ドメーヌ ロン デパキ ムートンヌの【価格】と味は?【当り年】【口コミ】など詳しく解説!!

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「シャブリのロマネ・コンティ」

と、評される偉大なワインをご存知でしょうか。

シャブリは白ワインなんだから、ロマネ・コンティではなんだかおかしい?

とも聞こえてきそうですが、ともあれシャブリを代表するワインの一つと言えるでしょう。(ラヴノーヴァンサン・ドーヴィサも秀逸です)

ここでちょっとだけシャブリの知識。

シャブリには独自の格付け階層があり、その頂点がシャブリ・グランクリュ。
そのシャブリ・グランクリュは7つの区画に分かれていて、区画名がつけられています。

1、レ・クロ
2、ブランショ
3、ブーグロ
4、プリューズ
5、ヴォーデジール
6、ヴァルミュール
7、グルヌイユ

以上です。
このように7区画に分けられますが、あくまで区画であり、グランクリュが7つあるという意味ではありません。(ややこしい!!)
※もう少し詳しくシャブリを知りたい方はコチラ

そして今回紹介するグランクリュはムートンヌ

7つの中に無いし・・と、言われそうです。

そうです。このムートンヌはプリューズとヴォーデジールにまたがる由緒ある区画で、実はグランクリュではないのですがラベルにグランクリュと名乗る事が許される、例外的な区画です。

そしてこのムートンヌはシャブリで1000年の歴史を持つ、ドメーヌ ロン デパキのモノポール(単独所有)で、わずか2.35haの区画から生産され、生産量も少なく稀少性の高いワインです。

もちろん品質も秀逸で人気のため出会う確率も少ないですが、こちらから出会おうとすれば出会えるワインでもあります。

シャブリの最高峰を味わいたい方、特別な方への贈り物などをお探しの方は、このムートンヌは選択肢に入れてもよいのではないでしょうか。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 ドメーヌ ロン デパキ シャブリ グランクリュ ムートンヌ


2017

《価格》

1300022000円】
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>シャブリ
《生産者》  ドメーヌ・ロン・デパキ(アルベール・ビショー社所有)

《特徴》

透明感とスケール感
を併せ持つシャブリの最高峰

デパキのムートンヌの特徴は透明感のある事

樽による発酵を1/4程度にする事で樽感をほどよいものにし、ステンレス発酵を主にすることでクオリティーの高いブドウのピュアな果実味が美しく表現されています。

また、シャブリの絶好の立地条件を持つムートンヌのキンメリッジ土壌(貝殻などの化石を多く含んだ土壌)からは、非常に豊かなミネラル感を持つワインが誕生し、酸味も豊かで成分が充実したスケール感は、熟成させるほど円熟味を増した深い味わいに成長していきます。
ミネラル感とは、カリウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んだキリッと芯のある味わいで、硬水をイメージするとわかりやすく、キーンとくる感じです。

【外観】
若いうちはレモンゴールド

熟成が進むほど濃いゴールドそして琥珀色へと近づいていきます。

【香り】
若いうちは生き生きとした柑橘類の爽やかな果実香に、白桃や青リンゴなどのフルーティな香り、白い花の華やかさに心地よい樽香も感じられます。

熟成が進むほど果実香は落ち着きを見せ、蜂蜜を思わせる甘やかなニュアンスが現れ、樽に由来するアーモンドやトーストのニュアンスも加わり円熟味を感じさせます。

【味わい】
若いうちは生き生きとした透明感ある果実味で豊潤さがあり、豊かなミネラル感と美しい酸味は凛と引き締める質感で、ほどよい樽の風味を伴った心地よい余韻があり、ポテンシャルとスケールを感じさせます。

熟成させるほど様々な成分が溶け合い一体感のある円熟味が現れ、透明感を残しつつリッチな味わいになります。
奥行きのある深い味わいを上品な酸味がまとめ、優雅でエレガントな余韻へと導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸味が際立ち軽快さが増します。

温度を上げるほど複雑な風味の豊かな広がりを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~20年
※一般的傾向や口コミから推測

【当り年】
参考までにブルゴーニュ白のヴィンテージチャートも載せておきます。
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。

難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなります。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1990年 4
1991年 2
1992年 4
1993年 2
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 2
1999年 3
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 2
2004年 4
2005年 4
2006年 3
2007年 4
2008年 
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

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《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しみむために、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


のどぐろのアクアパッツァ


舌平目のムニエルをバタークリームソースで

など、比較的コクのある素材や味付けをした料理などと合わせることで、豊かな風味とコクの広がりある極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

シャブリの最高峰を体感したい方は、このワインを選択肢の一つに入れるべきでしょう。

一般的なシャブリとは次元の違うスケール感ある味わいを持っており、これがシャブリの最高峰の味わいなんだと感じる事ができるでしょう。

ワインが好きな方への贈答品や、特別な記念日などに飲むワインの候補にしても、十分に満足度の高い品質と言えるでしょう。

 

《飲んだ人の口コミ》

良い口コミ

「平均的なシャブリには感じられないふくよかな甘味。10年の熟成を経て馴染んだ酸味は美しく穏やかさがある。とても魅力的な味わいを持つ2005でした。」


「やっぱりムートンヌはいいね。柑橘類にやさしいバニラと豊かなミネラル感に美しい酸味。濃厚かつ複雑でシャブリの良さを存分に発揮していて素晴らしい。今回は5年目の2013ということで、早飲みでも十分楽しめたよ。」


「期待が膨らむような黄金色の外観。白桃や白い花の華やかさとと強烈な蜜のニュアンス。口当たりは充実感のある果実味にミネラル感、奥深くコクの豊かなワインですがキレが良くて素晴らしいですね。5年目の2013でした。」

悪い口コミ


「3年目の2014は思ってたよりスケールが小さい印象。樽は控えめで綺麗な酸味でシャブリらしく良いワインではありますが、ちょっと若かったかな。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    12%
美味しい     73%
普通       15%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

とても品質の高さを感じさせる口コミが多く、悪く評価する方は見つかりませんでした。
上級シャブリらしい上品な果実味と樽感、豊富なミネラル感と美しい酸味を持っている事が伝わってきます。

若いうちから高評価される方が多いですが、熟成をさせた物の方がより円熟味が増し満足感が高い傾向も読み取れました。

 

以上です。

ムートンヌのイメージがなんとなく広がりましたでしょうか。

答えは飲む事でしか確認できませんが、良い保存状態のムートンヌを良いタイミングで楽しみたいものです。

そして「シャブリのロマネ・コンティ」

と呼ぶにふさわしいのかどうかはあなたの舌で判断してください。

・・・

ん?

それって・・

まずは。

ロマネ・コンティを飲まないと判断できませんか(笑)

お後がよろしいようで。

 

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

 

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