フランソワ ラヴノー シャブリ

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今回はほとんど売ってないワインの紹介です。

「売ってないワイン紹介するな!!」

と言われそうですが、生産量が少ない上に非常に評価も高いため、引く手あまたで希少性の高いワインで、運良く出会う事があったなら購入を考えるべきだと思ったので紹介する事にしました。

シャブリ、プルミエクリュ各種、グランクリュ各種とラインナップされていますが、どれも希少性が高くどのワインが実際買えるか不確定だったので、今回に限りまとめて紹介し解説する事にしました。

シャブリの最高峰を体感したい方が選ぶワインで、経験豊かなワインラバーにこそ味わっていただきたい造り手で、このワインをもらって喜ばない愛好家もいないでしょうから(たぶん)、お世話になったワインが好きなあの人に最高級の敬意を表して贈るワインの候補にもなり得るワインと言えるでしょう。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 フランソワ ラヴノー シャブリ 


プルミエ ヴァイヨン 2009

《価格》

1万500012万円
※格付けとヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ(格上ほどスケールがあります) 
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>シャブリ
《生産者》  フランソワ・ラヴノー

《特徴》

優雅で品格ある味わい
熟成で深まる妖艶さ

シャブリ~シャブリグランクリュまでを含めた特徴という事で、ややザックリとした表現になりますが、
ラヴノーの造りは果実味・ミネラル感・酸味のクオリティーが全て高く、それらが高次元で融合し優れたバランス感覚を持ち、品格ある味わいを持っているという特徴があります。
特にプルミエクラス以上のワインは長期熟成に向き、熟成を経てこそ円熟味溢れる魅惑的な風味が漂い人々を魅了しています。

※ミネラル感とは、カリウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んだキリッと芯のある味わいで、硬水をイメージするとわかりやすく、キーンとくる感じです。

【外観】
若いうちは淡いレモンイエロー

熟成が進むほどゴールドそして琥珀色を帯びた色調に変化していきます。

【香り】
柑橘系果実やラフランスやリンゴなどの果実香に、樽に由来する香りも感じられ、プルミエクリュ、グランクリュと格が上がるほど複雑な香りは増し、さらに熟成することで、アプリコットに蜂蜜や果実のコンポートなどの魅惑的な香りも加わってきます。

【味わい】
洗練された果実のピュアな果実味で、豊富なミネラル感が凛とした質感を表現し旨味も感じられます。美しい酸味は味わいのバランスを整え優雅な余韻があります。

プルミエクリュ以上のワインは、熟成によって円熟味が増し果実味は落ち着きある甘やかな妖艶さを表現し、優雅で官能的、人々を魅了する秀逸なワインに成長していきます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸味が際立ち軽快さが増します。

温度を上げるほど複雑で魅惑的な風味の広がりを楽しめるでしょう。
上級クラスのワインほど、やや高めの温度で広がる複雑で妖艶な風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

◆飲み頃はブドウ収穫年から
【シャブリは5年~10年
【プルミエとグランクリュは5年~20年
と言われていますが、プルミエ以上のクラスを実際飲まれた方は10年でも若いと評価する方も多いため、20年又はそれ以上熟成も十分に耐える傾向があるように思われます。

◆当たり年
参考までにブルゴーニュ白のヴィンテージチャートも載せておきます。
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなります。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1990年 4
1991年 2
1992年 4
1993年 2
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 2
1999年 3
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 2
2004年 4
2005年 4
2006年 3
2007年 4
2008年 
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

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《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しみむために、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


のどぐろのアクアパッツァ


クリーム系パスタにトリュフを乗せて

など、比較的コクのある味付けをした料理などと合わせることで、豊かなコクの広がりある上質なマリアージュを楽しめるでしょう。
ランクが上がるほどスケールの大きな品質なため、より上質でコクの深い料理と合わせる事で至極のマリアージュとなるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

シャブリの最高峰を体感したい方はこのワインを選ぶべきでしょう。

熟成で飲み頃を迎えたグランクリュやプルミエクリュクラスのワインは、一般的なシャブリとは全く次元の違うスケール感と魅惑的な味わいを持っており、あなたの持っているシャブリのイメージをいい意味で大きく覆す可能性を大きく秘めたワインです。

通常のシャブリでもグランクリュやプルミエクリュクラスに及ばないまでも、その片鱗は感じられる上質なワインです。(平均的な造り手のグランクリュよりも高価です。)

ワインが好きな方への贈答品や、人生の中でも特に重要な特別な日に飲むワインの候補にしても劣る事は稀で、十分に満足度の高い品質と言えるでしょう。

 

《飲んだ人の口コミ》

良い口コミ

「6年目のシャブリ2011。柑橘類やシトラスの香りで程よい柑橘系の果実味。強めで美しい酸味は素晴らしく、強い酸の割には果実味も広がりを見せる。プルミエクラスのスケールこそ無いけど、十分に美味しい。」


「熟成で硬さがほぐれ蜜を感じさせる果実味に旨味たっぷりの円熟味。ラヴノーは熟成で素晴らしくなる。若くして飲むべきではない。17年目のプルミエ・ビュトー2001は秀逸だね。」


「18年目のプルミエクリュ・ヴァイヨン2001。熟成シャブリの香ばしい香りが魅惑的で、洗練されたピュアな果実味と酸味が心地よく。余韻はいつまでも楽しんでいられるかのようで素晴らしいです。」


「8年目のラヴノー・シャブリ・グランクリュ・レ・クロ2009は私の人生の中で最も評価の高い白ワインとなった。全ての要素が高次元で構成されておりバランスも良い。忘れられない1本だ。」

悪い口コミ

「悪くは無いが、プルミエ・ビュトー11年目の2007ではまだ若さを感じる。」


「7年目の村名シャブリ2011は強めの酸味とミネラル感。ドライな印象で悪くは無いが、プルミエクラスの厚みは無いかな。」

 

という皆様の声でした。

グランクリュクラスはスケールの大きな味わいでバランスに優れた秀逸な品質で、飲んだ方は一生の思い出レベルに感動している方が多い印象。

プルミエクリュ・ビュトーの場合、20年程度の熟成を経て魅惑的な品質になり、皆様を感動させ魅了している傾向が読み取れました。逆に10年程度の熟成物は、悪いとはいかないまでも本来の力を発揮していない印象の口コミが多かったです。
ですから、ヴィンテージの評価と飲み頃を考慮した上で飲むタイミングを決めた方が良いだろうと感じました。(そもそも売ってない事がほとんどですが)

プルミエクリュ・ヴァイヨンは口コミも少なく読み取りにくかったですが、ビュトーに及ばないまでも、熟成で奥行きある品質になる傾向は同じでスケール感のあるワインである事が伝わってきます。

通常のシャブリは、プルミエクラスに比べれば浅いですが十分楽しめる傾向で、5年は熟成させた方が良さそうです。

いずれにしても、シャブリのトップ生産者である事は揺るぎないようで、ファンも多く存在し、そしてあまり売っていない事がネックになっています。

 

以上です。

これはただものではない事が、調べれば調べるほど伝わってきました。

特にプルミエ以上のクラスを20年以上熟成させた場合は、かなりの高確率で飲んだ人を悶絶級の幸せ体験に導いています(笑)

これだけ解説しておいて言うのもなんですが、私も飲んでませんので飲みたい白ワインの有力候補に深く刻まれることとなりました。

中々手に入りにくく、私の紹介するリンク先もいつまで在庫があるかわかりませんから、せっかくクリックしてもらっても売ってなかったら申し訳ございません。

なるべくチェックして在庫のあるショップを載せるようにはしておきます。

という訳で、希少性と悶絶級の品質が融合しとても価値の高い(価格も!!)ワインです。

見かけただけでもはぐれメタル級の珍しさでしょう。

さらに飲めば、経験値はかなり上がりレベルアップも間違いないでしょう。

 

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

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