パオロ ベア パリアーロ モンテファルコ サグランティーノ セッコの価格と味は?飲み頃や口コミなど詳しく解説

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サグランティーノにおける頂点。

ウンブリアの土着品種サグランティーノは、非常に豊富なタンニンがあり野性的な個性を持つ品種と言われます。

前回紹介したアルナルドカプライのサグランティーノもガッシリとした味わいで素晴らしいと感じましたが、口コミを見る限りでの客観的で個人的な印象ではパオロベアがナンバーワン。

サグランティーノらしさを残しつつ熟成で円熟した深い味わいは、多くのワインラバーの方々を満足させていました。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》パオロ ベア パリアーロ モンテファルコ サグランティーノ セッコ

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《価格》

10000~12000

《ブドウ品種》サグランティーノ
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   やや甘口
《産地》   イタリア>ウンブリア州
《生産者》  パオロ ベア

プロフィール
パオロ ベアはウンブリア州のDOCGであるサグランティーノ ディ モンテファルコ最高と評される生産者です。
 

1500年代からモンテファルコの地に住んでいたとされるベア家で、2021年現在当主であるジャンピエロ氏がワイナリーを設立。
ビオディナミ農法を実践し収穫量を抑えたうえで選び抜かれたブドウだけを使うため、生産量は年によって大きく変動することも特徴的なワイナリーです。

《味わいの特徴》

サグランティーノの最高峰
力強くも綿密でエレガント

【外観】
オレンジを帯びた濃いめのガーネット

【香り】
ブラックベリーやブラックチェリーなどの熟した果実にドライフルーツのニュアンス。クローヴやシナモンなどのオリエンタルスパイスの香りも加わり、ふくよかで複雑な芳香が広がります。

【味わい】
凝縮された果実の非常に豊富なタンニンは力強い飲み口を表現しますが、それを包むような豊富な果実味は深いコクと適度な甘味がありバランスは良好。洗練された味わいは濃密ながら雑味なく、美しい酸が味わいを上品にまとめると、円熟した果実やスパイスや落ち着きある風味を残した余韻が続きます。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品種の個性
100%使用されるサグランティーノは暴れ馬のような野性的な個性を持つと言われる品種。
高いアルコール度数と非常に豊富なタンニンを持つ品種で、熟成によって円熟味が増していきます。
※昔は通常のワインには難しいと考えらえ、陰干しブドウの甘口ワイン用に使用されていました。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料を一切使用しないことはもちろん、天体の動きに合わせて農作業を行うなど、非常に緻密な管理が必要なビオディナミ農法を実践しています。
土地の天然酵母など、様々な微生物などの働きが加わった土壌は健全で成分豊かな状態になり、そのエキスを吸い上げたブドウはピュアで滋味深いワインを生みます。

長期マセラシオン
※ブドウの皮や種を果汁と共に漬け込むことで色や渋味などの成分を抽出する工程をマセラシオンと呼びます。

通常は5~14日の場合が多いですが、パオロ ベアは42日という長期マセラシオンを行っています。
この工程はブドウのエキス分をより多く抽出する狙いがあり、さらにエキスを減少させるとの考えから濾過も行いません。

長期熟成
発酵を終えたワインはステンレスタンクで24ヶ月熟成後、大樽に移されさらに24ヶ月熟成されます。
長期熟成で成分が溶け合い、しなやかでまとまりある味わいになり、樽のニュアンスも適度に反映されます。

 

《飲む時の適正温度》

14℃20℃
少し低めの温度にすれば酸やミネラルが際立ち引き締まってエレガントな飲み口。
温度を上げるほど穏やかな印象になり、果実感や複雑な風味が広がりある甘美な味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から10~30年
※一般的傾向や口コミから推測

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《適正グラス》

【大ぶりのグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスやブルゴーニュグラスを選ぶことで、バランス良く香りと味わいを感じ取れます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ラムチョップ


天然うなぎの蒲焼

ワイン単体でも楽しめる充実感がありますが、強めの味わいの料理と合わせる事で、さらに互いの味わいを高め合うマリアージュが楽しめるでしょう。
野性味あるワインの味わいは、羊や鹿などジビエ料理と合わせるのもおすすめです。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

13年熟成の04はあまり口に合わず。私、濃いのが好きなのかな?

良い口コミ


今までに経験した事のない果実味と渋味。とてもレベルが高くて美味しかった!♪


これはもう感動です♪10年熟成の2011は、熟した黒系果実にドライフルーツやオリエンタルスパイスのニュアンスが加わった熟成感ある芳香で魅惑的。ドライフルーツやスパイスを感じる非常に多層的な味わいで、酸とタンニンも存在感をしっかり示しつつしなやか。優美な余韻も非常に長くとても満足感あるワインだと思いました!♪

困る表情のイラスト1(男性)
7年熟成の2007は格別ですね。舌を包み込むような充実した果実味を、芯のある豊富なタンニンがまとめるバランス良い味わいです。


14年熟成の2006は熟成感ある味わいで肉料理によく合いそうです。黒果実やオリエンタルスパイスの香りから、充実しつつ滑らかな果実味が最初に感じられ、ドライフルーツの甘味と咀嚼できそうなほどの豊富なタンニンがあります。後口は果実の甘味を残しつつ上品な余韻へと続きます。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!    20%
美味しい     63%
普通       17%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

口コミの量こそ少ないですが、味わいのレベルの高さが伝わるコメントがほとんどでした。

サグランティーノらしい非常に豊富なタンニンの存在感はあるものの、緻密で上品なニュアンスもあり、凝縮された果実の旨味やオリエンタルスパイスなどの風味も加わり複雑。
高額ではありますが、それ以上に満足感のある銘柄といった印象です。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

パオロ ベア パリアーロ モンテファルコ サグランティーノ セッコ

価格
10000~12000


凝縮された果実の非常に豊富なタンニンは力強い飲み口を表現するが、それを包むような豊富な果実味は深いコクと適度な甘味がありバランスは良好。洗練された味わいは濃密ながら雑味なく、美しい酸が味わいを上品にまとめると、円熟した果実やスパイスや落ち着きある風味を残した余韻が続く。

飲み頃
ブドウ収穫年から10~30年
※一般的傾向や口コミから推測

口コミ
口コミの量こそ少ないが、味わいのレベルの高さが伝わるコメントがほとんど。
サグランティーノらしい非常に豊富なタンニンの存在感はあるものの、緻密で上品なニュアンスもあり、凝縮された果実の旨味やオリエンタルスパイスなどの風味も加わり複雑。

高額ではあるが、それ以上に満足感のある銘柄といった印象。

以上です。

力強いワインが好きな方。

肉に合うタンニン豊富な赤ワインを探している方。

カベルネやメルローなどの定番品種も良いですが、サグランティーノも面白い選択肢になりそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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