ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ シャンボール・ミュジニー

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ワインの味わいを表現する時、エレガントという表現をよく見かけます。

エレガント=優雅。スッキリとして上品なこと。

これがグーグルの答えですが、言葉では全て言い表すことが難しいのがワインのおもしろいところ。

世界一エレガントなワインを造ると評されるジョルジュ・ルーミエのワインは、優雅でスッキリして上品・・・という事だけでしょうか。

いや、ルーミエの生み出すエレガンスはそれだけでは言葉が足りません。

では、どんな言葉が相応しい?ですが、それはこの記事全般に散りばめられていますのでお探し下さい。
ウォ―リーを探せ的!!(笑)

それでは簡単に歴史です。

1924年】現当主のクリストフ・ルーミエ氏の祖父にあたる、故ジョルジュ・ルーミエ氏によって設立。
シャンボール・ミュジニーを中心に畑を所有し、ブルゴーニュ屈指の生産者へと成長を成し遂げた生産者です。

本当に簡単!!(笑)
※詳しい歴史はエノテカさんなどのページをご覧ください。

生産量の少なさに加え、それを求める消費者の多さもあって、価格も高騰してしまっているワインではありますが、それだけの価値のあるワインである事を裏付けている証とも言えます。

今回紹介するワインは、シャンボール・ミュジニー。

世界で最もエレガントなワインを産むと言われるブルゴーニュにおいて、最も繊細でエレガントなワインを産むと言われるシャンボール・ミュジニーです。

シャンボール・ミュジニーで実際多くの方に飲まれ、しかも口コミ評価の高いワインはどれだろうと探してみた結果、ヴォギュエと並んで一際目立ったのがルーミエ。

グランクリュやプルミエ・クリュはもちろん素晴らしいですが、価格とのバランスも考えると、この村名ワインが優れている傾向が感じられましたので紹介する事にしました。

エレガントの最上級を知る事。

それはルーミエを口にする事で完結するのかもしれません。

《ワイン名》 ジョルジュ・ルーミエ シャンボール・ミュジニー

《価格》

3万7万円
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>シャンボール・ミュジニー
《生産者》  ジョルジュ・ルーミエ

《特徴》

主張しすぎない秀逸なバランス
熟成で華開くエレガンスの極み

現当主であるクリストフ氏のワイン造りで大切にしている事。

それは自然」である事

土地の持つ特性をワインに反映させるため、農薬は一切使用しません

そうすることで微生物の働きなども加わった、健全で成分豊かな土壌が育ち、その成分を存分に吸い上げたブドウが実ります。

また、上質なブドウのありのままをボトルに詰め込むため、清澄(透明度を高める工程)や濾過はあえて行わず、果実のフレッシュ感を残すために澱引きも行いません。

そして、ピュアなブドウの風味を感じやすくするため、樽のニュアンスが反映しやすい新樽の使用比率をあえて低くすることで、樽のニュアンスはほどよくブドウ本来の味わいを感じられる造りになっています。

以上のように自然なワインを造るわけですが、その根底には上質なブドウが必須。

この村名ワインは、様々なクリマ(区画)のアッサンブラージュ(混ぜる事)ですが、1級のレ・プラントとフュエも混ぜられ、逆に質の劣る村名はブルゴーニュ・ルージュに格下げされているため極めてレベルが高く、他の生産者の村名ワインとは一線を画した味わいとなるわけです。

そしてルーミエは厳しい収量制限を行っており、ブドウの果実をあえて多くは実らせません。

厳しい剪定によって残されたブドウの果実には様々な成分が集まり、凝縮感のある成分豊かなブドウを実らせ、その洗練された果実から生まれるワインは、やはり洗練されておりエレガント、そして豊かな成分は長期熟成に耐える能力を有しており、熟成させてこそ広がる優雅で魅惑的な味わいが多くのワインラバーを魅了しているのです。

【外観】
鮮やかなルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
若いうちはラズベリーやチェリーにイチゴなどのフレッシュな赤い果実の香りを主体に、バラやスミレの華やかさにほどよい樽ニュアンスなども感じられます。

熟成するほど果実香は落ち着きある熟した果実、あるいはドライフルーツのニュアンスになり、紅茶や腐葉土に野性的な獣のニュアンスなども加わり、妖艶で円熟味を感じさせる香りになっていきます。

【味わい】
若いうちはイチゴやラズベリーといった赤果実の生き生きとした果実味主体で、綺麗な酸味はエレガントでフレッシュな印象を与えます。

ほどよいタンニンはなめらかな質感で、心地よい旨味もあり、未来へのポテンシャルを感じさせるスケール感があります。
熟成するほど果実味は円熟味を増し、心地よい甘味を伴った優雅な旨味も豊かに感じられます。
酸やタンニンなどの成分は綺麗に溶け合うことで、調和の取れた官能的なエレガントさが現れ、魅惑的な長い余韻へと導いてくれます。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
そのエレガントで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から8~25年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1990年 5
1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

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《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
豊かな香りとエレガントで複雑な味わいを持った秀逸なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


アワビバター


天然うなぎのかば焼き

など、豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、エレガントで深いワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑で優雅な風味の広がる極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

ジョルジュ・ルーミエはブルゴーニュワイン愛好家であれば知らない人がいないのではないか!?というくらい有名で、もちろん素晴らしいエレガントなワインを生んでいます。

そんな憧れの的でもあるルーミエのワインは、特別な場面でこそ力を発揮する存在感があると思いますから、特にお世話になった方への贈り物にしても良いのではないでしょうか。

特に相手が知識豊富な方でしたら。

「ルーミエじゃないか!!ありがとう!!また何かあったら力になるからね。」

と、なりそうです。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「6年熟成の2012は深めのガーネット。エステルが強く、森や芝生を連想させる青い香りや樹脂のような香りが支配的で、果実香は感じるものの影を潜めている。つまり閉じているのだ。味わいもポテンシャルを感じ旨味も強いのだが、ドライで冷たい印象でやはり閉じ気味。数年後が楽しみといったところか。」


「美味しいけど、最近ちょっと高すぎませんか?」


「2016は今まで飲んだルーミエとは全く違って絵の具感が強い。悪いわけではないけど路線変更?16年だからか?若いからか?ちょっと気になる。」

良い口コミ

「27年熟成の1991はレンガ色。香りだけでも圧倒されてしまいそうで、果実に腐葉土、キノコのアロマがたまりません。非常に落ち着きある風味で角の無い円やかな質感。ん~たまらん。一緒に飲んだ先輩は、1時間もすれば味わいが下降するだろうとおっしゃってました。お酒なのに酔いが覚めそうな美味しさなのでした。(笑)」


「5年目の2013という事で、若さは感じますがさすがルーミエ。安定感を感じさせる素晴らしい品質です。」


「2006は12年の時間を経てピークを迎え始めたようだね。香りは赤果実に黒果実、ドライフラワーもある。上品で質の高い甘味でシルクのようななめらかさが素晴らしい。非常に満足度の高い村名ワインで、3~5年後はさらに秀逸になっているだろう。」


「8年という時間をかけて熟成の扉を開け始めたようだ。美しいルビー。赤系果実に土っぽさや野生的なワイルドな香りに鉄っぽさもあるね。この土地らしく華やかでエレガントな果実感。グッと奥行きのある味わい深さもあり、長い余韻だ。時間経過でさらに妖艶さは強まり、色気のあるワインだと感じたよ。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!     3%
美味しい     73%
普通       24%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

さすがルーミエだなといった印象で、感動的とまでいく方は少なかったですが、その品質の高さに満足している方は多く、もう少しで感動!?くらいの表現をされている方も多かったように思います。

ただし飲み頃が訪れるのもやや遅めで、若くして飲まれた方は閉じていると感じた方も多く、ヴィンテージによってはある程度早飲みでも美味しかったという口コミもありましたが、やはり10年以上熟成させたものの口コミの方が、より満足度の高い傾向が感じられました。

お値段も高騰していますし、存分にその力を味わうために適切なタイミングで楽しみたいものですね。

 

以上です。

ルーミエのエレガントさがなんとなくイメージできましたでしょうか。

このワインを口にしている方は非常に経験豊かで、そしてワインを自分の人生の一部にしているような成功者様が多いと感じました。

ニワトリが先か卵が先かわかりませんが、ルーミエを飲めば成功者になれるかも!?(笑)

少なくとも、エレガントの頂点というものを身を持って体感できることでしょう。

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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