シャトー ル パンの【価格】と味は?【当たり年】【口コミ】など詳しく解説!!

 

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Le Pin=松

意外とシンプルな意味を持つシンデレラワインの紹介です。

ヴィンテージによってはペトリュスよりも高額で、生産量の少なさから非常に希少性の高いワインです。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 シャトー ル パン


1995
当り年飲み頃

《価格》

27万300万円】
※ヴィンテージによって価格は変動します。

※1982に関しては別格の扱いで、価格も突き抜けております。

《ブドウ品種》メルロー
《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス>ボルドー>ポムロール
《生産者》シャトー・ル・パン

《特徴》

エキゾチックな香りと
しなやかな味わいでエレガント

1979年 ファーストヴィンテージ。

1982年 パーカー100点満点で一躍スターダムへ。

そんなシャトー・ル・パンです。

1979年にジャック・ティエンポン氏はポムロールの中心部にある畑とメゾンを購入したのが始まりで、その地にあった松の木にちなんでLe Pin(ル・パン)をシャトー名にしました。(意外と安易(笑))

ポムロールの丘の中心にあるル・パンの土壌は、砂利と砂を含んだ鉄分豊富な粘土質の土壌で、メルローに非常に適しています。

栽培面積がわずか2ha(ペトリュスの5分の1以下)と非常に狭い事もあり、年間約7000本という極少量生産である事からも希少性が高まり、価格高騰の要因となっています。

そんなル・パンの味わいの特徴は、絹のようにやわらかな質感で重厚でありながらエレガンス溢れる完璧なバランス。

ペトリュスは力強くル・パンはやさしくエレガントと例えられます。
(ヴィンテージや熟成度合いで違いもありますから、大きな傾向として考えます。)

かなり希少性の高いワインで、特にパーカー100点のヴィンテージなどは見つけるのも大変で、しかも超高額です。

生涯に一度くらいはこのようなワインを口にできたらいいですね。

 

【外観】
若いうちは深いルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づきます。

【香り】
若いうちはカシス・ブルーベリー・プラムといった果実の豊か香りに、バラや革製品などのニュアンスも加わります。

熟成が進むほど果実の香りは落ち着きを見せ甘やかで、紅茶・キノコ類・土などの複雑で官能的な香りがあります。

【味わい】
若いうちは凝縮感のある洗練された果実の風味がパワフルに感じられ、タンニンは豊富でありながらなめらかな質感で舌触りよく、穏やかな酸味が心地よく味わいをまとめます。

熟成が進むほど果実の味わいは、豊かでありながらエレガントさを感じさせる質感になり、土・革製品・キノコ類などの複雑な風味と共に心地よく感じられる旨味は秀逸で、しっかりと溶け込んだタンニンは絹のように滑らかでとろけるような舌触り。異次元のバランスの良さを持ち、至福の余韻が長く続きます。

熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当り年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~35年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。

難しいヴィンテージほど飲み頃の期間は短くなりますが、比較的早くから楽しめます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1985年 3
1986年 3
1987年 3
1988年 3
1989年 5
1990年 5
1991年 1
1992年 1
1993年 3
1994年 3
1995年 4
1996年 3
1997年 3
1998年 5
1999年 3
2000年 5
2001年 4
2002年 3
2003年 3
2004年 3
2005年 5
2006年 3
2007年 3
2008年 5
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 2
2014年 4
2015年 5
2016年 5
2017年 4

パーカーポイント高得点は
1982 100
1990  99
2000  98
2001  98
2009 100
2010 100
ですが、市場でほとんど見かけません。

※89・92・97・07はル・パンの中では評価が低い。

>楽天で当り年のル パンを探す

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※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


特に上質な和牛ステーキ


天然うなぎの蒲焼

など、特に上質な素材などを使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、洗練された風味の広がりを体感できる極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

良い口コミ

「1995のル・パンはしなやかで官能的な香り。優美な甘味にはうっとりとさせられるわね。」


「ずっと飲んでみたかったル・パン。絹のようになめらかな舌触りで抵抗なく舌の上を流れるよう。長い余韻は心地よく続きました。2012。初めてこんなに素敵なワインを経験しました。また飲みたいです。」


「エキゾチックなワインだ。色気のあるユニークな果実香。様々な果実の風味に複雑性。1990は素晴らしいワインだ。」

悪い口コミ

「1992は難しい年だったからね。熟成ワインはヴィンテージが重要だと再確認する結果となった。悪くは無いが、もっと早く飲むべきだった。」


「1993ってピーク過ぎちゃてたよ!!香り普通で後退気味。片鱗はあるように感じたけどもっと早く飲むべき。」

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、

感動的!!    60%
美味しい     27%
普通       13%

良くない      0%

という結果でした。

とても感動したコメントも多く見られましたが、飲み頃を過ぎてしまったいたという口コミも一部で見られ、本来の素晴らしさを体感できなかった方もいらっしゃいますね。

どうやら、ル・パンはタンニンと酸味が他の上級ワインに比べると穏やかなため、飲み頃期間が短いようです。

ですから、ヴィンテージを意識することも大切なのでしょう。

調べると、89・92・97・07はル・パンの中では評価が低く、10年程度で飲み頃を終えてしまうようですから注意が必要ですね。

 

以上です。

シャトー・ル・パン。

いつかは飲んでみたいワインですね。

一生に一度のここぞという時に飲むワインの候補の一つにしてみてはいかがでしょうか。

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

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