【私が選ぶ飲むべき一本】
《楽天で最安値》
アンペリデ ル・エス
《ブドウ品種》ソーヴィニョンブラン
《ボディ》 ミディアム
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス ロワール
《生産者》 アンペリデ
《特徴》
熟した果実の厚みと
深さのあるドライな風味
ロワールのソーヴィニョンブランというと爽やかなハーブ香が効いたキレの良いワインのイメージの方も多いと思いますが、このアンペリデが造り出すソーヴィニヨンブランは全然違います。
その味わい深さは上質なシャルドネ?と、間違えてしまいそうな品質で、試してみる価値のあるワインだと思いましたので、今回飲むべき一本に選ばせていただきました。
あまり市場で見かけませんが、ぜひ試していただきたい一本です。
【外観】
黄金色
【香り】
熟した果実の香りにスモーキーさが加わります。
【味わい】
厚みのある果実の風味はパワフルですが、甘味の感じられるジューシーなワインと表現するよりは、スモーキーさも加わり厚みとコクはあるが甘味は比較的抑えられた男性的な味わいといった印象です。
非常にバランスに優れた味わいで心地よい余韻が感じられます。
《飲む時の適正温度》
【8℃~14℃】
冷やして軽快さを出してもいいですが、少し高めの温度にする事で豊かな風味や旨味が感じ取りやすくなりますから、12℃前後をおすすめします。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【8年~15年】
おそらくおよそ8年程度の熟成を経たものから市場に出回るようです。
つまり、それくらいから飲み頃になるという事なのかと思われます。
15年くらいは熟成可能だと思いますが、情報が少ないワインですからあくまで私の予測です。
ですから、20年経ても深みがある味わいが広がる可能性もあります。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【ふくらみのあるシャルドネグラス】
爽やかなソーヴィニョンブランではなく、旨味がタップリのコク旨辛口といった印象ですから、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計されたふくらみのあるグラスを選ぶと良いでしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
地鶏の香草焼
ローストビーフ
クリーム系のパスタ
・ブリ照り焼き
・サザエつぼ焼き
など、比較的コクのある素材・味付けをした料理と合わせる事で互いを高め合うマリアージュを楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【豊かでドライな白ワインを飲みたい方】
白ワインは厚みのある味わいの場合、ジューシーな甘味も感じられることが多いのですが、このアンペリデ ル・エスは厚みとコクはありますが、甘味は比較的抑えられたドライな印象です。
ブルゴーニュの上質白ワインが好みの方などに試していただきたい品質です。
【肉料理に白ワインを合わせたい方】
白ワインにしては力強く仕上げられたワインです。
鶏肉・豚肉との相性も良く、フルーティで軽快な赤ワインを選ぶよりもむしろこのワインを選んだ方が肉料理にマッチするでしょう。
【ちょっとした贈り物に】
あまり市場で見かけないワインで希少性が高いです。
ワイン好きの方に贈り物で渡したら、めずらしいワインだねと喜んでもらえるかもしれませんね。品質もどちらかというと玄人向けといった感じですしね。
《こんな場合には不適切!?》
【サッパリ系もしくはフルーティで甘味のあるワインが好きな方】
このワインは厚みがありコクも豊かで比較的ドライな味わいです。
サッパリとしたロワールのソーヴィニヨンブランや軽快なシャブリ、また淡く繊細な日本の甲州が好みの方には強すぎます。
また、厚みがあってジューシーな甘味のある比較的チャーミングなワインが好みの方には合わないかもしれませんね。
このワインはスモーキーさも持ち合わせ、ちょっと男っぽいワインなのです。
【淡白な素材・味付けの料理に合わせる時】
繊細な白身魚の薄造りや寿司を食べる時にはおすすめしません。
きっと素材の味がわかりにくくなるでしょう。
比較的コクのある素材・味付けの料理と楽しんで下さい。
以上です。
いかがでしたか?
アンペリデ ル・エスの味わいがなんとなくでも伝わったでしょうか。
ソーヴィニヨンブランらしくないソーヴィニヨンブランを試してみるのもおもしろいものです。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っています。
アンペリデ ル・エス
ソーヴィニヨン・ブラン [2010]
3729円税込・送料690円
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