【私が選ぶ飲むべき一本】
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シャンボールミュジニー ドメーヌ コンフュロン コトティド
《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》 ミディアム
《甘辛》 辛口
《産地》 ブルゴーニュ シャンボールミュジニー
《生産者》 ドメーヌ コンフュロン コトティド
《特徴》
風味豊かで土っぽい複雑味もある
エレガントなワイン
私は、この造り手の造るワインがなかなか特徴的で好きなので今回飲むべき一本に選ばせていただきました。
コンフュロン・コトティドについて調べてみると・・
どうやら変人として有名のようです(笑)
いや、天才とも呼ばれるようですが。
会った事ないからわかりませんが、ピカソ的人物なのかもしれませんね。
さておき、コトティドのワイン造りの特徴は、
《1》ブドウが完熟してから収穫する事。
《2》ブドウの梗(こう)つまり果実の付いている枝の部分もいっしょにマセラシオン(漬け込むこと)させる事。
《3》発酵を低温で長期間行う事。
という事です。
なるほど完熟ブドウの枝まで使い、成分を長期間かけて抽出した事がわかる品質で、ブルゴーニュにしては比較的成分の濃い味わいがあり、土っぽいニュアンスはブドウの野性的な部分をそのまま反映しようとしているのだろうと感じさせる味わいです。
私はこのようなエレガンスだけでなく、自然で野性的な要素を持ったワインが興味深く感じます。
他の生産者と全然違うとまではいきませんが、ちょっと変態で天才なのかもしれないコトティドを味わってみてはいかがでしょうか。
【外観】
透明感のある深いルビーレッド
【香り】
ベリー系果実やチェリーの香りに干しブドウなどのドライフルーツのニュアンスが加わります。
【味わい】
繊細でやや淡い印象のシャンボールミュジニーにしては豊かな果実の風味が感じられ、複雑味もあります。
土っぽいニュアンスが感じれれるところが特徴的で、タンニンによる渋味も感じられます。
ほどよい酸味が味わいをまとめた後、エレガントな余韻が続きます。
《飲む時の適正温度》
【14℃~18℃】
とても香り豊かで、コクがあるワインです。
高めの温度にする事で、より香り・甘味・旨味が広がり複雑な風味を楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【5年~20年】
若いうちから豊かな果実の風味や渋味・酸味・複雑味がありおいしく飲めます。
熟成させると酸味や渋味がワインに溶け込む事で落ち着きのある味わいになり、複雑性も深まりエレガントさのある旨味が広がる味わいになってゆくでしょう。
10年以上の熟成させたものがおすすめです。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【バルーン型ブルゴーニュグラス】
美しい外観と香りを持った豊かなワインです。
香りが取りやすく温度が少しずつ上がり甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
和牛ステーキをバルサミコソースで
燻製各種
ラムチョップ
・ジビエ料理
・チーズ各種
など、ちょっと野性味を感じられる料理がコトティドのワインには合いそうです。
ワイルドさのある自然の恵みを感じられる食卓になりそうです。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【ちょっと濃いめのブルゴーニュピノノワールを好む方】
ブルゴーニュでは村名AOC以上の格にもなると、比較的深みがあり複雑な味わいを持つワインが多くなりますが、このコトティドの村名AOCはより成分が豊かで複雑性があると感じます。
ちょっと濃いめの上質ブルゴーニュを飲みたい時の候補にしてもいいと思います。
ブルゴーニュのワインの格付けについての知識は、
第45回 ブルゴーニュワイン特徴・主要産地・格付け
で、確認できます。
【野性味を感じられる料理にワインを合わせたい時】
牛肉などの血液を感じさせる食材や、鴨やイノシシや鹿などのような野性味あるジビエ料理などにはおすすめします。
コトティドの土っぽい複雑なニュアンスを持つワインは、ありのままのブドウの野性的な風味があり、そのような料理をと合わせることでより互いを高め合うマリアージュが楽しめるでしょう。
大地の恵みを存分にお楽しみください。
【贈り物やプレゼントに】
ブルゴーニュのピノノワールが好みの方に贈り物やプレゼントにしてもいいでしょうね。
そこまで有名生産者ではありませんから、
「おもしろいワインですね、豊かでおいしいです。よく知ってらっしゃるのですね。」
と、なるかもしれません。
《こんな場合には不適切!?》
【サラリと軽快なピノノワールを好む方】
通常のシャンボールミュジニーらしくとても美しく繊細でエレガントなタイプや、地方名AOCブルゴーニュのピノノワールのように、フレッシュで軽快な品質を求めるのであれば、コトティドのワインはちょっとだけ成分が濃すぎますね。
【淡い味を持った料理の味を感じたい時】
ピノノワールにしては比較的成分豊かで濃い味わいを持っていますから、繊細な味を持つ料理にはちょっと強すぎます。
白身魚の薄造りにコトティドを合わせると・・・
「この魚、味しないわ。失敗ね。ワインはおいしいけど。」
と、なってしまうかもしれません。
せっかく繊細なおいしさを感じたいのであれば、繊細な白ワインやスパークリングワインを選んだ方が良いでしょう。
【ワイン経験の浅い方】
このワインの複雑な味わいは、ある程度ワインを経験したか方でないと理解しにくいのではないかと思います。
初めてワインを飲むような方には、よくわからないけどたぶんうまい。
くらいに感じられるかもしれません。
比較的経験が浅い方は、果実味がハッキリしたカリフォルニアワインやフレッシュでフルーティな2000円以下のワインの方がおいしさがわかりやすいのではないかと思います。
そのようなワインなどを経験してからこのようなワインを口にすると、その奥行きや複雑さに気付けるのではないかと推測されます。
※あくまで私の個人的経験から導き出した見解です。
以上です。
コトティドのワインの味わいがイメージできましたか?
本当に変態的で天才的な造り手なのでしょうか。
その人物像にも興味が湧きます。
これだけインターネット上で天才だ変態だ言われたら本人も気になるでしょうね。変態言われて悩んでるかもしれませんし。
変態言われて喜ぶ本当のド変態かもしれません(笑)
いずれにせよ、とても個性的で品質の高いワインを生みだしています。
試す価値ありだと思っています。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
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