ルイ ロデレール ブリュット プルミエ

実践編
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「広告費にお金をかけるくらいなら、より良いシャンパーニュを造るためにお金を使いたい。」

こう考える生産者の作品。

私自身も優れたバランス感覚には安心感を覚えますし、そのように感じている消費者の皆様も非常に多い事がわかりました。

 

さて、シャンパーニュを手掛ける生産者は数知れませんが、その中でも実際多くの日本の消費者の方々に飲まれ(口コミされ)、そして口コミ評価の高い銘柄はどれか。

そのような好奇心の元、私は信憑性の高い口コミが見られるVinicaを使って調べてみました。

その結果日本で購入可能で主要なおよそ100の生産者の中でも、特に高評価を獲得していると感じたのは25の生産者達

今回紹介するルイ ロデレール ブリュット プルミエは、非常の多くの方々に口コミされており、モエ・シャンドン・ブリュットが一番口コミ量が多い事は想定内でしたが、ドン・ペリニョンに匹敵し、ヴーヴ・クリコを上回る3番目の口コミ量という事で、いかに皆様に選ばれているシャンパーニュであるかという事もわかりました。

もちろんその口コミ内容が素晴らしかったことが大前提で、繊細さと奥深い味わいのバランス感覚に優れた味わいは多くの方を納得させており、その1人には私も含まれているというわけです。

「バランスが良くて美味しいシャンパーニュを教えて下さい。」

もしこのような質問をされたなら、私はその候補の1つにルイロデレールを必ず入れるでしょう。

それでははじめましょう。

《ワイン名》 ルイ ロデレール ブリュット プルミエ

《価格》

5000~7000円

《ブドウ品種》
シャルドネ
ピノ・ノワール
ムニエ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>シャンパーニュ地方
《生産者》  ルイ・ロデレール

【ここで簡単にプロフィール

ルイ・ロデレールは1776年創業の家族経営による老舗生産者。

広告よりも、より良いシャンパーニュを造るためにお金も労力も使うという実直な信念があり、
・2013年にはフランスのワイン誌において、シャンパーニュトップメゾンの中で第1位
・2016年、シャンパーニュ&スパークリング世界選手権においても最高賞を獲得。(同選手権の2018ではノンヴィンテージのシャンパーニュ部門では、ここで紹介するブリュット・プルミエがワールド・チャンピオンに選ばれる)
・2020年イギリスの酒類専門誌「DRINKS INTERNATIONAL」が選ぶ“世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド2020”にも選ばれる。
など輝かしい実績もある。

ここで紹介しているクリスタルは、ルイロデレールにおける頂点であり、1876年にロシア皇帝アレクサンドル2世の要望により誕生した経緯がある。

《味わいの特徴》

繊細ながら奥行きがあり
立体的な味わいを表現する
バランス型シャンパーニュ

このワインの特徴は、飲み口は一見スッキリとした味わいにも思えますが、繊細ながら立体的に広がる果実味に酸味やコクに複雑な風味が感じられる点にあり、どの成分が主張しすぎる事はありませんが、互いに支え合いそして高め合うようなバランス感覚が特に優れたシャンパーニュです。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品質主義
利益重視の企業スタイルでなく家族経営を貫くのは、広告費などに資金を投資するのではなく、品質を追求したいという思いから来るもの。
価格以上の品質になるのはそのような事も要因に挙げられます。

自社畑による品質管理
ルイ・ロデレールではシャンパーニュに使用するブドウの75~80%を自社の畑からまかなっており、この事は異例であり、自社畑である事で徹底した品質管理を行えることは言うまでもありません。

3種のブドウ
ピノ・ノワール 40%
シャルドネ   40%
ムニエ     20%
以上3種と使用比率で造られるシャンパーニュで、

ピノ・ノワールは厚みや骨格。
シャルドネは繊細さや上品さ。
ムニエは華やかさや優しさ。
以上のような個性を発揮する傾向があり、繊細でありながら奥行きも感じられるバランスの良い品質になります。

長期瓶内熟成
ノンヴィンテージのシャンパーニュの瓶内熟成の規定は最低15ヶ月ですが、36ヶ月以上の長期熟成を実施。
旨味や奥深さを生む澱との接触期間を長くしています。

ただしどの生産者も規定よりも長く熟成期間を設けている場合がほとんどです。

 

【外観】
美しく輝く淡い黄金色
持続力のある繊細な泡立ち

【香り】
青リンゴやグレープフルーツに白い花など、フレッシュで華やかな香りが広がり、焼いたパンのようなトースト香や、アーモンドなどのナッツ系の香りが複雑性を高めます。

【味わい】
柑橘系果実などのフレッシュでキレの良い印象の口当たりですが、上品なハチミツを思わせる甘味や、じんわりと広がる旨味にトーストのニュアンスなどの複雑さも加わり、立体的かつバランスの良い味わいが感じられます。
果実感やトーストの風味を伴った上品な余韻は、細いものの長く続きます。

 

《飲む時の適正温度》

℃~12℃
よく冷やす事で、その上質な酸味が際立ち爽快な飲み口が楽しめます。
少し温度を上げれば、豊かな果実の風味やトーストのニュアンスが広がり、ふくらみのある味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃は【購入から1年以内
このワインは飲み頃で販売してますから、買ってからおよそ1年以内に飲む事をおすすめします。
2年くらいは適切に保存すればおいしく飲めると思われますが、保存が悪かったり長く熟成させすぎるとフレッシュさが弱まり、どこか枯れた印象の味わいになっていきます。
そもそもいつ出荷された物なのかがわからない事も多いので、早めが良いという意味合いもあります。

当たり年は【ありません
いくつかのヴィンテージのワインをブレンド(アッサンブラージュ)して造られるもので、年による品質の差は少ないという事です。
当たり年を意識するのは、単一年のブドウだけで造られたヴィンテージシャンパーニュ(ミレジメ)の場合のみですね。

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【フルート型グラス】
美しい泡立ちを見れますし、泡持ちも良く温度も上がりにくいように設計されています。

シャンパーニュの華やかさは、グラスの美しい外観によってさらに引き立ちます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


キャビア


天ぷら各種をレモンと塩で

など、ルイロデレールには上質で比較的繊細な味を持つ素材やシンプルな味付けのされた料理から、中間程度の強さの味わいを持つ料理によく合い、爽やかさと旨味の広がるマリアージュを楽しめるでしょう。
また、発泡性と爽やかな酸味は口の中をスッキリさせる効果もあるため、強い味わいの料理にも無難に適応します。
そして、唐揚げや天ぷらなどのように【サクッ】とした食感の料理には【シュワツ】としたシャンパーニュはよく合います。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「温度は大切。美味しいのだけどぼやけてる?果実味に雑味がある?といった印象。これは温度が高すぎたのですね。よく冷やしたら上品でコクも感じられる素敵な味わいになりましたよ。」

良い口コミ

「スッキリしていて・・・おっ、それだけじゃねぇな。なんだか旨味みたいなのがある。こういうのを奥深いって言うんだな。気に入ったぜ!!」


「ルイロデは初めてだったけど、圧倒的なフィネスがあり美味しかった。品のある華やかな芳香性に、生き生きとして厚みのある果実味に仄かな苦味。納得の品質です。」

「柑橘類に白い花のクリーンな香りに黄桃のジューシーさ、そして蜂蜜の甘やかさにトーストの芳ばしい残り香。この上質な香りはずっと嗅いでいたい。適度な酸味とコクを持ったミネラル感があり、上品な甘味は嫌味が全くなく上質なアロマが余韻にある。何度飲んでも魅了される素晴らしいシャンパーニュです!!」

 
「この安定感、安心して選べるよ。綺麗でキレの良い酸に旨味の乗った果実味。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    3%
美味しい    64%
普通      33%

良くない     0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

高すぎる温度で若干の不満がありましたが、冷やす事で解消しており、否定的口コミは見当たりませんでした。

プレスティージ・シャンパーニュのようなスケールは無いため、感動的評価を与える方もほとんどいませんでしたが、非常にバランス感覚に優れた品質に、高い満足を覚える方々が非常に多かったことが印象的でした。

私自身もこの銘柄は何度も口にしており、皆様が感じておられるような感想にも共感できる部分は多く、口当たりはスッキリしているように思えますが、立体的に広がる複雑で心地よい風味はリッチさも感じられるバランス感覚は、比較的万人受けしやすい優雅さがあるのだと確認できる結果となりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

それでは最後に情報整理です。

ルイ ロデレール ブリュット プルミエ

価格
およそ5000~7000円


飲み口は一見スッキリとした味わいだが、繊細ながら立体的に広がる果実味に酸味やコクに複雑な風味が感じられ、どの成分が主張しすぎる事はないが、互いに支え合い、そして高め合うようなバランス感覚を持つ。

飲み頃と当たり年
飲み頃は購入後1年以内
当たり年の概念は無い。


口コミ
悪い評価は無く、感動的評価もほとんどいないが、非常にバランス感覚に優れた品質に高い満足を覚える方々が大半。

という事でした。

個人的にも大変おすすめなシャンパーニュです。

特別な日に美味しいルイ・ロデレールは必ず場面を引き立ててくれることでしょう。

ちなみにこのような品の良いシャンパーニュは、やはり品の良い場面が似合うのであり、大学生のガチャガチャの飲み会にルイロデレールが登場したら・・・

《仮想ルイ・ロデレール》

「あれ?なんか思ってた感じのパーティーと違う!!」

となり、ミスマッチとなる可能性もありますから注意したいものです。(笑)

そのような妄想はさておき、品質にこだわるのであれば品質にこだわるルイ・ロデレールは必ず知るべき生産者です。

善きワインとの出会いが多くなることをお祈りしております。

 

 

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