ボノー・デュ・マルトレ コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ

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2019年ヴィンテージから始まるDRCのコルトン・シャルルマーニュに畑を貸し出した生産者

ブルゴーニュにおいてグランクリュのみを所有する生産者は僅か2つで、その内の1つ、もう1つはDRCであり一目置かれる存在。

2017年にあのカリフォルニア・カルトワインを代表する、スクリーミングイーグルに買収される。

この、情報だけでもそのポテンシャルの高さと話題性の大きさを感じる事ができます。

非常に歴史の長い生産者で、1855年の書物に既にその名が挙がっているほどです。

1994年からスクリーミングイーグルに買収される2017年4月まで指揮をとっていたモニエール伯爵は、買収されるにあたって、「最も重要なのは、ドメーヌの品位とアイデンティティが保たれること。」と語っており、栽培・醸造を手掛けるスタッフは以前と変わらず品質を保つと同時に、新たな向上も目指す取り組みも始まり、非常に注目を集める生産者となっています。

そのような情報はさておき、コルトン・シャルルマーニュの中で実際多くの方に選ばれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、このワインは「コルトン・シャルルマーニュの生みの親」と呼ばれ人気のルイ・ラトゥールを抑えて、最も多くの方に選ばれて(口コミされて)おり、品質も非常に高い事が伝わってきました。

なるほど、DRCが畑を貸してほしくなるほど優れたテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)を持っているのだと感じます。

《ワイン名》 ボノー・デュ・マルトレ コルトン・シャルルマーニュ

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《価格》

26000~55000円
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>アーロス・コルトン>コルトン・シャルルマーニュ
《生産者》  ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ

《特徴》

凛と引き締めるミネラル感
充実した成分は熟成で真価を現す
コルトン・シャルルマーニュの最高峰

「灼熱よりもそっと照らす明かり」

「樽の香りはワインそのものの味わいを覆い隠す、大切なのは酸とミネラル」

モリ二エール伯爵の言葉からもわかるように、このワインからは非常に豊かなミネラル感と、充実感に満ちた成分が感じられ、グラマラスというよりはスタイリッシュな印象で、その真骨頂は熟成を経る事で円熟味の深まった魅惑的品質に成長していきます。
ミネラル感とは、カリウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んだキリッと芯のある味わいで、硬水をイメージするとわかりやすく、キーンとくる感じです。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

最高の区画
西向きの斜面に位置する区画で、土壌は粘土が全く含まれない石灰質土壌。
このような土壌からは、非常に豊かなミネラル感を持ったワインが生まれ、日照時間も長いため充実した成分と優美さを持ったワインが生まれます。
実際DRCが畑を借りるという事は、恵まれた区画である事を強く印象付けています。

ヴィエイユ・ヴィーニュ
土地の成分を吸い上げる能力が高いなど、上質な果実を実らせる樹齢40~60年の古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のブドウを使用しています。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料は一切使わず、畑を耕す作業も土を踏み固めてしまう事のない小型トラクター使っています。
また、天体の動き(太陰暦)に合わせて農作業を行う事も厳格化されており、ありのままの健全で成分豊かな土壌が維持され、その成分を存分に吸い上げた上質なブドウが実ります。
また、特徴的なのは畑や土壌だけでなく、周辺に生息する動物・昆虫・植物の自然な生態系を維持することも重視しており、実際ボノー・デュ・マルトレイの丘には樹木が生い茂っており、コルトンの丘全体の環境を守っています。

控えめの樽香
コルトン・シャルルマーニュに大切なのは「酸とミネラル」と考えるモリニエール伯爵。
樽のニュアンスの反映しやすい新樽の使用比率を低く抑えることで、ほどよい樽とブドウの繊細な風味も感じられるワインを生んでいます。

【外観】
淡いレモンゴールド
熟成するほど濃いゴールドに変化していきます。

【香り】
若いうちは青リンゴや柑橘系のフレッシュさに、白桃のようなフルーティーな果実香、鉱物的なミネラル香に樽に由来するナッツやバニラなどの香りも複雑に感じられます。

熟成するほど果実香は円熟味を増し、アンズや蜂蜜など甘やかなアロマになり、アーモンドや焦がしバターといった落ち着きある複雑で魅惑的な香りも優雅に広がります。

【味わい】
凝縮感のある洗練された果実味が広がり、凛としたミネラルと豊富な酸が味わいを引き締め構造を形成し、塩味を感じるような旨味を伴った長い余韻があります。

熟成するほど成分は溶け合い、円熟を感じさせる甘やかさが現れ非常にリッチな印象になり、洗練された凝縮感のある果実味とミネラル感が一体となり深い旨味を感じます。
そして心地よい酸は全体のバランスを取り、いつまでも続くような複雑で優雅な余韻へ導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸味が際立ちエレガントさが増します。

温度を上げるほどふくよかで複雑な風味の広がりを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から7~40年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ白のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1974年 1
1975年 0
1976年 4
1977年 1
1978年 5
1979年 4
1980年 2
1981年 1
1982年 3
1983年 3
1984年 1

1983年 3
1984年 1
1985年 3

1986年 3
1987年 3
1988年 3
1989年 5
1990年 4
1991年 2
1992年 4
1993年 2
1994年 
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 2
1999年 3
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 2
2004年 4
2005年 4
2006年 3
2007年 4
2008年 4
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 3
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

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《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しめますから、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶことをおすすめします。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


地鶏のタタキ


クリーム系パスタにトリュフをのせて

など、上質でコクのある味付けをした料理などと合わせることで、洗練された優雅な風味とコクの広がりある極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

コルトン・シャルルマーニュの最高峰を体感したいのであれば、DRCも惚れ込むほどの区画から生まれるワインは選択肢に入れるべきでしょう。

これほどの品格と品質を持ったワインでしたら、特に重要な場面で楽しむワインや、敬意を込めての贈り物にしても十分に力を発揮してくれそうです。


《こんな場合には不適切!?》

不適切というよりは、飲み頃になるのが遅いため、若いヴィンテージを購入された場合は、適切な保存と飲み頃を知る必要があるのではないでしょうか。

できればこのワインは10年は熟成させたいですね。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「4年熟成の2015はポテンシャルの高さを感じさせる豊富なミネラル。素晴らしいワインである事は確かだが、これはもう少し熟成させた方がいい。時間経過で親しみやすくはなってきたが、まだ近寄りがたい硬さを感じる。」


「20年熟成の98は美しく澄んだレモンイエロー。熟成チーズを思わせる香り。ん?。味わいはクリーンなミネラルと酸が心地よく旨味も豊かで厳格さがある。熟成チーズ?いや、生ごみ?ブショネ?なんだろう・・腑に落ちない結末。」


「なにこれなにこれ。旨い!!旨すぎる~~。過去最高~~。で、お値段は・・・。む~り~~!!」

良い口コミ

「こりゃ~いいぜぇ。15年熟成の04は輝くゴールド、香りだけでブッ飛んじまうぜ(笑)。味もスゲ~やぁ。あんまり細かい事は言わないけど、このワインがもの凄い事だけはわかる。」


「14年熟成の05は際立つミネラル感で、豊潤な果実味と樽感が溶け合って魅惑的なボリューム感で広がりを見せます。蜜のような甘やかさと芳ばしさもいいですね。」


「流石って感じですね。16年熟成の03は、以前口にしたルイ・ラトゥールが熟した果実系なら、こちらはミネラルが際立ち、よりエレガンス溢れる大人な感じがしました。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    17%
美味しい     76%
普通        7%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

まずはこのクラスのワインになると、非常に経験豊かなブルゴーニュラバーの方々がこのワイン選び、そして楽しまれているな、というのが第一印象です。

味わいは、非常にミネラル豊富で優雅でエレがントな傾向で、有力なルイ・ラトゥールの重厚な果実感よりは、ややドライでエレガンス溢れる傾向が読み取れました。

その豊富なミネラルをはじめとする成分は、若い場合硬さを感じる方もちらほら見られましたので、熟成によって本来の味わいが現れる事も確認できました。

 

以上です。

コルトン・シャルルマーニュ最高峰の味わいのイメージは広がりましたでしょうか。

あまりの魅惑的な味わいは、抜け出すことができないワインの世界へと誘惑する美魔女のようでもあり、危険なワインなのかもしれません。

覚悟してお楽しみください。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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