ドメーヌ J・A フェレ プイイ・フュイッセ

おすすめ【白】ワイン

 

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画像は2012になっていますが、
2017です。

 

高級すぎずカジュアルすぎないバランス感覚。

スッキリというよりは豊潤さのある、ちょっと上質なブルゴーニュをお探しでしたら、この記事を読んでみる価値があると思います。

そうでもない方には程々に参考になるかもしれません(笑)

 

豊潤かつ繊細で手頃な価格帯のワインを生むプイィ・フュイッセは、高級ワインを生むブルゴーニュ北部ではなく、南部側のマコネ地区の中心に位置する村名ワイン。

そんなプイィ・フュイッセにおいて、日本の一般消費者の方々に多く飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうと客観的視点から調べてみた結果、購入可能で口コミもそこそこある約30の生産者のワインの中でも、
■ドメーヌ J・A フェレ
■シャトー・ド・フュイッセ
■ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス
以上の生産者が、特にそのような条件を満たしていると感じました。

今回はその一つであるドメーヌ J・A フェレの紹介です。

 

ここで簡単に歴史です。

1840年創立のドメーヌ J・A フェレは、フュイッセ村の中央にあるドメーヌであり、長年この村のトップ生産者として知られる存在。

フュイッセ村においては、栽培から醸造までを一貫して行うドメーヌスタイルを最初に導入したり、区画ごとに個性の異なるワインを醸造する事を始めた経緯もあり、この地区における先駆者と言える存在でもあります。

長年このドメーヌを発展させてきたジャンヌ・フェレが亡くなり、その後娘のコレットが引き継ぎましたが、そのコレット氏も亡くなります。

そして2008年、メゾン・ルイ・ジャドはその意志を引き継ぐ形で畑を継承しました。
とはいえ現在もエチケットはドメーヌ J・A フェレのままであり、定かではありませんが、誠実なルイ・ジャドのフェレに対する敬意があるのではないかと推測されます。

現在は若き女性醸造家であるオドレ・ブラチーニ氏が、フェレの哲学を継承したワイン造りを担っています。

《ワイン名》 ドメーヌ J・A フェレ プイイ・フュイッセ

《価格》

【およそ4500円前後

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>マコネ>プイィ・フュイッセ
《生産者》  ドメーヌ J・A フェレ 

《特徴》

ふくよかでエレガント
ワンランク上の
ブルゴーニュブラン

このワインの特徴は、熟した果実に由来するふくよかな果実感に、ブルゴーニュらしい綺麗な酸と凛とした鉱物的なミネラルが感じられる品質にあり、ナッツ類のニュアンスや少しの苦味などは複雑性を高め、このワインがワンランク上のブルゴーニュブランである事を感じさせてくれます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

優れたテロワール
歴史あるフェレの所有する畑は、プイィ・フュイッセにおける最良のテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)があります。
豊富な日照により果実は熟度を高めリッチなニュアンス、粘土石灰質土壌からは、鉱物的な凛とした印象を与えるミネラル分を含んだ果実が実ります。

リュット・レゾネ
化学肥料や農薬を極力使用しない減農薬農法(リュット・レゾネ)を実践することで、微生物の働きなどにより健全で成分豊かな土壌が育ち、その土地の成分を吸い上げた上質なブドウが実ります
プイィ・フュイッセにおいては豊かな果実味と、石灰質土壌に由来する豊富なミネラルやナッツ系のニュアンスを持ったワインを生むブドウが育ちます。

ヴィエイユ・ヴィーニュ
平均樹齢などの情報は見つかりませんでしたが、土地の成分を吸い上げる能力が高いなど、上質な果実を実らせる樹齢の高い古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のブドウを使用するこだわりがあります。

収量制限
ブドウの収穫量をあえて制限することで、残された果実に成分が集中し、凝縮感あるブドウが育ちます

 

【外観】
輝くレモンゴールド

【香り】
リンゴに白桃にグレープフルーツなどの豊潤な果実の香りに、黄色い花の優雅さやナッツ類の芳ばしいニュアンスが広がりを見せ、小石を思わせる鉱物的なミネラル香も感じられます。

【味わい】
ふくよかでボリューム感のある果実味は、ほんのり甘い上品な蜜のニュアンスを伴い、適度な酸や旨味を伴ったミネラル分は心地よくバランスを整え、ほのかな苦味と豊潤な果実感に程よいナッツの風味を伴った余韻があります。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば軽快さが増し、エレガントさのある飲み口になります。

温度を上げるほど穏やかな風味の広がる優雅な味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ3年~10年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。


良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向き、

難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなる傾向です。

ヴィンテージによって飲み頃にも差がありますから、ヴィンテージチャートも載せておきます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しめますから、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶことをおすすめします。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


地鶏のタタキをレモンと塩で


ホタテバター

など、ほどよくコクのある料理などと合わせることで、やさしい風味とコクの広がりある優美なマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


こんな場合におすすめ

シャブリやサンセールほどスッキリしたのも嫌!!

かと言ってニューワールド系の果実味満載も嫌!!

そんな方に、中間程度のふくよかさと上品さを兼ね備えたこのワインをおすすめします。

価格も品質も程良いワインであり、ちょっとしたプレゼント、あるいはちょっと贅沢を楽しみたい時など、様々な場面で活躍が期待できる優れ者と言えるでしょう。


こんな場合には不適切!?

シャブリやサンセールのようなスッキリしたのが好き!!

あるいはニューワールド系の果実味満載が好き!!

と言う方は、それを選びましょう(笑)

それから、次の口コミで紹介しますが時間経過で風味が飛びやすい傾向が見られますから、何日もかけて飲むのはおすすめできないワインとも言えそうです。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「トロピカルフルーツ寄りのフルーティな香りに、バニラや小石のようなミネラリな香り。味わいはボリューミーで果実感が優勢で美味しい。ところが飲み進めるとシャバい印象になっていき、4年目の2014は儚いワインだと思った。」


「5年熟成の2012は、明るく素直な果実のボリューム感があり、酸も適度でふくよかなワイン。後半はなんだか水っぽくなり、余韻も短く。前半は良いので、これはサッサと飲むべきワインでしたね。」

良い口コミ

「プイィ・フュイッセは初めてでしたが、これはいいですね!!5年熟成の2012は、樽香心地よくしなやかな口当たり。余韻も長く心地よいもので、なんと言うか、最高のふわふわ感があります。」


「濃い目のレモンイエロー。2年熟成の2016は既に開いており、ラフランスに白桃の果実香に石灰や樽のニュアンスが広がり、味わいは優しい果実味を主体に、穏やかな酸にほんのり苦味もアクセントで余韻は長め。素直においしいと思える品質で、もう少し熟成させても丸みが出て良くなりそうな予感もありました。」


「5年熟成の2012はイエローゴールド。熟した柑橘類にナッツの芳ばしさに蜂蜜もありますね。透明感のある味わいは複雑さもあり、ほろ苦さを伴った余韻が長く続きます。親しみやすさのある良いワインでしょう。」


「ミネラリーで、陽だまりのような幸せなワインで~す。7年目の09~。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     7%
美味しい     33%
普通       60%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

比較的手頃な価格帯のワインという事で、感動を覚えるほどの味わいと評する方は少ないですが、優しく品の良い味わいに好感を持った方が大半でした。

抜栓してからの時間経過で味わいの風味が抜け、水っぽくなってしまったと感じた方がチラホラ見られましたので、早く飲んでしまった方がベターである事もわかりました。

とは言え、やはりプイィ・フュイッセを代表する生産者で、一定の高い品質を維持する優れたワインであると感じる結果となりました。

 

以上です。

ワインを追求する事は、まるで旅をするような果てしなさがあります。

それはまた、目的地に到着することではなく、その過程を楽しむ旅の醍醐味のようでもあります。

無数に存在し、しかも年々変化していくワインへの果てしなき追求は、最高級の大人の嗜みとも言えるでしょう。

あまり追求せず、ただただ楽しく酔うのもまた素敵ですけどね(笑)

つまり、ワインはお酒であり楽しむもの。

楽しみ方はいろいろあるという事なのでしょう。

 

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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2013という事で、熟成が進んでいるでしょう。
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