さて今回はどんな品種に出会えるでしょうか。
楽しく学んでいきましょう!!
【ボアズゲレ】 荒々しいタンニン
《産地》
トルコ
《特徴》
非常に強いタンニンで荒々しいワインを生んでしまうため、同じくトルコを代表する黒ブドウ【オクズギョズ】にブレンドされることによってバランスの良いワインを生んでいます。
【ホックダム】 チャーミングで軽快
《産地》
タイ
《特徴》
タイの固有品種で生食もされる品種です。
チャーミングで軽快、フルーティなワインを生んでいます。
【ボバル】 しっかりフルボディ
《産地》
スペイン
《特徴》
スペインでテンプラニーリョに次いで【2番目】に多く栽培される重要品種です。
栽培がしやすいため多く造られる品種ですが、近年は品質も向上し、色調・果実味・酸味・渋味共に強くボディのあるワインを生んでいます。
【ポルトギーザ―】 軽快でカジュアル
《産地》
ドイツ
《特徴》
軽快でやわらかなデイリーワインを生む品種です。
熟成には向かず若いうちに楽しむ気軽なワインを生んでいます。
【ボンビーノ・ネーロ】 フルーティで色の濃いロゼ
《産地》
プーリア州(イタリア)
《特徴》
ロゼワインに適している品種として有名です。
ロゼワインにしては色濃く、バラや赤系果実のフレッシュな香りを持ち、香りからイメージされる通りフレッシュでフルーティな味わい、バランスの良い酸味もあります。
魚介類や鶏料理との相性が良いでしょう。
めずらしいロゼワインのDOCG【カステル・デル・モンテ・ボンビーノ・ネーロ】でお楽しみください。
※この品種名・・桃太郎電鉄を思い出してしまうのは私だけ?(笑)
【マヴルッド】 力強い熟成型
《産地》
ブルガリア
《特徴》
ブルガリアを代表する熟成向けの高貴なワインを生む品種です。
色濃く豊かな果実味、酸味も渋味も豊かな味わいはローヌのシラ―を思わせます。
熟成で複雑味も加わり深いワインになります。
【マスカットベーリーA】 明るくフルーティ
《産地》
日本
《特徴》
日本固有の品種で黒ブドウでは日本で最も栽培される品種です。
生食も可能な品種で、ワインにすると濃いめで鮮やかな明るい赤の色調で、イチゴキャンディのような豊かでチャーミングさのある果実味で、酸味はほどよく渋味は穏やかです。
熟成には向かないタイプで、明るくフレッシュでフルーティな味わいを楽しむワインを生んでいます。
ちょっと冷やし気味で飲んでもスイスイ飲めちゃいます。
【マルツェミーノ】 華やかでフルーティ
《産地》
トレンティーノ・アルト・アディジェ州(イタリア)
《特徴》
モーツァルトが愛したワインを生む品種として知られています。
色合いは濃く華やかな香りを持ち、果実の風味が主体のリッチでフルーティな味わいのワインを生んでいます。
DOC【トレンティーノ】で楽しめます。
【マルベック】 重厚でやさしい
《産地》
アルゼンチンなど
《特徴》
アルゼンチンといえばマルベックですね。フランスの南西地方でも【コット】という名で使用されています。
この品種から造られるワインは「黒ワイン」と呼ばれるほど色が濃く、果実味も非常に豊かで酸味はほどよく、タンニンも豊かですがしなやかで丸い印象で、とても口当たりのやさしい味わいに仕上がります。
熟成を経ると血液や革製品などの動物的ニュアンスも加わり、複雑さが増し深いワインになります。
【ムールヴェ―ドル】 骨格を与えるブレンド用
《産地》
南フランス スペインなど
《特徴》
南フランスで多く栽培され、スペインで【モナストレル】オーストラリアやアメリカでは【マタロ】と呼ばれます。
深く濃い色調で、カシスなどの豊かな香りを持ち酸味はほどよく果実味は豊かです。タンニンがとても強い事が特徴で、熟成でトリュフや革製品のニュアンスが加わり丸みが出てきます。
単一でワインにされることもありますが、骨格を与える目的でブレンドされる場合が多いです。
ちなみにムールヴェ―ドルは「死体の香り」の意味なんですね・・
どうでしょう?
【メルロー】 濃くて穏やかでやさしい
《産地》
ボルドー 他世界各地
《特徴》
ご存知メルローです。
色合いは深く濃く、酸味渋味は穏やかなためまろやかでふくよかなやさしいタイプのワインを造ります。
軽快で冷やしてもおいしいワインから深く複雑なワインまで生んでおり、最高峰のワインでは熟成によってトリュフや土を思わせる複雑で官能的な香り、凝縮された様々な味わいが幾重にも重なってやってくる圧倒的な存在感を持っています。
ボルドーのポムロールで造られる【シャトーペトリュス】は世界最高のメルローと言えます。
※私が選ぶ飲むべき一本です※
【ツィンガナ モンテベルナルディ】
かなりパンチのある味わいは、高次元の密度の濃さを持っています。
よかったらお試し下さい。
【メンシア】 スペインのピノノワール
《産地》
スペイン
《特徴》
やや淡い色合いで酸とタンニンは穏やかです。
その繊細な味わいは「スペインのピノノワール」と表現され、近年注目度の高まっている品種です。
DO【ビエルソ】で楽しめます。
以上です。
いかがでしたか?
今回紹介した中では【メルロー】の存在感が強かったですね。
メルローが好きな方は同じく濃厚でやさしさのある【マルベック】もきっと好みの味わいだと思います。
濃い系ですと【ボバル】【マヴルッド】【ムールヴェ―ドル】なども興味深いですし、スペインのピノノワールと呼ばれっる【メンシア】も飲んで確かめてみるしかませんね!!
あなたが好みの品種にたくさん出会えることを願っています。
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