さて、日本ワインの解説も最終回ですね。
最後は【北海道ワイン】【山形ワイン】特徴・おすすめワインについての解説です。
「我々消費者の魂の叫びが生産者に届けば、奇跡の日本ワインが誕生し世界の頂点を極める日が来るであろう・・・」
おぉ・・。
世界の頂点ですか。
全てのワインは人が造るわけですからね。
不可能ではありませんね!!
スケールの大きい夢のあるナレーション素敵です!!
北海道ワインの 特徴・おすすめワイン
《プロフィール》
長野県に並んでワイン造りに活気がある産地で、ワイナリーも急増中です。
梅雨が無く湿度の低い気候条件はブドウ栽培に向いており、これからにも注目の産地です。
《主要品種白ブドウ》
【ナイアガラ】
長野に次いで多く栽培しています。
フレッシュでフルーティな味わいのワインを生みます。
【ケルナー】
ドイツ系品種で、フレッシュさと豊かで厚みのある果実味を持ち合わせます。
【ミュラートゥルガウ】
ドイツ系品種で、爽やかでみずみずしいフルーティな味わいです。
《主要品種黒ブドウ》
【キャンベル・アーリー】
アメリカ系品種で、チャーミングなフルーティさを持ったワインを生みます。
【ツヴァイゲルト】
オーストリア原産で、フルーティでタンニンもしっかりあるワインを生みます。
【セイベル13053】
飲み口軽快で飲みやすいワインを生みます。
※生産量では以上の品種が主力ですが、ピノノワール、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネなども増加中で注目です。
北海道の おすすめワイン(ワイナリー)
【北海道ワイン】
国内外のコンクールで数多く受賞歴のある人気ワイナリーです。まずはこちらのワイナリーが造るワインを試してもいいですね。
【池田町ブドウ・ブドウ酒研究所】
「十勝ワイン」という名の方が有名ですね。
独自に開発された黒ブドウ《山幸(やまさち)》《清見(きよみ)》などの品種から素朴さが魅力の興味深いワインが造られます。
山形ワインの 特徴・おすすめワイン
《プロフィール》
ワイン生産量全国4位の山形県。
長野や北海道のように次々とワイナリーが設立される勢いはありませんが、恵まれた気候を持ち、品質の高いシャルドネなどが有名です。
《主要品種白ブドウ》
【デラウェア】
山形で1番多く栽培される品種で、全国でも栽培面積1位です。
アメリカ系品種らしいフレッシュでフルーティな味わいのワインを生みます。
【ナイアガラ】
デラウェアと同じくフレッシュでフルーティな味わいのワインを生みます。
【シャルドネ】
生産量では白ブドウで3番目ですが、品質の良さではシャルドネの方が有名で、サミットで使用される実力があります。
《主要品種黒ブドウ》
【マスカット・ベーリーA】
黒ブドウで1番多く栽培されます。
渋味の少ないフルーティなワインを生みます。
【メルロー】
黒ブドウで2番目に多く栽培されます。
やさしく濃い味わいで品質も良い事で知られます。
【カベルネソーヴィニヨン】
黒ブドウで3番目に多く栽培されます。
力強さのある味わいで品質も良い事で知られます。
山形県の おすすめワイン(ワイナリー)
【高畠ワイナリー】
高品質なシャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、ピノノワールなども造っています。山形で最も有力なワイナリーと言えるでしょう。
■まとめ■
・北海道はワイナリーが増えつつある活気ある産地で、ヨーロッパ系品種の発展あるいは独自開発された品種にも注目が集まっている。
・山形はアメリカ系品種の生産量が多いが、シャルドネなどの国際品種から造られるワインの品質が高く有名。
以上です。
主要産地は4つ紹介しましたが、新潟、岩手、大阪などでもワイン造りは盛んです。
その他九州などでもワインは造られるようになっていて、日本全国ほとんどの都道府県にワイナリーが存在するようになっています。
あなたの身近なワイナリーを知るのも有益ですね。
というわけで、今回を持ちまして日本ワイン終了です。
解説した通り急成長中の日本ワインですから、歴史以外の情報は変わっていくこともあると思います。
そんな変化、成長していく日本ワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「長きにわたって試練に挑み成長を繰り返してきた日本ワインの歴史が今後どうなってゆくのか・・。このわしの目を持ってしても読めぬ・・。だが、言える事は我々消費者が興味を持ち、そして飲む事が日本ワインを成長させる。自身の人生を賭けた勇気ある先人達もそれを望んでいるのだ・・。」
そうですね。
飲む人がいて成り立つワインですね。
染み入るようなナレーション担当の方とも一旦お別れです。
またお願いします!!
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