DOCGコーネロの最高峰。
マルケ州の赤ワインの中ではロッジョに次いで口コミ満足度が高いと感じた銘柄です。
濃いめの赤ワインが好きな方の選択肢にいかがでしょうか。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》ウマニ ロンキ クマロ コーネロ リゼルヴァ
《価格》
【4000前後】
《ブドウ品種》モンテプルチアーノ
《ボディ》 ミディアム~フルボディ
《甘辛》 やや辛口
《産地》 イタリア>マルケ州
《生産者》 ウマニ ロンキ
ウマニ ロンキはマルケ州を代表するトップ生産者のひとつ。
設立は1955年。近代的手法をいち早く取り入れ、地元品種であるヴェルディッキオとモンテプルチアーノの高いポテンシャルを世界中に知らしめたワイナリーとして知られています。
今回紹介している「クマロ」は、数あるラインナップの中でもワイナリーを代表する看板銘柄。
1985年に初リリースされ、イタリア格付け最高位DOCGであるコーネロ リゼルヴァの最高峰と評価されており、日本のワインコンテスト「サクラアワード」で2013ヴィンテージがゴールドを獲得する実績もあります。
ちなみに“クマロ”とはマルケ州の山、コーネロのギリシャ名“クマロ”に由来しています。
《味わいの特徴》
DOCGコーネロの頂点
濃密かつ上品な味わい
このワインの特徴は、凝縮感ある果実味と適度で上品な樽の風味がある飲み応えのある味わいで、豊富でシルキーなタンニンと穏やかな酸とのバランスも良く、雑味の無い味わいは上品さも感じられるところです。
【外観】
濃厚なルビーレッド
【香り】
ブラックチェリーやカシスなど、円熟した黒い果実の甘味を連想させる豊かな芳香に、樽に由来するバニラやスパイスのニュアンスも適度に加わった複雑で心地よい香りが広がります。
【味わい】
凝縮感のある果実味と豊富でシルキーなタンニンが広がる飲み応えのある飲み口。ほんのり甘味と深みのあるコクが心地よく広がり、穏やかな酸が味わいを上品にまとめると、果実や樽の風味を残した余韻が続きます。
それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。
■品種の個性■
クマロに100%使用されるモンテプルチアーノ種は、濃く深い色合いで果実味豊か、穏やかな酸と適度なタンニンがありジューシーで丸みのあるワインを生む傾向です。
■立地条件■
DOCGコーネロに認定されるのは海に近いエリア。
豊富な日照量はブドウを完熟させ、凝縮感ある果実味を持ったワインが生まれます。
■収量制限■
剪定や間引きなどで収穫量はあえて抑えます。
残された良質なブドウに成分が集中することでさらに凝縮度が高まります。
■樽熟成■
発酵を終えたワインは小樽(バリック)で1年以上熟成を行い、新樽比率はヴィンテージ毎に異なります。
樽のニュアンスが反映しやすいのは、
小樽>大樽
新樽>古樽
で、比較的強めの効かせ方と言えますが、凝縮感あるブドウの風味とのバランスが良い適度な樽感(バニラやスパイスなど)が感じられます。
《飲む時の適正温度》
【14℃~20℃】
少し低めの温度にすれば酸や凛としたミネラルが際立ち引き締まった印象。エレガントな飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど果実感や複雑な風味が広がり、ボリューム感のあるリッチな味わいが楽しめます。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
ブドウ収穫年から5~20年
※一般的傾向や口コミから推測
《適正グラス》
【ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、芳醇な香りと味わいをバランス良く感じ取れます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
和牛すき焼き
など、コクのある料理との相性が良く、ジューシーでバランス良いワインの味わいが料理と溶け合い、互いを引き立て合います。
また、ワイン単体でも十分に楽しめる存在感がありますが、塩味の強いブルーチーズと合わせるとワインの甘美さが際立ち、より互いの味わいを引き立てます。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【ネガティブな口コミ】
5年熟成2011。まろやかでバランスも良く余韻もいい感じで、とても美味しいと思いますよ。でも値段を考えれば相応では?
7年熟成の2014はもっと熟成させるべきなのかな?普通に美味しいくらいです。
【良い口コミ】
5年熟成の2012は黒系果実の豊かな芳香から、豊富なタンニンのあるガッシリパワフルな飲み口。酸は優しく時間経過でまろやかな飲み口に変化していきます。なかなか良い。
だだ濃いだけでなく、華やかなニュアンスが心地よい。5年熟成2011。
熟したカシス系の豊潤さに樽のバニラ感が広がる香りにまず魅了された♪んで、味も濃いめの果実味で酸やタンニンのバランスも良い。クマロはずっと気になってたけど、5年熟成の2013は期待通りでした♪♪
値段はちょっと高めだけど納得の美味しさ!!旨い!5年熟成の2011は、甘味もあるんだけど安っぽい甘味ではない!甘いワインは嫌いだけどこの甘さは違っていて。。。何が違うかは表現不能(笑)とにかく私にとっては初体験となる上級モンテプルチアーノって感じでした!!
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 7%
美味しい 63%
普通 30%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
濃いめでバランス良い味わいへの好感は高い傾向です。
中価格帯のワインで感動的評価は少なめでネガティブコメントも多少見受けられましたが、凝縮感ある果実味を主体に深みのあるコクやバランス良い味わいへの満足度は高いと感じました。
ブドウがよく熟しているため若い段階から満足度は高いですが、海外の口コミ(vivino)では10年以上の熟成酒への評価も高いことがわかりました。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
ウマニ ロンキ クマロ コーネロ リゼルヴァは
【価格】
4000前後
【味】
凝縮感のある果実味と豊富でシルキーなタンニンが広がる飲み応えのある飲み口。
ほんのり甘味と深みのあるコクが心地よく広がり、穏やかな酸が味わいを上品にまとめると、果実や樽の風味を残した余韻が続く。
【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~20年
※一般的傾向や口コミから推測
【口コミ】
感動的評価は少なめでネガティブコメントも多少見受けられたが、凝縮感ある果実味を主体に深みのあるコクやバランス良い味わいへの満足度は高いと感じた。
ブドウがよく熟しているため若い段階から満足度は高いが10年以上の熟成酒への評価も高い。
以上です。
今回はウマニロンキを代表する赤ワインを紹介しましたが、ヴェルディッキオ種から造られる手頃な白ワイン、
プレオ―ニオ(2800前後)
カサルディセッラ(1500前後)
への評価も非常に高い印象で、マルケを牽引するリーダー的生産者と評価されるのも理解できるものでした。
それから、ペッシェヴィーノ(赤白ともに900前後)もウマニロンキが造っており、インパクトのある魚の形をしたガラスボトルをインテリアにしてみるのも楽しそうです♪
それらを含めたウマニロンキのラインナップは、以下のリンク先でも検索できますから参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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