「だのじんでるが~?わじはぎのうのびずぎでなんにぼ覚えでないぞ~。」
先生の飲み方すごそうですね!!
そんなに飲んでも今日こんなに元気だなんてうらやましい限りです!
二日酔いとかないんですかね。
「ふづかよい・・・て、なんだぁ?あだらじい品種かぁ?いっじょにのぼーなぁ🎵」
さすが・・。
私達の次元をはるかに超えていますね(笑)
さて、今回はピエモンテ州です。
イタリアは重要度の高い州から紹介していきます。
イタリアワインを知るうえでピエモンテ州は外せません!!
「ピエモンテ」は「山の麓」を意味しており、その名の通りアルプス山脈の南側に広がる州で、イタリアを代表するワインを生み出しています。
1、ピエモンテ州の 基本データ
まずは位置を把握しましょう。
【ワイン生産量】
・約240万ヘクトリットル
※ブルゴーニュより少し多い。
【ブドウ栽培面積】
・約4.4万ヘクタール
※ブルゴーニュより少し狭い。
【主要品種白ブドウ】
・コルテーゼ
軽快なワインを生みますが、DOCGガヴィは例外的に優美で複雑な味わいです。
・アルネイス
食用としても食べられるほど果実味豊かで、桃などの香りを持ったアロマティックなワインを生みます。
・モスカート・ビアンコ
マスカット系の品種で、アロマティックな甘口スパークリングワインを生みます。
「アルザズでミュズカ(ミュスカです)ってあっだだろぉ。それの別名だがらなぁ。知っでおぐどいいぞ~。」
・エルバルーチェ
優しい甘味を持ち酸も豊かでバランスの良いピエモンテ州限定品種です。
【主要品種黒ブドウ】
★ネッビオーロ
イタリアを代表する品種で、色調はやや淡く強いタンニンが特徴的です。
・バルベーラ
酸は強めで果実味豊かです。軽快なものから濃厚なものまで生みだしています。
・ドルチェット
豊かな果実味でタンニンは多いですが、酸は控えめです。
・ブラケット
イチゴやバラのようなアロマティックな香りを持つワインを生みます。
・グリニョリーノ
色は淡く繊細な香りそして強いタンニンがあります。
・フレイザ
複雑な風味を持ち、少しの発泡性を残す場合もあります。
・ルケ
エレガントで豊かな香りを持ち、複雑さのある味わいです。
2、ピエモンテ州の ワインの特徴
・トスカーナ州と並ぶ高級ワインの産地で、【イタリアを代表する産地】と言えます。バローロとバルバレスコは特に有名で品質も高いです。
・【単一品種】で造られる場合が多いです。
3、主要《DOCG》《DOC》 その特徴
※パッシートとは
以下の解説に登場する【パッシート】は、収穫したブドウを干して糖度を高めてから醸造するワインで、一般的に【甘口】です。
【DOCG赤のみ】
★《バローロ》
・使用品種 ネッビオーロ
・ネッビオーロから生み出されるこのワインは「ワインの王であり、王のワイン」と称えられ、力強くそして厳格さ荘厳さが感じられる偉大なワインです。
地区や生産者によって厳格で熟成向けの男性的なバローロから、比較的早飲みできる優美さを持った女性的なバローロまであります。
★《バルバレスコ》
・使用品種 ネッビオーロ
・バローロの弟的な立ち位置ですが、繊細で優美なエレガントさはバローロとは異なる魅力的なワインと言えます。
《バルベーラ・ダスティ》
・使用品種 バルベーラ主体
・バルベーラから造り出される高品質なワインで、酸が豊かで厚みもあり熟成向けのワインです。
《バルベーラ・デル・モンフェッラート・スペリオーレ》
・使用品種 バルベーラ主体
・DOCのバルベーラ・デル・モンフェッラートは微発泡や早飲みの軽いタイプが多いですが、このスペリオーレは力強くバランスに優れた熟成にも向くワインです。
《ドルチェット・ディ・ディアーノ・ダルバ》
・使用品種 ドルチェット
・生産量は少なく、豊かな果実味を持ち酸は穏やかで果実味主体のジューシーな味わいです。
《ドルチェット・ディ・ドリアーニ・スペリオーレ》
・使用品種 ドルチェット
・ドルチェットを使ったワインの中でも特に長期熟成向けで、やや甘く濃厚な味わいです。
《ドルチェット・ディ・オヴァーダ・スペリオーレ》
・使用品種 ドルチェット
・豊かな果実味で酸は控えめ、滑らかな口当たりで程よい渋味を持ちます。
《ガッディナーラ》
・使用品種 スパンナ主体(ネッビオーロの別名)
「ネッビオーロばなぁ、このズバンナ(スパンナ)とギアヴェンナズガ(キアヴェンナスカです)っでいう別名があるぞ~。」
・バローロよりもいくぶん柔らかな印象で、熟成向けの厚みのある味わいです。
《ゲンメ》
・使用品種 スパンナ主体
・ガッディナーラよりもエレガントで女性的な印象の味わいです。
《ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート》
・使用品種 ルケ主体
・華やかで香り高くミディアムボディの辛口タイプが多いです。
【DOCG赤以外も造るもの】
《ブラケット・ダックイ》
・赤・赤泡・ロゼ泡・パッシート
・使用品種 ブラケット
・甘口の赤、ロゼや赤の甘口スパークリングワインを造り、【アスティの赤バージョン】的な扱いで楽しまれています。
《ロエーロ》
・赤・白・泡
・使用品種赤 ネッビオーロ主体
・使用品種白と泡 アルネイス主体
・赤はバローロやバルバレスコのような骨格や複雑さはありませんが、チャーミングな果実味が楽しめます。
・白はアルネイス特有のわかりやすい果実味があり、酸の少ないやさしい味わいです。
【DOCG白と泡】
★《ガヴィ》
・白・泡・微泡
・使用品種 コルテーゼ
・赤で有名なピエモンテ州ですが白で有名となるとこのガヴィです。
完熟のコルテーゼを使用し、ハチミツやハーブのニュアンスのある優美な白ワイン又はスパークリングを造ります。尚、【微発泡のものはフリツァンテ】と呼ばれます。
★《アスティ》
・白・泡・微泡・ヴェンデミアタルディ―ヴァ
・使用品種 モスカート・ビアンコ
・甘口のスパークリングとして有名で人気で、微発泡のものはモスカートダスティと呼ばれます。
・ヴェンデミアタルディ―ヴァとはアルザスのヴァンダンジュ・タルティブと同じで遅摘みを意味し、より熟した糖度の高いブドウを使用した甘口ワインの事です。
《アルタ・ランガ》
・白泡・ロゼ泡
・使用品種 ピノネロとシャルドネ主体
・【トラディショナル方式】で造られる上質なスパークリングワインで、ロンバルディア州を代表するフランチャコルタに並ぶ品質と言われています。
《エルバルーチェ・ディ・カルーゾ》
・白・泡・パッシート
・使用品種 エルバルーチェ
・【ピエモンテ州でしか栽培されないエルバルーチェ】から造られ、フレッシュで華やかな白とスパークリングワイン。甘口のパッシートまで造ります。
【主要DOC】
《バルベーラ・ダルバ》
・赤のみ。
・使用品種 バルベーラ
・バルベーラ・ダスティよりも濃厚な果実味を持っており、若いうちから楽しめます。市場でもよく見かけられます。
《ドルチェット・ダルバ》
・赤のみ
・地元でデイリーワインとして人気です。濃厚でフルーティで程よいタンニンもあります。
《ネッビオーロ・ダルバ》
・赤のみ
・使用品種 ネッビオーロ
・若いうちから楽しめるフレッシュでチャーミングなネッビオーロです。
■まとめ■
・ピエモンテ州は【イタリアを代表する産地。】
・赤は【バローロ】、【バルバレスコ】が特に有名。
・白は【ガヴィ】が有名。
・スパークリングワインは【アスティ】が有名。
以上です。
いかがでしたか?
ピエモンテ州だけでも様々な品種と有名ワインの数々がありますね!!
イタリアは本当に品種の宝庫です。
上記以外にもDOCは数多く存在し、あまり見かけない品種、例えばフレイザやグリニョリーノなども単一で楽しめるワインもありますから、ぜひそんなワインにも出会っていただきたいものです。
「イダリアはいどいどのべるがらだのじーな~。あんだもいっじょにどうだぁ~。」
お誘いありがとうございます!!
すごい飲み会になりそうですね。
二日酔い知らずですもんね!!
「ふづかよいっでやづもいっじょにのぼ~なぁ。」
先生素敵過ぎます!!
これからもよろしくお願いします。
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