マルセル ダイス アルザス ブラン(コンプランタシオン)

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アルザスのおすすめ生産者を1つだけ教えて下さい

私がもしこのように聞かれたら、マルセル ダイスを挙げるでしょう

なぜなら、ワイン評論家やワイン誌の評価もさることながら、日本の一般消費者の方々の口コミ評価(vinica)を客観的視点から見てみると、トリンバック、マルクテンペ、ビネールも良かったのですが、際立って評判が高いと感じたのがマルセル ダイスだったからです。

ほんのり甘味のある奥深い味わいはたくさんの飲み手を魅了。甘いワインが苦手な方にも、透明感のある甘美さは試すだけの価値があると感じさせるものでした。

今回紹介するアルザス ブラン(コンプランタシオン)は、マルセルダイスのラインナップの中では最も手軽な価格のワインですが、価格に対する味わいへの総合的評価の印象としては最も高いと感じました(個人的解釈)。

アルザスで最もおすすめできる生産者の中の最もおすすめ。つまりアルザスで最もおすすめできる銘柄の紹介というわけです。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》マルセル ダイス アルザス ブラン

※2018以降はコンプランタシオンと名を変えているようです。

《価格》

3500円前後

《ブドウ品種》
ゲヴェルツトラミネール
ピノ ブラン
他複数品種

《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   やや甘口
《産地》   フランス>アルザス地方
《生産者》  ドメーヌ マルセル ダイス

プロフィール
ドメーヌ マルセル ダイスはアルザスを代表するトップ生産者
1744年からブドウ栽培を続ける家系で、1945年に故マルセル ダイス氏がワイナリーを設立。2020年現在は3代目であるジャン ミシェル ダイス氏が当主としてドメーヌを担っています。
アルザスのワイン法を改正させたことでも知られており、「土壌こそ賞賛されるべきものである」と考えるジャン氏は、2000年から畑名のみをラベル表記。当時品種を記載しないことはアルザスでは違法でしたが、その信念を貫き、2005年には法を改正させることに成功。2020年現在、グランクリュと地方名AOC(アルザスとクレマンダルザス)しかないアルザスの階層に、「プルミエクリュ」を実現させる活動も行っています。

そんなマルセルダイスへの評価は高く、その例を挙げると、
・ワイン評論家のロバート パーカー氏から、最高評価の5ッ星生産者の評価を獲得
・フランスで最も権威あるワイン誌、レ メイユール ヴァン ド フランスで最高評価の3ッ星評価を獲得
などがあり、後で紹介する一般消費者の口コミ評価(vinica)も非常に高く、名実共にアルザスを代表する生産者として君臨し続けています。

《味わいの特徴》

凝縮感のある甘美さと
上品な爽やかさを併せ持つ

このワインの特徴は、上品な蜜の甘やかさを伴った凝縮された果実味が感じられる点にありますが、適度な酸味や凛としたミネラル感、複雑味のある味わいは決して甘いだけではない奥深さや上品さも感じられます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料を使用しないことはもちろん、天体の動きに合わせて農作業を行うビオディナミ農法を実践。自然酵母などの微生物の働きも加わった土壌は、健全で成分豊かな状態になり、その成分を吸い上げたブドウは土地の個性を反映したワインを生みます。

混植
通常1つの畑には1種の品種が植えられますが、複数品種を植える「混植」を実践しています。
その狙いは、土地ごとの個性を最大限に引き出すことです。

密植
ブドウの樹を植える間隔をあえて狭くする「密植」を行っています。
これによって生存競争が活発化し根は地中深くまで伸び、その結果ブドウは土壌の成分を多く含んだ地下水を吸い上げます。

収量制限
さらに剪定するなどをしてブドウの収穫量をあえて低くします。
そうすることで残されたブドウに成分が集中し、厚みのある味わいを持ったワインが生まれます。

醸造方法
通常ブドウの果汁と固形物(皮や種)を分離させる圧搾の工程は4時間程度かかりますが、マルセル ダイスでは12~16時間かけます。
そうすることで皮に含まれる成分をしっかりと抽出できます。
また、アルコール発酵後に残った酵母の死骸である「澱」との接触期間を1年間設けています。
白ワインでは数ヶ月である場合がほとんどですが、長期間澱に触れることで深みのある味わいがワインに反映されます。

※その他にも様々な取り組みがされているようですが、その根底にはテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)を表現したワインを生むというマルセルダイスの信念があります。

 

【外観】
輝くイエローゴールド

【香り】
熟したライチやアンズのフルーティーさに上品な蜂蜜の甘やかさ、白い花の華やかさも広がりを見せ、柑橘系や青リンゴの爽やかなニュアンスも垣間見えます。

【味わい】
ボリューム感のある果実味は上品な蜜の甘やかさを伴い、適度な酸や凛としたミネラル感が味わいをエレガントにまとめます。後口に少しの苦味を感じつつ、上品な甘味と爽やかな印象を残した余韻が訪れます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸が際立ち引き締まった印象になり、軽快な飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど酸は穏やかな印象になりますが、アロマティックな香りや甘美な果実感が広がり、優雅な飲み口が楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向から推測
若いほど生き生きとしたフレッシュさがあり、数年の熟成で円熟味の増した落ち着きあるニュアンスに変化するでしょう。

【当たり年】
アルザスのヴィンテージチャート以下の通りです。
※あくまで一般的傾向です。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2013年 3
2014年 3
2015年 3
2016年 4
2017年 5

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

※2018以降はコンプランタシオンと名を変えているようです。

《適正グラス》

【小ぶりのグラス】
【ふくらみのあるシャルドネグラス】
冷やし気味にして軽快さを楽しむ場合、温度も上がりにくい小ぶりのグラスを選ぶと良いでしょう。
少し温度を上げて広がる風味や味わいを楽しむ場合は、香が取りやすく温度も上昇しやすいシャルドネグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ホタテバター


エビの中華炒め


ブルーチーズ

など、少々コクの強めの食材、あるいは味付けの施された料理との相性が良く、アロマティックで甘美さのある味わいが料理の味わいを優雅に引き立ててくれるでしょう。
また、上品な甘味は塩分の強いブルーチーズやウオッシュチーズなどとの相性も良く、チーズの塩味がワインの甘味を引き立て、またワインの甘味がチーズの旨味を引き立て合う相乗効果が楽しめます。
逆に繊細な味わいを持った和食(刺身・鮮魚の塩焼き・寿司)などに合わせてしまうと、ワインの味わいが強すぎて料理の味わいが感じにくくなる場合もあります。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ


3年熟成の2017は、ゲヴェルツが強いのかな?ちょっとライチ感が強いので私は少し苦手。リースリングにすべきだったかも。。。

良い口コミ

2年熟成の2017~~♪しっかり冷やされていたので、開けたてはドライでキレのあるミネラル感で果実感はやや控えめ。時間経過で温度も上昇し開き始めます。味わいはドライ寄りですが、アロマティックな芳香と優しい果実味に包まれたような味わいで、あ~アルザスワイン飲んでるって感じがしますね♪香り、甘味、酸味のバランスも良く、常備したいと思えました。それにしても、この味わいで最も安いワインなんて。。。マルセルダイス恐るべし。そして、出会えて良かった♪


さすがの安定感ですね、マルセルダイス。中華にだって合わせられる懐の深さ、味わい深さがありますよ。


これはハマりました!!ボリューム感溢れる芳香性は清潔感のある香水みたい♪お花、完熟マンゴー、パイン、ライチ、桃のコンポートなどがあります。味わいは香り同様完熟果実の上品な甘味が広がり、優しい酸味がバランスを整え、クドさの無い透明感だって感じられます。コスパも凄すぎて、この3年熟成の2017で私はファンになりました♪


旨い旨いと聞いてたけど、なるほど評判通りだね。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     10%
美味しい     77%
普通       13%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

ほとんどの方がレベルの高い甘味を伴った味わいに満足している印象で、価格も考慮すると稀に見るコスパワインという印象が残る銘柄でした。

しかし、スッキリサッパリ系のワインを飲みたい時や、繊細な料理に合わせる場合は、そのアロマティックさや甘美さが主張気味と感じてしまう事もあるでしょう。とはいえバランス感覚も優れたレベルの高い甘美さは、ちょっと甘味のあるワインが好きな方はもちろん、あまり甘味のあるワインが得意でない方にも試してみるだけの価値のある銘酒といった印象です。

アルザスの人気生産者の中でも際立つ存在感を放つマルセルダイスですが、その中でもスタンダードクラスのこのワインへの満足度は、価格とのバランスも考慮した場合最も高い印象で(客観的で個人的解釈)、アルザスの中でもトップあるいはトップクラスでおすすめできる銘柄だと感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

マルセル ダイス アルザス ブラン

価格
3500円前後


上品な蜜の甘やかさを伴った凝縮された果実味が感じられ、適度な酸味や凛としたミネラル感、複雑味のある味わいは決して甘いだけではない奥深さや上品さも感じられる。

飲み頃と当たり年
・飲み頃はブドウ収穫年から2~6年
※一般的傾向から推測

・当たり年
5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2013年 3
2014年 3
2015年 3
2016年 4
2017年 5

口コミ
ほとんどの方がレベルの高い甘味を伴った味わいに満足している印象。
アルザスの人気生産者の中でも際立つ存在感を放つマルセルダイスだが、このワインが価格とのバランスも考慮した場合、最も満足度が高い印象で(客観的で個人的解釈)、アルザスの中でもトップあるいはトップクラスでおすすめできる銘柄だと感じた。

以上です。

個人的にも非常に興味深いアルザスブランでした。
シャルドネにもソーヴィニヨンブランにもない魅力を持ったワインで、コクのある料理や中華やエスニック料理にも合わせられますし、ワイン単体でも楽しめる充実感があるでしょう。
あなたはどう感じましたでしょうか。
それでは今回はこれでおしまいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

※2018以降はコンプランタシオンと名を変えているようです。

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