【私が選ぶ飲むべき一本】
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クロ デュ ヴァル カベルネソーヴィニヨン
《ブドウ品種》カベルネソーヴィニヨン主体
《ボディ》 フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 カリフォルニア ナパヴァレー
《生産者》 クロ・デュ・ヴァル
《特徴》
果実味のパワーだけでなく
エレガントさ複雑味を持ち合わせる
このクロデュヴァルは、ボルドー1級ワイン達に勝った事で有名なワインです。
1986年に開かれたブラインドテイスティング大会において、ボルドー1級ワイン達を抑えてNO.1に輝いた事はとても有名で、ワイン界に衝撃を与えました。
その時NO.1に輝いたのが、クロ・デュ・ヴァルのスタッグス・リープ・ディストリクトでした。
カリフォルニアのカベルネソーヴィニヨンと聞くと、果実の凝縮された味わいがイメージされることが多いと思われますが、クロデュヴァルは果実のパワーだけが主張しすぎる事がなく、複雑性がありエレガントさも感じさせる造りをしています。
このようなエレガントさもある味わいは、料理に合わせる事でより互いが引き立つような品質に仕上げられており、なるほどNO.1に選ばれるワインなんだなと思わせてくれる味わいです。
カリフォルニアワインを知る上で、クロデュバルを飲んだ事が無いというわけにもいかないと思いましたので、今回飲むべき一本に選ばせていただきました。
長期熟成でより品質がまろやかでエレガントになってゆくタイプでもありますので、複数購入していただいて早飲みの味わいと熟成させてからの味わいの違いを楽しんでみてもいいですね。
【外観】
深いルビー色
【香り】
ラズベリーなどのベリー系果実の香りと共に、コーヒー・トースト・ドライフルーツなどの複雑な香りがあります。
【味わい】
豊かな果実の心地よい風味が感じられ、絹のようになめらかなタンニンはとても舌触りがよくスッと口の中を流れるような質感です。
力強さも感じられますが、甘味・渋味・酸味・アルコール感といった成分が綺麗にワインに溶け込んでおり、エレガンスも感じさせてくれるバランスの良い味わいで、優雅な余韻が長く続きます。
《飲む時の適正温度》
【14℃~18℃】
やや高めの温度で飲む事で、豊かな香りと味わいがより広がります。
14℃くらいから飲み始めて、徐々に温度が上がる事で広がる味わいを楽しむ事をおすすめします。
《飲み頃》
【5年~30年】
若いうちから豊かな果実の風味や渋味・酸味・複雑味がありおいしく飲めると思いますが、硬くて若すぎるという声も一部で見られます。
熟成させると酸味や渋味がワインに溶け込む事で落ち着きのある味わいになり、複雑性も深まりエレガントさのある旨味が広がる味わいになってゆくでしょう。
10年以上の熟成させたものがおすすめです。
20年以上熟成のワインでもまだまだ若さを感じるという声もあるので、30年を設定させていただきました。
【熟成を経たクロデュバルはコチラ】
●正規蔵出し熟成古酒4年号
[1993] [1995] [1996] [2002]
《クロ・デュ・ヴァル》
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたチューリップ型ボルドーグラスを選ぶと良いでしょう。
バランスの良い香りと旨味たっぷりの味わいを存分にお楽しみいただけます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
カプレーゼ
グラタン各種
クリーム系パスタにトリュフを乗せて
・和牛ステーキ
・チーズ各種
など、エレガントさのあるクロデュヴァルはコクのある料理を幅広く対応し、互いを引き立てあうマリアージュを楽しめます。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【カリフォルニアワインを知りたい方】
カリフォルニアワインを知りたいのならば、やはりボルドー1級ワイン達に勝った伝説を造ったクロデュヴァルは外せないでしょう。
果実味主体のコテコテのカリフォルニアではなく、エレガンスも感じさせる品質は世界的にも評価されています。
【料理に合う上質赤ワインを飲みたい時】
クオリティーが高く主張しすぎないバランスの良いワインですから、料理への適応能力も範囲が広いと感じます。
比較的淡白なカルパッチョなどから、ジューシな和牛ステーキなどまで臨機応変に楽しめます。
【贈り物やプレゼントに】
ボルドー1級ワイン達に勝ったという肩書がありますから、贈り物としても使いやすそうですね。
「ボルドーの1級シャトー達を破った伝説的ワインだよ!!」
と、言ってプレゼントしたら・・
「ふ~ん。で、あなたはいつ伝説を造るの?おいしいけど。」
と、言われるかもしれません(笑)
《こんな場合には不適切!?》
【カジュアルな場面で飲みたい時】
上質なワインですから、あまりカジュアル過ぎる食べ物に合わせてしまってもバランスが悪いですね。
回転ずしに着物を着ていくみたいです・・・。
例えって難しいですね(笑)
ピザやチキンナゲットのようなカジュアルな食べ物を、友達同士でワイワイやりながら楽しむような場面では、ちょっと冷やし気味のカジュアルなワインを選んだ方がいいですね。
【繊細な味わいを感じたい時】
エレガントさはありますが、基本的にはしっかりとした味わいを持った強めのワインです。
繊細な白身魚の刺身を食べる時や和風だしの上品な風味を楽しむ時には、繊細な白ワインや爽やかなスパークリングワインを選んだ方が良いでしょう。
クロデュヴァルを口にしてから繊細な食べ物を口にすると・・・
「俺は今何を食べているんだ?空気か?」
とはなりませんが、味を感じにくくなるでしょう。
以上です。
クロデュヴァルの味わいがなんとなく想像できましたか?
迷ったならばぜひ飲んでみて下さい!!
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
クロ デュ ヴァル ナパ ヴァレー カベルネ ソーヴィニヨン 2014
5082円税込・送料598円
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