ジャン・マルク・ボワイヨ ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ ラ・トリュフィエール

おすすめ【白】ワイン

 

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優れたソゼの畑を継承、そしてオリヴィエ・ルフレーヴの元醸造長。

今回のキーワードです。

「ルフレーヴにソゼが素晴らしいのはわかったけど、他の生産者の優れたピュリニーは無いの?」

そんな方にも読んでいただきたい記事です。

ピュリニー・モンラッシェと言えばルフレーヴエティエンヌ・ソゼはやはり知名度も品質も抜群で、多くのブルゴーニュラバー達を魅了している生産者です。

しかしピュリニー・モンラッシェのワインを造る生産者は他にも多く存在します。

私の調べる限り、約70の生産者のピュリニー・モンラッシェのワインが日本の市場で販売されておりますが、そんな数あるワインの中でも日本の一般消費者の方々に多く飲まれ、そして口コミ評価(vinica)の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、ルフレーヴやソゼ以外にも際立つ満足度を獲得している生産者がいくつかありました。

その一つに挙げられるのがジャン・マルク・ボワイヨ。

ピュリニーの中でもいくつかのラインナップを持つ生産者ですが、特に飲み手の皆様の満足度が高いと感じたワインを一つ選ぶとすれば、プルミエ・クリュである ラ・トリュフィエールだったというわけです。

 

ここで簡単に歴史を解説します。

ジャン・マルク・ボワイヨは、1985年にジャン・マルク・ボワイヨ氏によって設立されたドメーヌ(栽培から醸造まで一貫してワインを生産するスタイル)で、現在はネゴシアン(ブドウあるいは果汁を仕入れて造るスタイル)も兼ねるポマールに本拠地を置く有力生産者です。

父はアンリ・ボワイヨ出身、母はエティエンヌ・ソゼ氏の一人娘という恵まれた血筋を持っており、父の元でワイン造りに励み、後にオリヴィエ・ルフレーヴの醸造長を務めた実績もあります。

そして1991年、母の血筋によってエティエンヌ・ソゼの優れた畑の一部を相続する事になり、その中の一つがプルミエ・クリュであるラ・トリュフィエールだったというわけです。

現在は娘のリディと、息子のベンジャミンもドメーヌに参加し、赤・白共に生産しますが、特に白ワインで多くの飲み手を魅了しています。

以上が簡単な歴史です。

 

優れた白ワインを選ぶ時、このワインは候補に入れるべき秀逸な品質と言えるでしょう。

《ワイン名》 ジャン・マルク・ボワイヨ ピュリニー・モンラッシェ 1erラ・トリュフィエール

2012
程良い熟成物です
18040円税込・送料別

《価格》

【およそ14000~25000円

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ピュリニー・モンラッシェ>1er ラ・トリュフィエール
《生産者》  ドメーヌ・ジャン・マルク・ボワイヨ

《特徴》

気品とエレガンスを主体に
ふくよかさと複雑性を持ち併せ
早飲も熟成も適応

このワインの特徴は、気品漂う豊富なミネラルとエレガントで美しい酸を持ったスレンダーな品質にあり、ほどよくふくよかな果実味と複雑性も持ち合わせたピュリニーらしい品質は、熟成を経ることで円熟を感じさせる深い味わいにも成長していきます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

優れたプルミエ・クリュ
エティエンヌ・ソゼから継承した優れたプルミエ・クリュです。
標高の高いこの畑は多くのミネラルを含んだ土壌と、美しい酸を持つ気候などに恵まれており、凛とした気品を感じるミネラルやエレガントさを感じさせる酸を持ったワインが生まれ、それを包むようなふくよかな果実味も心地よく、昔トリュフが取れた場所でもある事が由来する、キノコなどの複雑な風味も感じられるワインが生まれます。
その豊富なミネラルと酸は、若い段階ではスレンダーで美しい質感を表現しますが、熟成する事で馴染み合いまろやかさが増し、円熟味の増した果実味とも一体化した深い味わいに成長していきます。

ビオロジック農法
化学肥料や農薬を使用しないことで微生物の働きが活発になり、健全で成分豊かな土壌が育ち、その豊かな成分を吸い上げ、ミネラルなどの成分を多く含んだピュリニーの土壌の特徴を反映した、複雑でピュアなワインを生むブドウが得られます

高密植栽培
ブドウの樹をあえて高密度に植え、さらに雑草もそのままにすることで、ブドウの根は栄養を求め地中深くまで根を伸ばし成分を吸い上げます。
そうすることで果実に成分が凝縮されるわけです。

収量制限
ブドウの収穫量をあえて制限することで、残された果実に成分が集中し、凝縮感溢れるブドウが育ちます

ほどよい樽感
樽のニュアンスが反映しやすい新樽の使用比率は25~30%。ブドウの繊細なニュアンスも感じられつつ、樽の優しいニュアンスも感じられるワインを生んでいます。

 

【外観】
輝くレモンゴールド
熟成が進むほど濃いゴールドの色調に変化していきます。

【香り】
グレープフルーツやリンゴに白桃、白い花に蜂蜜などの爽やかで華やか、かつフルーティな香りに、ナッツ類や樽に由来するバニラ、ミネラルを予感させる金属や鉱物のニュアンスも加わった清潔感ある香りが広がります。

熟成するほど円熟を思わせる黄色い花に蜂蜜やバターといったニュアンスが強まり、キノコ類を思わせる香りも感じられます。

【味わい】
柑橘類やラフランスなどのふくよかな果実味を凛としたミネラルと美しい酸味が引き締め、気品とエレガンスを感じさせる味わいがあります。

心地よい樽のやわらかな風味も加わった複雑な味わいは清潔感があり、エレガントな余韻へと導いてくれます。
熟成するほど果実感は熟した果実やハチミツのニュアンスが強まり、ミネラルや酸も溶け合う事で深いコクを持った味わいが現れ、優雅な余韻が訪れます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸味やミネラル感が際立ち、品の良いエレガントさのある飲み口になります。

温度を上げるほど膨らみのある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ3年~20年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。


良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向き、

難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなる傾向です。

ヴィンテージによって飲み頃にも差がありますから、ヴィンテージチャートも載せておきます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 2
2004年 4
2005年 4

2006年 3
2007年 4
2008年 
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しめますから、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶことをおすすめします。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


天然真鯛のカルパッチョ


キノコのリゾット

など、上質でほどよいコクのある味付けをした料理などと合わせることで、バランスの良い風味とコクの広がりある上品なマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

ピュリニー・モンラッシェの優れたワインをお探しでしたら、このワインを候補にすべきでしょう。

特にソゼのワインのような、凛としたミネラルや美しい酸を持った美しいワインが好みの方におすすめしたいです。(元々ソゼの畑でもありますし)

また、そのようなスレンダーな品質も、熟成によってボリューム感ある品質に変化していきますから、そのような成長を楽しむのにも適したワインだと思います。

ご自身で楽しまれたり、プレゼントや贈り物にしても恥ずかしくない、品格あるワインと言えるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

とてもバランスも良く、特に不適切な場合も思い浮かびにくいワインではありますが、上級ワインですから合わせる料理も質や強さを合わせた方が良さそうです。

あまりカジュアルすぎる料理に合わせては、口の中でカジュアルとエレガントが出会うというミスマッチが起きそうですですし、強い味わいを持った肉料理などには少しワインが負け、繊細なワインの味わいを感じにくくすることもありそうです。

とは言え、ワインはお酒であり楽しむことが一番ですから、そのような場面があった時も、お水を挟んだりして臨機応変に対応した方が良さそうです。

場面の雰囲気を悪くすることが最も不適切と考えます。

 

《飲んだ人の口コミ》 ※2015年~19年に飲んだ人の口コミです。

悪い口コミ

「元ソゼの畑って事もあってか、緊張感のあるミネラルが特徴的。時間経過で開いてくる感じだけど、9年熟成の2010でもまだ閉じぎみの印象かな。以前このワインの熟成物が素晴らしかっただけによくわかる。さらに若い2015もあるから、熟成決定だね。」

良い口コミ

「2015はブドウがよく熟したからでしょうか。若き3年目にしては硬さもほぐれており、白桃を思わせる果実味が優しく広がりほどよいミネラルがあります。そしてトリュフィエールだけにトリュフを思わせる香りがある?(笑)。キノコ料理に合わせたい素敵なワインでした。」


「9年熟成の2010だぁ。ビッグヴィンテージって事と低めの温度の効果か、最初はちょっと硬いのかなって印象だけど、時間が経つほどにどんどん開いてきて、果実感が強まり華やかな風味を楽しめたよ。こういう変化を楽しむのもワインの醍醐味だ。」


「14年熟成の04は感動ものですね。黄金に輝く液体は洋梨にアンズや黄桃に黄色い花の芳香性。酸やミネラルもワインに溶け込んでおり、穏やかで南国フルーツのテイストです。元ソゼの優れた畑ですか。なるほどです。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    18%
美味しい     75%
普通        7%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

ヴィンテージによって性質は異なりますが、全体的な傾向としては果実味豊かでグラマラスと言うよりは、凛としたミネラルや美しい酸を感じるスレンダーなエレガントさを持った傾向で、その清潔感ある品質に並のワインには無い美味しさを感じた方が多い印象です。

若い段階でのスレンダーな品質も良いのですが、10年以上の熟成を経て果実感やコクの増した円熟味に感動レベルの評価も与える方も見受けられ、好みにもよりますが熟成させた方が満足度が高い傾向です。

 

以上です。

ピュリニー・モンラッシェらしい気品を感じられるワインのイメージは広がりましたでしょうか。

その答えは実際口にしてみることでしかわかりませんが、ジャン・マルク・ボワイヨの清潔感とバランス感覚に優れた造りは、私の経験上からも非常に外す確率の低い優良生産者だと感じています。

参考になれば嬉しく思います。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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