第45回 ブルゴーニュワインの特徴・主要産地・格付け

産地別ワインの特徴


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「ねぇ、パパは今日もお酒を飲むの?」
「そうね・・・」


「まあ飲まなやっとれん・・・」


「・・・」

「・・」

 

怒っとるぞ!!
この後どうなるんでしょうね。

 

どうしよう・・・。

 

さて、世界一高額なワインは?
ロマネ・コンティ

世界一高額な白ワインは?
モンラッシェ

最も有名な白ワインは?
シャブリ(たぶん・・)

赤ワインだと?
ボージョレ・ヌーヴォー(かもしれない・・・)

というわけでボルドーに引き続き宝箱のような産地です。

それではまずはブルゴーニュの全体像から知っていきましょう。

 

1、ブルゴーニュワインの 基本データ

 

まずは場所。

◆ワイン生産量◆
約210万ヘクトリットル
※これはニュージーランドやオーストリア一国分、日本の10倍程度です。

◆ブドウ栽培面積◆
5万ヘクタール
※ボルドーの半分弱ですね

◆主要品種白ブドウ
シャルドネ
 ※ほぼ全部です。

アリゴテ
 ※ちょっとだけ。
ソーヴィニヨンブラン
 ※サン・ブリというAOCのみ。

◆主要品種黒ブドウ
ピノノワール
 ※ボージョレ以外のほぼ全部です。

ガメイ
 ※ボージョレで使われますね。

 

2、ブルゴーニュワインの 特徴

 

単一品種から造られる
ブドウをいくつもブレンド(アッサンブラージュ)するボルドーとは対照的に、単一品種でワインが造られます。

軽快でカジュアルから世界最高峰まで
軽快な酸を持ちカジュアルに飲めるシャルドネやピノノワール、またがガメイから造られ新酒で有名なボージョレなどから、白ワインの頂点モンラッシェ赤ワインの頂点ロマネ・コンティといった世界最高峰の深いワインまで生みます。

 

3、ブルゴーニュワインの 格付け

【畑そのものを格付けする】
ボルドーではワイン(シャトー)を格付けしましたが、ブルゴーニュでは畑そのものが格付けされています。

特級畑(グランクリュ)を頂点に、より狭い区画を名乗る事を許された畑から収穫されたブドウを使って造られたワインほど格上という仕組みです。

格上から順に

1、グランクリュ
エシェゾーなどの畑名がボトルに書かれた後にグランクリュと書かれます。

DSC_0349

2、村名+プルミエクリュ
シャサーニュモンラッシェなどの村名が書かれた後にプルミエクリュ(1er CRU)と書かれています。

DSC_0353

3、村名
※ムルソーやジュブレシャンベルタンなどの村名が書かれます。

DSC_0348

4、地区名
※コート・シャロネーズやマコンなどの地区名が書かれます。
写真ありませんでした!!大体わかりますね。

5、地方名
※ブルゴーニュやブルゴーニュアリゴテなどの地方名が書かれます。

DSC_0357

というようになっています。
細かい事を気にしなければこのような認識で十分かと思います。

 

4、ブルゴーニュワイン 産地の全体像

 

ブルゴーニュワイン産地の全体像は図のようです。
それでは、地区ごとにザックリ解説しましょう。

◆シャブリ地区◆

  • ブルゴーニュ最北の産地で、古代のジュラ紀の時代海であったこの地区の貝殻などを含む土壌はキンメリッジ土壌と呼ばれ、上質なシャルドネを生むことで有名です。
  • シャブリ地区では独自の格付け階層があり4階層に分けられています。

詳しくはコチラで第46回 ブルゴーニュ② シャブリ地区

 

◆コートドール◆

秋のブドウ収穫後、色付いたブドウの樹々の美しい黄金色からコート・ドール=黄金の丘と呼ばれる地区で、北側のニュイと南側のボーヌに分かれています。

【コート・ド・ニュイ】
ロマネ・コンティ、シャンベルタン、ミュジニーブルゴーニュ赤ワインのグランクリュはこの地区に集中しており、ピノノワールから世界最高級のワイン達が生み出されています。

詳しくはこちらで第47回 ブルゴーニュ③ コート・ド・ニュイ地区

【コート・ド・ボーヌ】
モンラッシェ、コルトンシャルルマーニュなどの白ワインが特に有名ですが、ピノノワールから造られる赤ワインも高品質で親しみやすいものが多いです。

詳しくはこちらで第48回 ブルゴーニュ④ コート・ド・ボーヌ地区

 

◆コート・シャロネーズ◆

グランクリュはありませんがプルミエクリュが少しあります。
共にバランスの良いコスパに優れたワインを生みだしています。

詳しくはこちらで第49回 ブルゴーニュ⑤ コート・シャロネーズとマコネ地区

 

◆マコネ地区◆

白ワイン主体で、村名AOCまであります。
やや温かい気候から造られるワインは穏やかさがありフルーティーで、コスパにも優れた産地です。

詳しくはこちらで第49回 ブルゴーニュ⑤ コート・シャロネーズとマコネ地区

 

◆ボージョレ地区◆

日本ではボージョレ・ヌーヴォーで有名ですね。
この地区ではガメイから赤ワインが造られ、ヌーヴォーのように若いうちに楽しむものから、熟成能力のあるものまで造ります。

詳しくはこちらで第50回 ブルゴーニュ⑥ ボージョレ地区

 

以上です。

いかがでしたか?
ブルゴーニュはボルドーよりは格付けの階層などがシンプルですから覚えやすいと思います。
コート・ド・ニュイの赤ワインが高額なのは、その品質に惚れたファンが多く皆が欲しがるからで、確かに他にはない奥深い風格ある味わいだと思います。

次回からその奥深い味わいをさらに深める知識を紹介していきます。

奥深い知識と共にワインを楽しめるあなたになって欲しいと思います!!

 

そういえば・・・

 

何かあったみたいですね・・・。

お酒で周りに迷惑をかけたり困らせてしまってはいけませんね!!

ワインは楽しむためにあるもの。

飲み方と言動には注意しましょう!!

ちゃんと謝ったみたいですよ。

 

 

 

 

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