デリカート ファミリー ヴィンヤーズ ナーリー ヘッド ジンファンデルの価格と味は?当り年|飲み頃|口コミなど詳しく解説

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カリフォルニアのジンファンデルの基準値。

アメリカで最も売れているジンファンデルとの事で人気の高さが窺い知れましたし、日本でも親しみやすい味わいへの口コミ満足度(vinica)が高い銘柄でした。

価格も手頃ですし、ジンファンデルを知るなら選択肢に入れるべきだと感じています。

 

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》ナーリー ヘッド ジンファンデル

《価格と基本情報》

1800前後

《ブドウ品種》
ジンファンデル主体
プティ シラー
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   やや辛口
《産地》   アメリカ>カリフォルニア
《生産者》  デリカート ファミリー ヴィンヤーズ

プロフィール
デリカート ファミリー ヴィンヤーズはカリフォルニアを代表する優良生産者のひとつ。

1924年にイタリア人移民であるガスパール インデリカート氏によって設立され、現在ではカリフォルニアを代表するワイナリーへと成長しました。
例えばイギリスで開催されるインターナショナル ワイン アンド スピリッツ コンペティションで、US生産者 オブ ザ イヤーを3度受賞しており、3度は前例の無い快挙と評されています。

今回紹介しているジンファンデルはワイナリーを代表し、アメリカで最も売れているジンファンデルとして知られる銘柄。
日本のワインコンテスト「サクラアワード」では、最高評価のダイヤモンドトロフィー1501~2500円価格帯ベストコストパフォーマンス賞を獲得しており、日本の一般消費者からも高い支持を集めています。

《味わいの特徴》

ジューシーな果実味と樽の風味
ふくよかで親しみやすい飲み口

【外観】
深みのある赤紫色

【香り】
プルーン、カシス、レーズンなど円熟した果実のふくよかな香りに、チョコレートやバニラの風味も加わりリッチさを引き立てています。

【味わい】
凝縮感のある果実味はほんのり甘味があり、穏やかなタンニンと酸味と共に親しみやすい飲み口を表現。
チョコレートやスパイスの風味も加わることでリッチさを引き立てています。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

産地の特徴
ブドウ畑があるのはカリフォルニアのローダイ地区で、ジンファンデルの伝統産地として知られており、コスパが高いと注目を集める地区です。
良質なブドウが育つ環境にも恵まれており、昼の豊富な日照と温暖さはブドウの熟度を高めリッチな果実味を生み、夜の冷え込みはキレイな酸味をもたらします。また、昼夜の寒暖差は香り高いブドウが生まれる要因にもなっています。

品種の特徴
主体的に使用されるジンファンデルは、濃い色調でジャムのような甘味を伴った果実のジューシーなワインを生むのが特徴的。
酸味と渋味は比較的マイルドでアルコール度数が高めのボディのある味わいを生む傾向です。

ヴィエイユ ヴィーニュ
若い樹に比べ土地の成分を吸い上げる能力が高いなど、上質なブドウを実らせるのが古木(ヴィエイユ ヴィーニュ)の特徴。
このワインには樹齢35~80年(2022年現在)の古木が使用されており、ジューシーな果実味一辺倒ではない深みのある味わいを生む要因にもなっています。

樽の風味
アルコール発酵を終えたワインはフレンチとアメリカンオークのチップと共に12ヶ月熟成されており、樽に由来するバニラやビターチョコレートのようなニュアンスが反映されます。
また通常の樽と比較してコストが抑えられる点もオークチップの特徴です。

 

《飲む時の適正温度》

12℃18℃
低めの温度にすれば引き締まった印象になり、フルーティーで上品な飲み口を楽しめます。

温度を上げるほど穏やかな印象になり、ジューシーな甘味や樽の風味の広がりある味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
参考までに、近年のカリフォルニア赤のヴィンテージチャートも載せておきます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2015年 3
2016年 4
2017年 4
2018年 4
2019年 4

《適正グラス》

【大ぶりのグラス】
香りが取りやすく温度も上昇しやすい大ぶりのグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


すき焼き


ラザニア

ほんのり甘味のあるジューシーな果実味が特徴的なワインで、牛肉やラムなどの味わい深い素材にもよく合いますが、すき焼きやうなぎの蒲焼など甘味のある味つけがされた料理にもよく合います。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

甘さが主張気味で酸やタンニンがあまり感じられずバランスが良くない。

良い口コミ

経験した事のない独特の香りだけど結構飲めちゃう感じ。もらい物ですが新たな発見と出会いをくれた銘柄ですね!♪


お店の人のおすすめ「ジンファンデルではこれがダントツに美味い。」との事。冷え気味の状態でしたが、甘さもあったのでスルスル飲める感じで確かに美味しかったですね。


トロミのある充実した果実味主体で甘味と渋味のバランスが良い。めちゃ気に入っているので何度も飲んでます♪♪


僕がカリフォルニアワインを好きになったのは、このワインがキッカケだったな~~♪

 

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     3%
美味しい     47%
普通       47%

良くない      3

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

優しい果実味主体の親しみやすい味わいで満足度は高めの傾向です。

甘味の少ないドライな味わいや複雑で奥深い味わいを求める場合は不向きと感じましたが、ほんのり甘くボリューム感のある味わいはとても飲みやすくて美味しいと感じる方が多い銘柄でした。

 

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ナーリー ヘッド ジンファンデル

価格
1800前後


円熟した果実のふくよかさに、チョコレートやバニラの風味も加わったリッチな芳香。
凝縮感のある果実味はほんのり甘味があり、穏やかなタンニンと酸味と共に親しみやすい飲み口を表現している。

飲み頃
ブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向や口コミから推測

当たり年
近年のカリフォルニア赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2015年 3
2016年 4
2017年 4
2018年 4
2019年 4

口コミ
優しい果実味主体の親しみやすい味わいで満足度は高めの傾向。
甘味の少ないドライな味わいや複雑で奥深い味わいを求める場合は不向きと感じたが、ほんのり甘くボリューム感のある味わいはとても飲みやすくて美味しいと感じる方が多い。

以上です。

あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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