な取り組みで自然環境や人々の健康にも配慮したワイン造りが行われています。

フェアトレードワイン
「フェアトレードワイン」の仕組みがあり、貿易などの取引において立場の弱い生産者が、不当な価格で買いたたかれることが無いように、また不当な低賃金労働の無いように取り図られるようになっています。

「立場の弱い方々を守る素晴らしい仕組みですね。世界中の手本となってゆくといいですね。」

3、南アフリカワインの
品質分類

南アフリカでもワイン産地の品質の信頼を守るために、
WO(wine of origin)というワイン法があります。

そして、WOの産地名、ブドウ品種名、ヴィンテージをラベルに表示するには以下の規定を守らなくてはいけません。

【WOの産地名を表記するには】
100%その産地のブドウを使う。

【ブドウ品種・ヴィンテージを表記するには】
85%以上そのブドウを使う。

というものです。
産地、品種、ヴィンテージの表記があればよい品質というくらいの認識でよろしいかと思います。

《サステイナビリティ認定保証シール》

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味わいや品質のレベルの概念とはズレますが、南アフリカにはケープ植物区保護地域群という世界自然遺産があります。

このことなどから、
自然環境に配慮して農薬を抑える。
排水を浄化する。
生物多様性を保護する。
また働く労働者の健康と安全を守る。
という取り組みがあり、それを満たしているワインにはサステイナビリティ認定保証シールが貼られています


「自らのワインの品質を高めることだけでなく、地球全体がよくなる事を意識したこの取り組みは、世界のスタンダードへと成長してゆくことでしょう。」

■まとめ■

・フランスとカリフォルニアの中間程度のバランスの良い味わいの南アフリカのワインはコスパにも優れている

・産地、品種、ヴィンテージがラベルに表示されるほど品質も確か。

自然環境や労働環境にも配慮したワイン造りを行っている。

 

以上です。

いかがでしたか?
フェアトレードの仕組みやサステイナビリティ認定保証の仕組みは、他の生産国にはない素晴らしい取り組みですね!!

ますます南アフリカのワインを買いたくなってきます🎵

品質もコスパも素晴らしいですから、今後さらに発展が期待できる産地ではないかと感じました。

それでは、次回は主要産地と有名ワインですね。

ぜひ知って飲んで下さい!!


「皆さん、おいしいワインが飲めるのは奇跡のように恵まれたこの地球環境、そして働く人々の力なくしては考えられません。このような南アフリカの取り組みを理解して、地球全体が幸せに包まれる事を願いましょう。」

本当にそうですね。
今回はスケールの大きな学びもありましたね。
先生!!やさしくも力強い言葉をありがとうございました!!

私が選ぶ飲むべき一本です
【ネイピア レッドメンダリオン】
ボルドーブレンドで造られるこの赤ワインは、非常に心地よい旨味と複雑味があり、スルスル飲めてしまうような上質ワインです。

よかったらお試し下さい。

 

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もっと頑張ります!!

加藤敦志

投稿者: 加藤敦志

加藤敦志と申します 名古屋のふぐ・季節料理を扱う楽楽楽(さんらく)八事店の店長で ソムリエやらせてもらっています。 あなたに役立つワインの知識・おすすめワイン・ワイン関連商品などいっぱい紹介します!! さらにくわしいプロフィールはhttps://wine-no-susume.com/profile/です

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