ドゥーカ ディ サラパルータ ドゥーカ エンリコの価格と味は?飲み頃や当り年や口コミなど詳しく解説

おすすめ【赤】ワイン

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シチリアの赤ワインの最高峰であり、ネロダーヴォラの頂点

その品質の高さは多くの口コミからも伝わるもので、ドンナフガータのミッレ エ ウナ ノッテと並んでシチリアを代表する銘柄だと感じました。

充実感ある赤ワインが好きな方の選択肢に入れていただきたいシチリアの銘酒です。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》ドゥーカ ディ サラパルータ ドゥーカ エンリコ

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《価格》

7000前後

《ブドウ品種》ネロ ダーヴォラ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   イタリア>シチリア州
《生産者》  ドゥーカ ディ サラパルータ

プロフィール
ドゥーカ ディ サラパルータはシチリアで最も古い歴史あるワイナリーです。

1824年にサラパルータ公爵(ドゥーカ)が設立したワイナリーで、近年では優れた畑や醸造設備への多額の投資も行っており、土地の個性を反映した優れたワイン造りを追求し続けています。

今回紹介しているドゥーカ エンリコはワイナリーを代表するトップキュベ。

1984年からリリースされるこのワインは、シチリアで初めてネロダーヴォラ100%で造ったワインとしても知られており、数々のワイ誌やコンテストでも高く評価されています。

2010 WS91点 WE94点
2011 WA93点 JS90点 SAダイヤモンドトロフィー
2013 WA92点

WS=ワインスペクテーター
WE=ワインエンスージアスト
WA=ワインアドヴォケイト
JS=ジェームズ サックリング
SA=サクラアワード

《味わいの特徴》

ネロダーヴォラの最高峰
パワフルかつ上品な味わい

このワインの特徴は、ネロダーヴォラらしいパワフルな果実味を主体にした複雑で充実感ある味わいにありますが、洗練された味わいは雑味なく、パワフルで優美な上品さも感じられるところです。

【外観】
ガーネット色を帯びた深みのあるルビーレッド

【香り】
ラズベリーやチェリーなどの赤い果実のフレッシュさに、プルーンやカシスにレーズンなどの円熟した果実香は豊かで、樽に由来するチョコレートやスパイスの風味、そして革製品や土などの熟成香も加わり複雑性を高めています。

【味わい】
凝縮感ある果実味は豊富でシルキーなタンニンと穏やかな酸と相まって優しい飲み口。ボリューム感のある味わいでありながら洗練された雑味の無い味わいは上品さも感じられ、心地よい旨味に樽の風味や熟成香も加わった味わいは奥深く、長い余韻へと続きます。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品種の個性
このワインに100%使用されるネロ ダーヴォラは、濃厚なワインを生むシチリアの主要品種。
非常に濃い色調で、濃厚な果実味と豊富でシルキーなタンニンと穏やかな酸があります。
ブラックベリーやプルーンなどの熟した果実の風味に、チョコレートやインクのニュアンスが現れる場合もあり、充実した成分は長期熟成に耐えるポテンシャルも持ち合わせています。

樽熟成
完熟を迎えたブドウは丁寧な手摘みによって収穫され醸造されます。
発酵を終えてワインは小樽(バリック)で18ヶ月熟成後、12ヶ月の瓶内熟成を経てから出荷されます。
大樽と比較してワインとの接触面積が広いため、樽の風味が付きやすいのが小樽の特徴。
そのため、スパイスや芳ばしいトーストのニュアンスが強めに反映されますが、凝縮感あるブドウの風味があることでバランスが保たれています。

※情報の少ない銘柄でしたが、常に最良の栽培や醸造を追求し、投資も惜しまない生産者の姿勢が上質なワインを生む要因になっていると考えられます。

 

《飲む時の適正温度》

14℃20℃
少し低めの温度にすれば酸やミネラルが際立ち引き締まった印象。エレガントな飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど果実感や複雑な風味が広がり、ふくらみのある優雅な味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から6~30年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
参考までに近年で評価の高いヴィンテージを紹介します。

2010 WS91点 WE94点
2011 WA93点 JS90点 SAダイヤモンドトロフィー
2013 WA92点

WS=ワインスペクテーター
WE=ワインエンスージアスト
WA=ワインアドヴォケイト
JS=ジェームズ サックリング
SA=サクラアワード

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《適正グラス》

【ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く香りと味わいを感じ取れます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


和牛すき焼き


天然うなぎの蒲焼

ワイン単体でも楽しめる充実感がありますが、上質でコクのある味わいの料理と合わせる事で、さらに互いの味わいを高め合うマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

このワインへの具体的ネガティブコメントは見当たりませんでした。

良い口コミ

8年熟成の2008。はじめは野イチゴやラズベリーなどの赤系果実に、バラやスパイスの香りも加わり複雑。温度も上昇すると黒い果実を煮詰めたような甘やかな芳香が広がる。僅かな温度差でこれほど変化する香りは驚きで、素晴らしいワインだと思いました。

メガネが光る人のイラスト(男性)
男っぽくもあり女性的なエレガンスもある。7年熟成の2010は円熟した果実味で骨格ある味わいで、空気に触れるほどにしなやかさが増し女性的な美しさが現れる。ネロダーヴォラの底力が伝わる風格あるワインでした。


香りも味わいも非常にパワフル。ミッレ エ ウナ ノッテとか過去に飲んだどのネロダーヴォラよりも素晴らしいですね。7年熟成の2008は形容し難い素晴らしさがあります!♪


なんとファーストヴィンテージの1984は32年熟成!♪長期熟成で溶け合った要素はまろやかで上品で、ネロダーヴォラらしい果実感もしっかり残っています。土や革製品といった野性的なニュアンスもある香りも魅力的で、素直にめちゃ美味しかった♪♪

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    10%
美味しい     73%
普通       17%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

濃厚かつエレガントな味わいで満足感は高い印象で、シチリアの赤ワインの中ではミッレ エウナ ノッテと並んで最高峰ではないかと感じました。

若い段階から開いており好評ですが、数十年の長期熟成物への高評価も印象的。
ネガティブコメントも特に見当たらず、隙の少ない上級ワインと感じる結果となりました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ドゥーカ ディ サラパルータ ドゥーカ エンリコ

価格
7000前後


凝縮感ある果実味は豊富でシルキーなタンニンと穏やかな酸と相まって優しい飲み口。
ボリューム感のある味わいでありながら洗練された雑味の無い味わいは上品さも感じられ、心地よい旨味に樽の風味や熟成香も加わった味わいは奥深く、長い余韻へと続く。

飲み頃
ブドウ収穫年から6~30年
※一般的傾向や口コミから推測

当たり年
近年で評価の高いヴィンテージは以下の通り。

2010 WS91点 WE94点
2011 WA93点 JS90点 SAダイヤモンドトロフィー
2013 WA92点

WS=ワインスペクテーター
WE=ワインエンスージアスト
WA=ワインアドヴォケイト
JS=ジェームズ サックリング
SA=サクラアワード

口コミ
濃厚かつエレガントな味わいで満足感は高く、シチリアの赤ワインの中ではミッレ エウナ ノッテと並んで最高峰の印象。
若い段階から開いており好評で、数十年の長期熟成物への高評価も印象的。

ネガティブコメントも特に見当たらず、隙の少ない上級ワインと感じた。

以上です。

濃厚な赤ワインで、ボルドーでもカリフォルニアでもトスカーナでもないシチリアの銘酒は、ワインに詳しい方にも面白い選択になるかもしれませんね。

あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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