ルー・デュモン ブルゴーニュ・ブラン

おすすめ【白】ワイン

 

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フランスで活躍する日本人ワイン生産者は?

この質問にルー・デュモンの仲田氏を挙げる方は多いのではないでしょうか。

「ブルゴーニュの神」とも呼ばれたアンリ・ジャイエ氏にも認められ、知名度・品質ともに世界に認められた生産者です。

今回はそんな仲田氏が手掛ける非常に多くのラインナップの中でも、手頃な価格で人気を集めるワインの紹介です。

さて、私は広域ブルゴーニュ・ブラン(白)を生み、日本で購入可能な主要生産者を90程ピックアップし、その中で多くの日本の消費者の方々に実際飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみました。

その結果、多くの方に飲まれ、高い満足度を獲得していると感じた生産者の一つにルー・デュモンがあました。

どのラインナップも安定的に好評のルー・デュモンですが、ブルゴーニュ・ブランにおいても価格以上の満足度を獲得しており、紹介すべきと感じました。

その他に特にそのような条件を満たしていると感じたのは、
■トロ・ボー
■バシュレ・モノ
■ギィ・アミオ
■ジョセフ・ドルーアン
以上の生産者達でした。
※他にも《ソゼ》《フランソワ・カリヨン》《ジャン・マルク・ボワイヨ》をはじめとする、15ほど好評な生産者はいましたが、あえて絞らせてもらいました。

《ワイン名》 ルー・デュモン ブルゴーニュ・ブラン

《価格》

【およそ3000~4000円

《ブドウ品種》シャルドネ
《ボディ》  ミディアムボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ
《生産者》  ルー・デュモン 

それでは簡単に【経歴】と【天・地・人についてまとめます

■仲田晃司氏は大学時代のアルバイト先のレストランでワインに魅了され、「いつかは自分でワインを造りたい」と夢を抱く。

■1995年。単身渡仏。フランス語を学びつつ各地で修業。

■1999年。委託生産・瓶買いを始める。

■2000年。ニュイ・サン・ジョルジュにワイナリールー・デュモン設立。
「ルー」は、仲田夫妻が(カトリックの洗礼式における)”代親”になった、ルーちゃんという女の子にちなんでつけた名前。
「デュモン」は山を意味し、故郷である岡山県の備中松山城をイメージしており、心の中にはいつも故郷があるという想いが込められています。

■2003年。念願の自社の醸造所をジュヴレ・シャンベルタンに開設。
※この時お披露目パーティーに招かれたアンリ・ジャイエ氏は、仲田氏のワインを絶賛。発言力の影響を考え、滅多にワインを評価しないアンリ・ジャイエが認めたという事で、神が認めたブルゴーニュとなりました。

■2008年。ジュヴレ・シャンベルタンに自社畑・カーヴも取得。

■現在も様々な取り組みを実践し、世界的に認められた生産者として活動。

以上が簡単ではありますがザックリとした経歴です。

そして、もう一つ特徴的で有名なのがラベルに書かれた「天・地・人」ではないでしょうか。

これは、アンリ・ジャイエ氏に「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」とアドバイスを受けた仲田氏が、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」という文字をあしらったという事で、まさに日本人らしさを表現した考えをエチケットに反映させたわけです。

《味わいの特徴》

肉厚で気品ある
上質ブルゴーニュ・ブラン

このワインの特徴は、並のブルゴーニュブランには無い豊潤な果実味に、柔らかな樽の風味も加わった肉厚な質感にあり、美しい酸や、凛と筋の通ったような鉱物的なミネラルは気品あるブルゴーニュらしさも表現しています。

また、その豊富な成分は熟成に耐えるポテンシャルもあり、円熟した熟成感を楽しむことも可能な、上質ブルゴーニュ・ブランと言えます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

優れた区画の畑
このワインに使用されるブドウ畑は、ACブルゴーニュを名乗る事しか認められていませんが、ムルソー40%、ピュリニー・モンラッシェ20%、オー・コート・ド・ボーヌ40%の比率で構成されています。
言わずと知れた高級ブルゴーニュを生む村の畑には、優れたテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)があるため、並のブルゴーニュ・ブランには無いムルソーらしい厚みや、ピュリニーらしい気品ある鉱物的なミネラルを持つワインが生まれます。

心地よい樽の風味
樽のニュアンスが反映されやすい新樽の使用比率は40%
このクラスのワインとしては高い比率ですが、上質な樽の風味は決して主張しすぎず、柔らかなバニラや芳ばしいトーストのニュアンスが程良く感じられます。

【外観】
輝くレモンゴールド

【香り】
レモンやグレープフルーツの爽やかさに、青リンゴやラフランスのフルーティな香りがあり、ほんのり上品なハチミツのニュアンスも感じられます。

そして樽に由来するバニラやバターにナッツ類の香りも優しく広がります。

【味わい】
柑橘類などの爽やかさを持った果実味は厚みがあり、豊富な酸は味わいを引き締めます。

凛とした鉱物的なミネラル感は、心地よい旨味を伴い気品ある味わいを表現しており、樽に由来するバニラやバタートーストの柔らかなニュアンスも広がりを見せ、ほんのり上品な蜜の風味を残したな余韻が続きます。

《飲む時の適正温度》

8℃14℃
冷やし気味にすれば酸味が際立ちエレガントさが増します。

温度を上げるほど果実や樽に由来する、ふくよかな風味の広がりを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ3年~10年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。


良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向き、

難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなる傾向です。

ヴィンテージによって飲み頃にも差がありますから、ヴィンテージチャートも載せておきます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

2005年 4
2006年 3
2007年 4
2008年 
2009年 3
2010年 5
2011年 4
2012年 
2013年 4
2014年 
2015年 3
2016年 4
2017年 5

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【ふくらみのあるシャルドネグラス】
少し温度を上げることで広がる風味を楽しめますから、香りが取りやすく温度も少しずつ上がるように設計された、ふくらみのあるグラスを選ぶことをおすすめします。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


バーニャカウダ


キノコのリゾット

など、ほどよいコクのある料理などと合わせることで、豊かな風味とコクの広がりあるマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


こんな場合におすすめ

ちょっと上質で厚みのあるブルゴーニュ・ブランをお探しでしたら、ぜひ候補にしていただきたいワインです。

カジュアルすぎず高級すぎない味わいは、日常を程良く彩るアイテムにもなり得るのではないでしょうか。


こんな場合には不適切!?

樽の効いたワインが嫌いな方には向かない可能性もあります。

とは言え、上質な樽感は嫌味も無いので、試していただきたいという気持ちもあります。(笑)

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「3年熟成2016。柑橘系の酸が主体の味わいは奥深さに欠け、なんだかシンプルな印象。時間経過でミネラルや旨味が出てきて良くなったけどね。」


「3年目の2016は若干青っぽいニュアンスがあるので、野菜との相性が良かったですが、ウニはちょっと微妙?な感じです。」


「3年熟成の2015は、ファーストインパクトが酸っぱい模様。フルーツ感や旨味を一掃する酸味。時間が経過すると甘味や旨味が顕在化し、柔らかく好印象に。しかし最初は酸っぱかったのです。」

良い口コミ

「結構樽も効いて芳醇なんですね。3年熟成2016は時間経過で成分が馴染み合い、ハーブやほろ苦さに加え旨味も乗ってきた。しみじみ系の美味しさで、あと2年程度熟成させてもさらに良くなりそう。」


「8年物の2010。熟したオレンジに黄桃に白い花、そして樽から来るバニラやバターの落ち着いたニュアンス。なめらかな質感で、ほのかな蜜の甘味。美味しくいただきました。」


「4年目の2016は、ついニヤけてしまう美味しさ!!パイナップル系の豊潤な香りで、一口飲むとほんのり苦味と豊かな酸を持ったグレープフルーツの味わい。そして次に押し寄せる樽のニュアンス。バターやトーストを思わせる優しく甘い芳香性がいいですね。時間と共に変化する味わいも楽しく。3000円台では満足すぎる味わいです。」


「仲田さんの本気度伝わる味わい。ACブルゴーニュとは言え、ムルソー40%ピュリニー20%が含まれ、新樽40%ですか~。なるほどコクがあって、ブドウのポテンシャルを感じる綺麗なワインですね~。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     3%
美味しい     50%
普通       47%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

比較的手頃な価格帯のワインという事で、感動を覚える方はほとんど見当たりませんでしたが、大半の方が好印象を感じており、マイナスイメージのコメントは非常に少なかったです。

味わいはブルゴーニュ・ブランにしては中々ボリューム感があり、樽の風味もしっかり感じられる傾向があり、ヴィンテージにもよると思いますが、飲み始めは酸が主張気味と感じる方も多く、飲み進めるほどに甘味や風味が広がり、心地よい品質になっていく傾向もありますから、ボトルでゆっくりと楽しむ飲み方の方が向いているとも感じました。

そして興味深かったのは、8年熟成物に高評価を与える方がおられたことで、熟成に耐えるだけの成分を持ち併せていることがわかるコメントでした。

流石ルー・デュモン、広域にあってもしっかりと仕上げてくるなと感じる結果となりました。

 

以上です。

ワインはお酒であり、楽しむもの。

日々の暮らしの中では様々なストレスを感じて、疲れたりしてしまう事も多いでしょう。

そんな疲れた心に、そっとワインが寄り添い気分が和らげば、明日もまた頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
※稀にワインが口に合わずストレス増加も!?(笑)

さておき、ワインの知識と味わいを含めた奥深さは別格。

単純に味わう楽しみ方はもちろん素敵ですが、産地や品種、あるいは生産者にヴィンテージ、そして時代と共に進化する味わいなど、知識と共に楽しむことができる大人の嗜みの代表格ではないかと思います。

そんなワインが、ストレス多き現代を少しでも良い方向に導いてくれればいいなと思うこの頃です。

あなたにとって善きワインとの出会いが多くなる事をお祈りしております。

 

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