【私が選ぶ飲むべき一本】
《楽天ではコチラが最安値》
ノッツォーレ キャンティクラシコ
《ブドウ品種》サンジョベーゼ
《ボディ》 ミディアム
《甘辛》 辛口
《産地》 イタリア トスカーナ州
《生産者》 アンブロージョ&ジョバンニフォロナリ
《特徴》
エレガンスと複雑さを持ち合わせた
バランスの良い味わい
キャンティと聞くと酸味が豊かで軽いワインと思われる方も多いかもしれないのですが、《キャンティ》と《キャンティクラシコ》ではちょっとレベルが違うんですね。
キャンティを造り出す地区は昔から存在しましたが、時代が進むにしたがってキャンティを造れる地区はどんどん広がっていきました。
そんな中昔からキャンティを造っていた生産者たちは、我々こそが元々のキャンティで新参者とは違うというプライドが生まれたわけですね。
そんな経緯があり、そのような昔から存在した中心地をキャンティクラシコとして区別するようになったわけです。
品質も高く深みのあるワインを多く生んでおり、このノッツォーレは特に旨味と複雑性がありコスパにも優れると感じたので、今回飲むべき一本に選ばせていただきました。
【外観】
オレンジがかったルビーレッド
【香り】
イチゴやカシスさらにタバコのようなスモーキーなニュアンスも加わり、複雑なワインである事が想像されます。
【味わい】
ほどよいベリー系の果実の味わいがあり、旨味とコクも心地よく感じられ鉄分を感じさせるニュアンスも加わり複雑さがあります。
タンニンはほどよく、生き生きとした酸味は味わいをきれいにまとめ、複雑さのある余韻へと導いてくれます。
《飲む時の適正温度》
【12℃~18℃】
12℃程度の温度にすれば、酸味を感じやすく軽やかな飲み口を楽しめます。
温度を上げるほど酸味は穏やかに感じられ、その分甘味や旨味などの風味が感じやすくなり、広がる味わいを楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【3年~10年】
若いうちから果実の風味の豊かさを感じられおいしく飲めるワインです。
熟成させるほど酸味や渋味などの成分が落ち着き、深さのある味わいになってゆくでしょう。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【バルーン型ブルゴーニュグラス】
美しい外観と香りを持ったワインで酸味も豊かなワインです。
香りが取りやすく温度が少しずつ上がり甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。
※チューリップ型ボルドーグラスでも悪くないと思います。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
和牛赤身のステーキ
ブリの照り焼き
パスタ全般
・チーズ各種
・鴨のみそ鍋
など、比較的強めの味を持つ料理や、血液の鉄分を感じさせる肉料理などが合いそうです。
非常に心地よい旨味を感じるマリアージュを楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【エレガントさ複雑さのある手頃なワインが飲みたい時】
このワインには限りませんが、サンジョベーゼという品種は上質な酸味を持っており繊細なエレガントさを持った品種だと感じます。
価格帯によってその厚みと奥深さは全く違うものにもなるところもおもしろい品種ですね。
ノッツォーレはちょうど中間程度の厚みと複雑さが感じられるワインで価格も比較的手頃なところもうれしいですね。
もっと軽快なサンジョベーゼを飲みたい時はキャンティを、もっと奥深いサンジョベーゼを飲みたい時はブルネロ・ディ・モンタルチーノを選ぶと、同じサンジョベーゼでもこんなにも違うのかと体感できることでしょう。
【ちょっとだけ上質な料理に合わせたい時】
このワインは、ほどよい旨味を持ち複雑性もあり味わい深さのある味わいを持ちます。
鉄分を感じさせるニュアンスもあるので、和牛の赤身など血液のニュアンスを感じる料理との相性もいいですし、チーズやバターを使った魚介類などの料理と合わせても、そのバランスの良い味わいは料理の味わいをさらに引き立ててくれることでしょう。
レベルは決して低くありませんから、ある程度上質な料理にも合わせられるクオリティがあります。
【ちょっとしたプレゼントや手土産に】
あまりかしこまった贈り物には格が足りなくて不向きですが、ちょっとした場面で手土産にしたりしても恥ずかしくないワインですね。
ワインが好きな方に贈るのならば、安っぽい味ではありませんしいいかもしれませんね。
また、初心者の方でもある程度ワインを飲み慣れてきたころにこのワインを飲むと、その複雑さやエレガントさがどういうものなのかがわかるでしょう。
《こんな場合には不適切!?》
【凝縮感のあるパワフルなワインが好きな方】
このワインは旨味も複雑味もあってバランスは良いですが、濃密なワインではありません。
カリフォルニアやオーストリアワインのような熟した果実味のパワフルな味わいが好きな方や、同じサンジョベーゼでもブルネロ・ディ・モンタルチーノのようなもっと深くて味わい深いワインが好みの方には物足りなく感じてしまう事でしょう。
【繊細な料理に合わせたい時】
エレガントさもあるワインですが、繊細な素材の味を感じたい時には不向きですね。
例えば、カレイの薄造りやキスの天ぷらをレモンと塩で食べる時にこのワインを合わせてしまうと・・・
「カレイの繊細な味がノッツォーレの味に負けてわからん。」
とか・・
「キスの繊細な味には繊細な白ワインやろ!!レモンと塩ならなおさらだ。爽やかさのあるシャブリやロワールのソーヴィニヨンブラン持って来んか。」
と、ダメ出しされるかもしれません。
猫にも・・・
ノッツォーレはコクのある料理と合わせましょう。
以上です。
キャンティクラシコは本当にたくさんあります。
まずはこのバランスに優れたノッツォーレを試してみても良いのではないでしょうか。
あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。
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