カステッロ モナチ コリバンテの価格と味は?飲み頃に口コミなど詳しく解説

おすすめ【赤】ワイン

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濃いめのフルーティーな味わいで人気の銘柄。

口コミの量こそ少ない銘柄ですが、優しい味わいへの評判は高く、コスパの良さを褒める意見も少なくありませんでした。

プーリアらしい果実感満載の手頃な赤ワインの選択肢にいかがでしょうか。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》カステッロ モナチ コリバンテ

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《価格》

1500~2000

《ブドウ品種》
シラー
マルヴァジーア ネーラ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   やや辛口
《産地》   イタリア>プーリア州
《生産者》  カステッロ モナチ

プロフィール
カステッロ モナチはコスパの良い手軽な価格帯のワインで人気のプーリア州のワイナリーです。

創業は1975年で、2000年からワイン造りを本格化。プーリアの伝統品種はもちろん、カベルネやシャルドネなどの国際品種まで幅広く手掛ける生産者です。 

今回紹介しているコリバンテは、数あるラインナップの中でも最も口コミ満足度が高いと感じた銘柄
ちなみに「コリバンテ」とはタンバリンのリズムに合わせてエネルギッシュに踊る踊り子たちを意味しています。

《味わいの特徴》

優しく濃い果実味
若さと円熟感を両立した
コスパワイン

このワインの特徴は、ほんのり甘さのある濃いめの果実味を穏やかな酸とシルキーなタンニンがまとめる優しい飲み口にあります。
また、ブドウの若々しいフレッシュさと円熟した落ち着きあるニュアンスが同時に感じられるところも特徴的です。

【外観】
紫がかった深く濃いルビーレッド

【香り】
チェリーやラズベリーなど赤い果実のフレッシュさに、ブラックベリーやレーズンなどの落ち着きある果実香が豊かに広がり、バラやスミレの華やかさや、樽に由来するコーヒーやチョコレートニュアンスも垣間見えます。

【味わい】
充実感ある果実味主体の味わいで優しい甘味があり、穏やかな酸とシルキーなタンニンと相まってなめらかな飲み口。
豊潤な果実の風味にスパイスや樽の風味も複雑性を高めており、全体のバランス感覚に優れています。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

温暖な気候
イタリア南部に位置するプーリア州は典型的な地中海性気候。
温暖で乾燥し雨も少ないためブドウはよく熟し、酸は穏やかで凝縮感ある果実味主体のワインが生まれる傾向です。

品種の個性
60%使用されるシラーは、色合いは非常に濃く、カシスやベリー系の豊かな果実の風味に加えてブラックペッパーのようなスパイシーなニュアンスがある。
40%使用されるマルヴァジーア ネーラは、豊かなチョコレートの風味があり、プラムや花の香りがする傾向です。

収穫年の違い
シラー当年収穫されたものを使うため、若々しくフレッシュな風味を表現。
マルヴァジーア ネーラ前年に収穫し1年間熟成させたものを使用しており、落ち着きあるふくよかさや熟成感を表現します。

ステンレスタンクと樽
シラーはステンレスタンクで熟成しており、当然樽の風味は付きません。
密閉性が高く酸化防止効果があり余計な香りも付かないため、ブドウのピュアな果実感がストレートに反映されるのがステンレスタンクの特徴です。

マルヴァジーア ネーラは小樽で熟成されるため樽の風味が反映され、ステンレスタンクと違い酸素に触れる効果があることで落ち着きある熟成感が現れます。

 

以上のような品種と醸造工程の違いによって、フレッシュさと熟成感を両立した味わいが生まれます。

 

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
やや低めの14℃程度にすれば酸が際立ち引き締まった印象。上品な飲み口が楽しめます。

温度を上げるほど酸は穏やかな印象になり、香り、甘味、旨味が広がる味わいが楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

ブドウ収穫年から2~5年
※一般的傾向や口コミから推測

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《適正グラス》

【大ぶりのグラス~小ぶりのグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計された大ぶりのグラスを選ぶことで、芳醇な香りと味わいを感じやすくなります。
どちらかと言えば気軽なワインですから、冷やし気味にして小ぶりのグラスで飲んでも軽快な飲み口が楽しめます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


トマト系のパスタ


ポークグリル

など、果実感が濃いめのワインの味わいは同じく濃いめ料理との相性が良く、互いの味わいを引き立て合います。
濃いめの果実感が主体の飲み口ですから、スパイシーな肉料理などの味わいを優しくまとめてくれる効果もあります。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

3年熟成の2015の第一印象はちょっと甘めな感じでしたが、時間経過で渋味とのバランスが良くなっていく印象。果実味主体の味わいにマイルドなコーヒーやチョコの風味、そしてヨーグルトを思わせる乳酸菌のニュアンスもあります。悪くはないですが、もう少し香りの広がりや奥行きが欲しいワインでした。

良い口コミ

可愛らしい果実感いっぱいの味わい♪2000円なら満足しかない!♪


2年熟成2019。豊潤で飲み応えのある味わいは豚肉のグリルにもピッタリの相性でした!♪


優しい甘味のある果実味とマイルドな酸は、牛肉のステーキよりも甘味と酸味と辛味のある韓国料理と抜群の相性。これはワインが止められない。

メガネが光る人のイラスト(女性)
上品なボトルデザインのイメージ通りの味わい。3年熟成の2014は果実味と酸のバランスも良くおすすめできる銘柄です。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     7%
美味しい     57%
普通       36%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

プーリアらしい濃いめの果実感とバランス感覚、そしてコスパの良さで満足度は高い印象です。

ネガティブコメントはほぼ見られませんでしたが、果実の甘味とマイルドな酸とタンニンがある優しい飲み口ですから、骨格ある力強さやドライな味わいが好きな方にはおすすめできないと感じました。

とはいえ、甘味はしつこくなく全体のバランスも良い親しみやすさへの好感はとても高い印象です。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

カステッロ モナチ コリバンテ

価格
1500~2000


ほんのり甘さのある濃いめの果実味を穏やかな酸とシルキーなタンニンがまとめる優しい飲み口。
また、ブドウの若々しいフレッシュさと円熟した落ち着きあるニュアンスが同時に感じられるところも特徴的。


飲み頃
ブドウ収穫年から2~5年
※一般的傾向や口コミから推測

口コミ
プーリアらしい濃いめの果実感とバランス感覚、そしてコスパの良さで満足度は高い印象。
ネガティブコメントはほぼ見られないが、果実の甘味とマイルドな酸とタンニンがある優しい飲み口は、骨格ある力強さやドライな味わいが好きな方には不向きと感じた。とはいえ、甘味はしつこくなく全体のバランスも良い親しみやすさへの好感はとても高い。

以上です。

プーリアらしい果実感いっぱいの味わいで、カリフォルニアなどのニューワールド系の果実味主体の味わいが好みの方におすすめしたい銘柄だと感じました。

あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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