第53回 コート・デュ・ローヌ地方のワイン特徴・格付け・主要AOC


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スイス・アルプスから発し、地中海を目指すローヌ川ですが、地中海河口から北へおよそ200キロに亘って川の両岸に広がるブドウ畑からは大量のワインが生み出されています。

そんなコート・デュ・ローヌについて今回は知りましょう。
一回で全部やっちゃいますからちょっとだけ大変ですが、しっかり掴んでください。

コート・デュ・ローヌ地方で
知る事

1、コート・デュ・ローヌ地方の
基本データ

2、コート・デュ・ローヌ地方の
ワインの特徴

3、コート・デュ・ローヌ地方の
ワインの格付け

4、コート・デュ・ローヌ地方
2つの地域の主要AOC

1、コート・デュ・ローヌ地方
基本データ

まずは場所
フランスにおけるコート・デュ・ローヌの場所

コート・デュ・ローヌの全体像

【ワイン生産量】
約580万ヘクトリットル
※ボルドーよりも少し多いです。

【ブドウ栽培面積】
約12万ヘクタール
※ボルドーより少し広いです。

【主要品種白ブドウ
ヴィオニエ
香り高く厚みのある味わい。

ルーサンヌ
花の香りを持ち、酸も多く厚みのある味わい。

マルサンヌ
酸は控えめの果実味豊かな味わい。

【主要品種黒ブドウ
シラー
 しっかりとしたボディを持ち熟成向けのワインも生みます。

グルナッシュ
果実味豊かで丸みのある味わいです。

ムールヴェードル
力強いタンニンを持ち豊かな味わい。

2、コート・デュ・ローヌ地方
ワインの特徴

【豊かな果実味を持つ赤ワイン
大規模な産地で、南の温暖な産地らしく豊かな果実味を持った赤ワインを中心に造っています。

【高品質な北部とカジュアルな南部】
《北部》セプタントリオナル
《南部》メリディオナル
に分かれており、
北部では少量ながらシラー主体の高品質な赤ワインや、ヴィオニエからも高品質な白ワインを生むことで有名です。

南部は大量生産で、グルナッシュ主体に複数の品種をブレンドしてワインを造り、比較的カジュアルなワインを多く造ります

3、コート・デュ・ローヌ地方
ワインの格付け

ローヌではシャトーの格付け、グランクリュやプルミエクリュはありませんが、より狭い区画を名乗れるほど格上という仕組みは同じです。

格上から順に。

【1、地区名AOC】
コンドリューやシャトー・ヌフ・デュ・パプなどの地区名が書かれます。

【2、地方名AOC】
《2-1》コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ+村名
《2-2》コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
《2-3》コート・デュ・ローヌ

《2-3》よりも《2-2》さらに《2-1》の方が規定が厳しく、格上の認識です。

以上4段階で比較的シンプルですね。

4、コート・デュ・ローヌ地方
2つの地域の主要AOC

まずは、位置関係を確認。

フランス全体におけるローヌの位置と、ローヌの全体像は図のようであります。

それで【2つの地域の特徴と地区名AOC】について解説します。

1、《北部》セプタントリオナル
8つ》の主要地区名AOC

高品質な赤ワインで有名


「使用品種はね赤はシラー白はヴィオニエとルーサンヌとマルサンヌ程度で少ないよ。それで【高品質なワイン】を造り、中でも《コート・ロティ》《エルミタージュ》は特に有名だよ。」

え!どなたですか?

「試験の人は、AOCごとに造れるワインのタイプ、それから使用比率が決まっているから教本でチェックだよ。
例えば、コート・ロティなら赤ワインのみが認められ、使用品種はシラーでその比率は80%以上、20%までヴィオニエを混ぜてもいいのさ。エルミタージュでは使用可能品種と比率が違うからその部分は知っておくといいよ。」

で、誰?ですが、いい事言ってますから参考にしてください。(笑)

《1、コート・ロティ》
赤のみ
高品質なシラーで有名です

《2、コンドリュー》
白のみ
ヴィオニエからアロマティックな白ワインを造ります。

《3、シャトー・グリエ》
白のみ
一軒の生産者がAOCを名乗る非常に珍しいケースで、ヴィオニエから高品質な白ワインを生みます。

《4、サンジョセフ》
共に造ります。
・シラー主体の赤ワインが主体です。

《5、エルミタージュ》
共に造ります。
シラー主体の高品質な赤ワインで特に有名です。
・また、ヴァン・ド・パイユと呼ばれる糖度を高めた陰干しブドウから造られる甘口ワインでも知られます。

《6、クローズ・エルミタージュ》
共に造ります。
・エルミタージュを囲むAOCで、エルミタージュには及ばないまでもバランスの良い味わいです。

《7、コルナス》
赤のみ
シラー100%の骨太な赤ワインを生みます。

《8、サンペレイ》
白のみ
ルーサンヌマルサンヌから軽めの白ワインを生みます。

2、《南部》メリディオナル
9つ主要地区名AOC

比較的カジュアルで様々なタイプのワイン

北部とは違い多くの品種をブレンドする風習があり、グルナッシュなどを主体に比較的カジュアルで親しみやすい果実味豊かなワインを生みだしています。


「ここではシャトー・ヌフ・デュ・パプが重要だよ。あと図には書いてないけどね。メリディオナルの地区名AOCの周辺には地方名AOCの畑が広大に広がっているよ。

どなたか存じ上げませんがいいこと言いますね。ありがとうございます。

《1、ヴァンソーブル》
赤のみ
・果実味豊かな赤ワインを生みます。

《2、ジゴンダス》
ロゼを造ります。
・バランスの良い品質です。

《3、ヴァケイラス》
ロゼ共に造ります。
・赤ワインが大半でバランスの良い味わいです。

《4、ボーム・ド・ヴニーズ》
VDN赤ワインを造ります。
・濃い目の赤ワインを生みます。
VDN?ですかね。酒精強化ワインの時に解説します。

《5、シャトー・ヌフ・デュ・パプ》
共に造ります。
・【13品種】の使用が認められ、複雑で豊かな赤ワイン豊かで爽やかな白ワインを造ります。
・【法王の新しい城】の意味を持ち、【ローヌを代表するAOC】です。
ボルドーではシャトーは
ワイナリーの事を意味しますが、このAOC名のシャトーは城を意味しているもので、地区を表すAOC名という認識です。

「13品種全部覚えなくていいよ。シャトー・ヌフ・デュ・パプは【13】認められている事を知ればいいのさ。」

《6、リラック》
ロゼ共に造ります。
・力強い赤ワイン、繊細なロゼ・白ワインを造ります。

《7、タヴェル》
ロゼワインのみ。
・グルナッシュ主体のロゼは豊かで丸みがあります。

《8、ラスト―》
VDNを造ります。
・VDNは別で解説します。力強い赤ワインを生みます。

《9、ケランヌ》
共に造ります。
・2016年に地方名AOCから昇格するほどの品質です。

■まとめ■

・コート・デュ・ローヌ地方は【12万ヘクタール】を超える大産地で【北部=セプタントリオナル】【南部=メリディオナル】に分かれている。

【セプタントリオナル】では使用可能品種は少なく高品質なワインが生産され、コート・ロティエルミタージュは特に有名。

【メリディオナル】では多くの品種から比較的カジュアルなワインが大量生産されており、シャトー・ヌフ・デュ・パプは品質も高く有名。

 

以上です。掴めましたか?


掴めたかどうかは定かではありませんが、次をチャレンジしている模様です。

素敵ですよ!あきらめない事が大事ですもんね。

ローヌのワインはお手頃で日常用にもとても良いと思います。

やさしくて濃いめの赤ワインが飲みたいと思った時の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

どなたか知りませんがありがとうございました。

 

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加藤敦志

投稿者: 加藤敦志

加藤敦志と申します 名古屋のふぐ・季節料理を扱う楽楽楽(さんらく)八事店の店長で ソムリエやらせてもらっています。 あなたに役立つワインの知識・おすすめワイン・ワイン関連商品などいっぱい紹介します!! さらにくわしいプロフィールはhttps://wine-no-susume.com/profile/です

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