先生！今日も一言お願いします！！
「・・・。」
先生？今日はなんだか小さいですね・・・
「・・・・・。」
ん？・・・これは・・・
寝とるぞ！！
さて、メドック地区の次はグラーヴ地区、ソーテルヌ地区です。
まとめてやっちゃいましょう！！
１、グラーブ地区 ソーテルヌ地区 ワインの特徴
グラーヴ地区のワインの特徴
この地区は、
【ぺサック・レオニャン地区】
【グラーヴ地区】
に分けられます。
【ぺサック・レオニャン地区】
《上質な赤・白共に生む産地》
砂利質土壌主体でカベルネソーヴィニヨンとメルロー主体で造られる赤ワインは、しっかりとしたタンニンを持ち、長期熟成に向く高品質なワインを生みます。
また辛口白ワインも、セミヨン、ソーヴィニョンブラン主体で造られ、複雑でアロマティックそして熟成向けの上質白ワインも造られます。
後で解説する格付けワインはすべてこの地区のもので、上質な赤ワイン白ワインを生む地区と言えます。
【グラーヴ地区】
《若いうちから楽しめる比較的カジュアルな赤・白共に生む産地》
砂と粘土質の土壌で、赤はメルロー主体のなめらかなワイン。
白はソーヴィニョンブラン、セミヨン主体の比較的早飲みワインを生んでいます。
ソーテルヌ地区の ワインの特徴
《世界三大貴腐ワインを生む産地の一つで極上甘口ワインで有名》
ガロンヌ川に水温の低いシロン川が流れ込み、朝霧が発生するという貴腐ブドウを造るのに恵まれた環境を持つ地区です。
世界三大貴腐ワインを生むソーテルヌが有名ですが、シロン川対岸のバルサックやガロンヌ川対岸でもお手軽貴腐ワインを多く造っています。
※地図ではそこまで書いていませんから試験の方は教本で確かめて下さい。
ブドウは
セミヨン主体で、
ソーヴィニョンブラン
ミュスカデル
の【３つ】が認められています。
２、グラーブ地区 ソーテルヌ地区 主要AOC
【２つのグラーヴ地区名AOC】
１、ぺサック・レオニャン
複雑で【上質】な赤ワイン白ワイン共に造ります。
２、グラーヴ
比較的早飲みで【カジュアル】な赤ワイン白ワイン共に造ります。
【６つのソーテルヌ地区名ＡＯＣ】
１、ソーテルヌ
最高品質の貴腐ワインを造ります。
２、バルサック
ソーテルヌのシロン川対岸で、ソーテルヌに次ぐ高品質な貴腐ワインを造ります。
３、セロンス
４、カーディアック
５、ルーピアック
６、サント・クロワ・デュ・モン
※３～６のＡＯＣはソーテルヌやバルサックに比べてやや甘さ控えめのお手軽貴腐ワインを造ります。
お求めやすいですよ🎵
３、グラーブ地区 ソーテルヌ地区 ワイン（シャトー）の格付け
【グラーヴの格付け】
・メドック地区のような階層はありません。
・クリュクラッセとして１６銘柄（シャトー）が選ばれています。
・すべてぺサック・レオニャン地区から選ばれています。
・メドック地区の格付けワインはすべて【赤ワインのみ】であるのに対して、【赤ワインのみ】【赤ワイン白ワイン両方】【白ワインのみ】のシャトーがそれぞれ選ばれています。
・シャトー・オー・ブリオンは【メドックの格付け】【グラーブの格付け】両方で選ばれています。
※試験の方は、１６銘柄の名前と造るワインのタイプは知っておきましょう。
【ソーテルヌ・バルサック】 【格付け】
３階級２７銘柄の貴腐ワインが選ばれています。
特級 １銘柄
１級 １１銘柄
２級 １５銘柄
唯一の特級【シャトー・ディケム】は有名です。
※試験の方はどのシャトーが何級なのか調べて知っておきましょう。
４、グラーブ地区
ソーテルヌ地区
有名ワイン（シャトー）
既に出てしまってますが、
【ぺサックのシャトー・オー・ブリオン】
【ソーテルヌのシャトー・ディケム】
は特に有名です。
知っておきましょう。
■まとめ■
■グラーヴ地区には地区名ＡＯＣ【グラーヴ】と【ぺサック・レオニャン】の２つがある。
■【ぺサック・レオニャン】は高品質で熟成にも向く赤ワイン白ワインを生む。
■【グラーヴ】では、それよりやや軽いタッチで早飲みタイプの赤ワイン白ワインを生む。
■グラーヴの格付けは階層は無いが１６銘柄（シャトー）が選ばれていて、全てぺサック・レオニャンから選ばれている。
シャトー・オー・ブリオンは特に有名
■ソーテルヌ地区は６つの地区名ＡＯＣがあり、【ソーテルヌ】次いで【バルサック】が有名で、他にもお手軽貴腐ワインを造るＡＯＣが４つある。
■ソーテルヌの格付けは特級・１級・２級の３階層に格付けされている。
唯一の特級シャトーディケムは特に有名。
以上です。
ボルドーは赤のイメージが強いですが、この地区では上質な白ワイン、そして貴腐ワインも有名なんですね。
貴腐ワイン飲んだことない方はまずは手軽なカーディアックやルーピアックで試してみて、気に入ったら格付け貴腐ワインへとステップアップしてみても楽しそうですね🎵
先生起きたかな？
「・・・」
ん・・？
寝とるぞ！！
たまには、ゆっくり休んでいただきましょう。
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