ヴェルデホから造られるワインで特に好評と感じた銘柄。
スペインを代表する品種のひとつで、DOルエダで多く栽培される白ブドウがヴェルデホです。
そのルエダのヴェルデホから造られるいくつかの銘柄の中でも、特に口コミ満足度が高いと感じたのがプロトス。
スッキリ系の味わいを求める方におすすめできる銘柄だと感じました。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》プロトス ヴェルデホ
《価格》
【1700前後】
《ブドウ品種》ヴェルデホ
《ボディ》 ライト~ミディアムボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 スペイン>ルエダ
《生産者》 ボデガス プロトス
ボデガス プロトスはリベラデルドゥエロとルエダにワイナリーを持つ由緒ある生産者。 1927年に設立され1929年のバルセロナ万博で金賞獲得で名声を獲得。
当初は「ボデガス リベラ ドゥエロ」でしたが、1982年にDO「リベラ デル ドゥエロ」が設立される際にその名称を譲りました。
その後は「プロトス」(ギリシャ語でNO.1の意)となり、「1番であること」に誇りを持ってワイン造りを行っています。
《味わいの特徴》
まろやかな果実味
爽やかな酸を両立した
ピュアでバランス良い味わい
【外観】
輝きのあるレモンイエロー
【香り】
レモンや青リンゴの爽やかさに、ラフランスや白桃のようなフルーティーさも加わった果実香に、白い花の上品さも加わった豊かな芳香が広がります。
【味わい】
適度に厚みのあるまろやかな果実味。豊富な酸は爽やかでスッキリとした飲み口を表現しており、柑橘系の爽やかなニュアンスを残した軽快な余韻があります。
それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。
■品種の個性■
100%使用されるヴェルデホは柑橘類やハーブの香りがあり、酸が豊富なフレッシュな果実味と適度なコクを持った味わいを生む傾向です。
■ステンレスタンクで発酵・熟成■
発酵も熟成もステンレスタンクを使用しており、当然樽の風味は付きません。
密閉性が高く酸化防止効果があり余計な香りも付かないため、ブドウのピュアな果実感がストレートに反映されるのがステンレスタンクの特徴。
また、樽と違って買い替えるなどのコストも掛からず、価格が抑えられるのもステンレスタンクの特徴です。
《飲む時の適正温度》
【5℃~10℃】
よく冷やせば酸味が際立ちキレの良い飲み口が楽しめます。
少し温度を上げれば穏やかな印象になり、フルーティな風味の広がりが楽しめます。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【飲み頃】
ブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向や口コミから推測
《適正グラス》
【小ぶりor中庸で膨らみのあるグラス】
温度が上がりにくい小ぶりのグラスで飲めば、軽快で上品な味わいが楽しめます。
温度が上がりやすく香りも取りやすい膨らみのあるグラスで飲めば、広がりある味わいが楽しめます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
エスカルゴのブルゴーニュ風
鮮魚のカルパッチョ
バランス良く爽やかな白ワインには魚介類がよく合いますし、ハーブ類や酸味の効いた料理にもよく合います。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【ネガティブな口コミ】
このワインに対する具体的ネガティブコメントはありません。
【良い口コミ】
ソーヴィニヨンブランを思わせる爽やかなワインですが、ソーヴィニヨンブランの青っぽさは無いところがgood!和食にも合わせやすいんじゃないかな。
豊潤かつ軽快でスッキリ♪夏なら水のようにゴクゴク飲めちゃいそうな感じで、誰にだって好まれそうなワインですね~~。
なんだか評判良いみたいだけど、確かに美味しいですね。爽やかな果実香とまろやかな果実味で、キレの良い酸がまとめるバランスも良く、外で飲みたくなるようなワインだと思いました。
こういうタイプは初めてで面白い!♪辛口ではあるけどボリューム感がありドライではないんです。
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 0%
美味しい 47%
普通 50%
良くない 3%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
軽快でバランス良い味わいへの好感は高い印象です。
無言の低評価もありましたが具体的ネガティブコメントは無し。
複雑で奥深いワインでは無いため感動評価こそありませんが、フレッシュで心地よい飲み口で、価格も考慮すれば満足度は高いと感じられました。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
プロトス ヴェルデホは
【価格】
1700前後
【味】
適度に厚みのあるまろやかな果実味。
豊富な酸は爽やかでスッキリとした飲み口を表現しており、柑橘系の爽やかなニュアンスを残した軽快な余韻がある。
【飲み頃】
ブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向や口コミから推測
【口コミ】
軽快でバランス良い味わいへの好感は高い印象。
無言の低評価もありましたが具体的ネガティブコメントは無し。
複雑で奥深いワインでは無いため感動評価こそ無いが、フレッシュで心地よい飲み口で、価格も考慮すれば満足度は高い。
以上です。
スッキリ系の品種の代表といえばソーヴィニヨンブランですが、ミュスカデ、甲州、ガルガーネガ、そして今回紹介したヴェルデホも候補に持っておくと選択肢の幅が広がりそうです。
あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
|
コメント