白ブドウ2回目です。
今回も興味深い品種が続々です。
★イタリアの先生★
【知らない事】二日酔い
「ひざじぶりだな~。元気にじてだがぁ~。ぎのうも30本飲んだぞぉ~」
お久しぶりですね!!30本飲んでも二日酔いにならないなんて!!
今日はイタリアの品種が多いですから解説お願いします!!
「わがっだぞ~。おわっだらごの前あんだが持っでぎだ《ふづがよい》また飲ぼ~なぁ~。」
はい!!(二日酔いは持って行ってませんが)
ちょっと聞き取りづらい先生ですがご容赦ください・・・。
それではいきましょう。
【ヴィオニエ】 華やかな香りと穏やかな酸
《産地》
南フランス カリフォルニアなど
《特徴》
白桃やライチを思わせる華やかな芳香性が特徴的で、その香りはゲヴェルツトラミネールとも似ています。酸は比較的穏やかで、やや辛口のワインになる傾向です。ただし生産者や産地によって味わいは異なり、例えばフランスのヴィオニエはエレガントさのある品質なのに対して、カリフォルニアでは熟した果実味が前面に出たジューシーな味わいになりやすいです。
特に品質が高いのはフランスのコート・デュ・ローヌの北部で、AOCコンドリューなどが有名ですね。
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【クライン ヴィオニエ】
カリフォルニアのアロマティックでほのかに甘味の感じられるコスパワインです。
よかったらお試し下さい。
【ヴィダル】 トロピカルなアイスワイン用
《産地》
カナダ
《特徴》
カナダのアイスワインを生む品種として知られる品種です。
桃やトロピカルフルーツのような豊かな香りを持ち、複雑さもあるアイスワインを生みます。
※アイスワインとは、あえて冬まで収穫を待ち、凍って水分が抜け糖度が高くなったブドウを使う甘口ワインです。
「ユニ・ブランとセイベル4986の交配品種だぞ~」
そうですね。試験の方は抑えておきましょう。
【ヴェルデーカ】 フレッシュでフルーティー
《産地》
イタリア南部
《特徴》
イタリア南部で少量栽培される希少品種です。
柑橘系の香りでフルーティな味わいと強めの酸を持った爽やかなワインを生みます。
【ヴェルメンティーノ】 フレッシュでミネラリー
《産地》
イタリア 南フランス
《特徴》
柑橘類や白い花などの香りを持ち、味わいはサッパリからしっかりまで生産者によって様々。
軽快な酸味と塩っぽいミネラル感が特徴的です。
イタリアではサルデーニャ島などで主に栽培され、【DOCGヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ】などで知られます。
フランスではプロヴァンス地方で主に栽培されます。
「フランズでは《ロール》って呼ばれでるぞ~」
【ヴェルディッキオ】 爽やかさのある上質から並質まで
《産地》
イタリア中部
《特徴》
ブドウの色が緑(ヴェルデ)である事が名前の由来の品種です。
そのためワインの色合いもグリーンがかったものが多く、フレッシュな香りに心地よう果実の風味があり、ほのかな苦味も感じられます。
上質なものは熟成にも向き、複雑な香りと柔らかな酸を持った味わいです。
見たことある方も多いのではと思いますが、魚型のボトル(ペッシェ・ヴィーノ)はこの品種から造られるカジュアルワインとして有名ですね。ペッシェ=魚でヴィーノ=ワインです。
【カジュアルに楽しみたい方にはペッシェヴィーノの白】。【上質なヴェルディッキオを味わいたい方には、DOCGヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ】でお試し下さい。
【ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ】 タンニンを持つ厚みのある辛口から甘口
《産地》
イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
《特徴》
白ワインなのですがタンニンが感じられることが特徴的です。
豊かな果実味と酸味を持った辛口ワインも造りますが、陰干しによって糖度を高めたブドウを使って造られる甘口ワインが有名です。
DOCコッリ・オリエンタリ・デル・フリウリで楽しめます。
【ヴェルナッチャ】 軽快な辛口から紹興酒のような味わいまで
《産地》
イタリア トスカーナ州 サルデーニャ州など
《特徴》
しっかりとした酸が特徴的なブドウで、トスカーナでは唯一白ワインのDOCGヴェルナッチャ・ディ・サンジャミーノに使用され、軽快な辛口ワインからハチミツの風味が加わり厚みのある上質なものまで造られます。
また、サルデーニャ州ではDOCヴェルナッチャ・ディ・オリスターノに使用され、ここではくわしく解説しませんが、シェリーのような造り方をするため独特の風味がある辛口白ワインを造ります。
「紹興酒を思いだず味だぞ~。中華にぼあいぞ~だ~」
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ コンティニ】
よかったらお試し下さい。
【ヴガヴァ】 豊かで少し甘口
《産地》
クロアチア
《特徴》
言いにくいマニアック感漂う品種です(笑)
ヴィオニエの祖先かも知れないと言われる品種で、美しい黄金色の外観でヴィオニエに似た華やかさのあるフルーティーな香りがあり、果実味豊かな少し甘口のワインを生みます。
ちなみに「ワインの女王」と呼ばれているらしいです。
シャルドネさんに怒られそうです(笑)
【エミル】 繊細で爽やか
《産地》
トルコ
《特徴》
繊細で爽やかさのある辛口ワインを生みます。
※簡単ですみません!!
それほど情報の少ない珍しい品種とわかりますね(笑)
【エルバルーチェ】 バランス良くやさしい甘味
《産地》
イタリア ピエモンテ州
《特徴》
ピエモンテ州限定品種です。
やさしい甘味があり酸も豊かでバランスの良い味わいです。
DOCGエルバルーチェ・ディ・カルーゾではスパークリングワイン、白ワイン、パッシート(陰干しブドウによる甘口)が造られています。
【エンクルザード】 濃厚かつエレガント
《産地》
ポルトガル
《特徴》
ポルトガルの注目品種です。
豊かな香りと果実味を持ちながらエレガントさもある品種で、ブルゴーニュの上質ワインのようになる可能性を持つのでは?と注目を集める品種です。
【DOCダン】でお試し下さい🎵
【オバイデ】 トロピカルで深い
《産地》
レバノン
《特徴》
シャルドネの祖先と考えられている品種です。
トロピカルな香りをで、豊かな酸とほどよい果実味があり、同じくセミヨンの祖先と考えられるメルワーとブレンドして造られるワインは、上質ボルドー白ワインを連想させる味わいです。
以上です。
いかがでしたか?
今回も試してみたくなる品種が続出でした!!
クロアチアやレバノンのあたりはワイン発祥の地と考えられるだけあって、【ヴガヴァ】や【オバイデ】のように祖先にあたる品種もあるのですね。
ぜひ味わってみて下さい🎵
まだまだ続きまーす。
「今がら全部のぼ~なぁ~」
さすが(笑)
その行動力も見習うべき先生なのでした。
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