【私が選ぶ飲むべき一本】
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ブラマーレ マルベック
《ブドウ品種》マルベック
《ボディ》 フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 アルゼンチン メンドーサ
《生産者》 ヴィーニャ コボス
《特徴》
濃くてやさしい旨味で
洗練された味わい
カリフォルニアの天才醸造家と呼ばれるポールホブス氏がアルゼンチンでワイナリーを設立し、そこで造られるワインです。
《ブラマーレ》とは、紀元前のイタリアで使われていたエトルリア語で、
「恋焦がれ切望する」
という意味を持っています。
これは、ヴィンヤード(土地)の所有者でイタリア移民のマルキオリファミリーに敬意を表して付けられた名です。
つまり、マルキオリファミリーが切望し続けたワインが出来上がったというわけです。
私はこのワインを初めて口にした時、
なんておいしいワインなんだと素直に感じました。
とてもマルベックらしい濃くてやさしい味わいで旨味たっぷり、ブドウのクオリティの高さも感じられる雑味無く洗練された味わいで、濃いワインですが抵抗なく心地よく舌の上を流れるような印象を持ちました。
最高クラスのアルゼンチンマルベックとしておすすめして間違いない品質だと思いましたので、飲むべき一本に選ばせていただきました。
恋焦がれる相手に贈ってみてはいかがでしょうか。
【外観】
黒に近い深紅
【香り】
ブラックベリーなど黒い果実の香りに、コーヒーや葉巻のニュアンスも感じられます。
【味わい】
非常に密度の濃いボリューム感のあるラズベリーなどの果実味で、チョコレートのような甘いニュアンスもほどよく感じられます。
絹のようになめらかなタンニンは非常に口当たりなめらかで、穏やかな酸が味わいをまとめ長い余韻が続きます。
《飲む時の適正温度》
【12℃~18℃】
12℃程度の温度にすれば、酸味を感じやすくスイスイ飲めるような心地よい飲み口を楽しめます。
温度を上げるほど酸味は穏やかに感じられ、その分甘味や旨味などの風味が感じやすくなり、とても豊かに広がる味わいを楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【3年~15年】
若いうちから凝縮された果実の風味の豊かさを感じられおいしく飲めるワインです。
熟成させるほど酸味や渋味などの成分がワインに溶け込み、深みのある落ち着いた印象の味わいになってゆくでしょう。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたチューリップ型ボルドーグラスを選ぶと良いでしょう。
バランスの良い香りと旨味たっぷりの味わいを存分にお楽しみいただけます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
和牛ステーキを赤ワインソースで
和牛すき焼き
クリーム系パスタにトリュフを乗せて
・ウナギのかば焼き
・キンキの煮付
など、コクの強めの素材や味付けのされた料理と合わせることで、料理の旨味とブラマーレの上質な旨味が交わり、さらに広がりあるおいしさが口の中いっぱいに広がる事でしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【濃くてやさしいワインが好きな方】
マルベックという品種はとても色濃く、味わいも濃厚で丸みのあるなめらかな味わいを持っています。
特にこのブラマーレは深いコクと旨味があり、雑味無く品質の優れたワインです。
濃厚でやさしい味わいを持ったメルローや、カリフォルニアの濃くてジューシーな赤ワインが好みの方にはぜひ試していただきたい一本です。
【コクのある料理をさらに引き立てあうワインを求める方】
とてもコクのあるワインです。
料理もコクのある和牛に旨味たっぷりのソースをかけたものや、チーズ・バター・生クリームなどを使って味付けされた料理などと合わせることで、互いの風味豊かさとコク・旨味が融合しさらに豊かに広がる味わいを体感できます。
【恋焦がれる方へのプレゼントに】
「恋焦がれ切望する」を意味するワインです。
メッセージ性が強いのでちょっと勇気が必要かもしれませんが、この人だと決めた方にプレゼントすればきっと喜んでもらえるでしょう。
「おいしいワインね。ありがとう。ブラマーレって読むの?どういう意味?」
と、聞かれたらどうしましょう。
「なんだか深い意味があるらしいよ。調べてみたら?」
と、言いますか?
「あ・・その・・つまり。好きです!!結婚してください!!」
ですか?(笑)
いろいろ妄想も楽しめますね。
《こんな場合には不適切!?》
【ピノノワールのような繊細さのある品種が好みの方】
とても洗練されておいしいワインですが、ピノノワールのような繊細さのあるワインが好みの方にはちょっと濃すぎますね。
【骨格ある男らしいワインが好みの方】
ボルドーの上級赤ワインや、バローロなどのように骨格あるどこか男性的なワインが好みの方にはちょっとやさしすぎますね。
果実のやさしい味わいが主体のやや女性的なワインと言える品質です。
【繊細な味を持つ料理に合わせたい時】
濃厚なワインで味わいも豊かですから、繊細な味を持つ料理には合わせない方がいいですね。
例えば繊細な白身魚の刺身や塩焼きにブラマーレを合わせると・・
「しまった・・。魚の味わからん・・。」
と、なるかもです。
繊細な料理には繊細な白ワインやスパークリングワインを選んだ方が良いでしょう。
【恋焦がれる相手との心の距離が遠い時のプレゼント】
「恋焦がれる切望する」というメッセージ性の強い意味がありますから、付き合いが浅い時にこのワインを贈ると・・・
「何あの人・・恋焦がれ切望するって・・マジキモイ。」
「しまった。早かった・・・。」
と、なるかもしれません。
適切な相手に、適切なタイミングで贈りましょう。
とは言っても、ワインの名前の意味なんて気にすることも聞かれることも少ないです。
あまり気にしなくても全然大丈夫でしょう!!(笑)
ミニストーリーは全て私の妄想でありフィクションであります。
以上です。
ブラマーレの味わいが想像できましたか?
よかったらあなたも妄想してみませんか?(笑)
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
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ブラマーレ マルベック 2016
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