サンテロ プロセッコ エクストラ ドライ

実践編

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1000円台前半で人気を集めるプロセッコ。

日本においてサンテロは、5年連続最も売れたイタリアスパークリング生産者ということで、多くのコスパスパークリングを手掛けますが、甘さが控えめのプロセッコは特に人気の傾向。

日本で購入可能な約50のプロセッコ生産者の中でも、気軽で親しみやすい価格と味わいへの口コミ評価も高く、紹介しようと思いました。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》サンテロ プロセッコ エクストラ ドライ

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《価格》

1200~1500

《ブドウ品種》グレーラ
《ボディ》  ライト~ミディアムボディ
《甘辛》   やや辛口
《産地》   イタリア>ヴェネト州
《生産者》  サンテロ

プロフィール
サンテロはスパークリングワインをはじめ、コスパの良い銘柄の数々を生産するピエモンテ州の大規模ワイナリー。
 

1958年にスパークリングワイン専門のブランドを立ち上げたい思いの下、サンテロ4兄弟によって設立。世界のニーズを掴みながら年々規模を拡大し、2021年現在5つの自社畑と300軒に及ぶ契約農家から仕入れたブドウでワインを生産するワイナリーに成長しました。

品質と価格のバランスの良さで日本でもその人気は高く、2008年から2013年まで5年連続で日本で最も売れているイタリア スパークリングワイン生産者になっています。今回紹介しているプロセッコは、2019年のサクラアワードで金賞を獲得する実績もある人気銘柄です。

《味わいの特徴》

フルーティーで軽快
ほんのり甘い
コスパプロセッコ

このワインの特徴は、少しの甘味を伴ったフルーティーな味わいを、豊富な泡とキレの良い酸がスッキリ軽快にまとめるところ。
味わい深さはなくシンプルな印象ですが、価格も含めて気軽で親しみやすい味わいが魅力です。

【外観】
淡いレモンゴールド
豊富な泡立ち

【香り】
青リンゴやレモンを思わせる爽やかさに、ラフランスや白桃を思わせるフルーティーさ。白い花の華やかなニュアンスも適度に加わります。

【味わい】
ほんのり甘味を感じるフレッシュでフルーティー飲み口で、豊富な泡とキレの良い酸が味わいをスッキリとまとめます。

それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

品種の個性
グレーラ白桃や白い花のような華やかな香りがあり、爽やかで少しの苦味を持った味わいを生む傾向です。

ブドウへのこだわり
サンテロの自社畑のブドウはもちろん、契約農家から仕入れるブドウに対してもこだわっています。
50年以上の付き合いのある農家に、サンテロ社長は自ら足を運び常にコミニケーションを重視。
信頼関係の下で生まれるブドウは、コスパに優れたワインを生む一因になっています。

シャルマ方式
大きな密閉式タンクを使って醸造するシャルマ方式を実践。
密閉することで酸化しないためブドウのピュアな風味が反映され、フレッシュでフルーティーな味わいを生むのがこの方式の特徴
また、短期間で仕込むため酵母の死骸である澱との接触期間は短く、トラディショナル方式で造られるシャンパーニュなどで現れるパンのような風味は付きません。
そして、手間がかからず低コストで済むのがシャルマ方式で、価格が抑えられる大きな理由の一つになっています。

スパークリングワインの製法に関する知識はコチラ

エクストラドライ
プロセッコの甘辛表記は以下の通り。

1,Extra Brut(エクストラ ブリュット)
最も辛口。

2,Brut(ブリュット)
親しみやすい辛口。

3,Extra Dry(エクストラドライ)
ココです。後味にかすかに甘みを感じる辛口。

4,Sec(セッコ)
はっきりと甘みを感じる中辛口。

《飲む時の適正温度》

6℃~10℃
冷たくするほど酸味が際立ちキレ味の良い飲み口が楽しめます。
少し温度を上げると穏やかな印象になり、ふくらみある味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃は購入後1年以内
このワインは既に飲み頃のタイミングで売られていますから、購入後1年以内に飲む事をおすすめします。
適切に保存すれば2年程度は楽しめるでしょうが、熟成させすぎると風味は抜け、どこか枯れた印象の味わいになっていきます。

※出荷された年やヴィンテージが記載してあれば、そこから約2年程度が飲み頃とザックリ判断が付くので親切だと思うのですが、そうなってはいないようですね。
ですから買ったら早めに飲んだ方が良く、常温で長く放置されている可能性があるようなお店では、買わない方が良いでしょう。

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《適正グラス》

【フルート型グラス】
空気に触れる面積が少ないため、温度が上がりにくいと同時に炭酸も抜けにくい形状に設計されています。

美しい泡立ちも見られますし、グラスの美しい外観によっても華やかさは引き立ちます。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ポテトフライ


焼き鳥各種

軽快でフルーティーな味わいは、繊細なものから適度なコクを持った料理との相性が良いですが、濃いめの料理でもスッキリさせる効果もあるため、どのような料理にも無難に合わせられる適応力があります。
また、皮目をパリッと焼いた地鶏や天ぷらなどのように【パリッ】【サクッ】とした食感には【シュワッ】としたスパークリングワインは相性が良いですね。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

ネガティブな口コミ

エクストラドライって書いてあるから、もっと辛口かと思ったけど?美味しいとは思いますが辛いのを飲みたかったので、ちょっと甘さが残念。。調べたら辛口のブリュットと甘さのあるセックの間がエクストラドライなんだとか。。。


とても涼し気な味わいで、サンテロが造るスパークリングの中ではこれが一番好み。あえて言うならもう少し甘さが抑えられていると良いかも。。。そして翌日に持ち越さない方が良い。萎れますね。

1000円台のスパークリングにしては泡も豊富。飲み始めはスッキリした感じだったんだけど、徐々に苦手な後口が出てきましたね。

良い口コミ

基本的に辛口でスッキリなんだけど、ほんのり甘味があって美味し。また飲みたいと思いました♪


黄色と赤ラベルも飲んだけど、このブルーラベルが一番良い。ブルーラベルだからか柑橘系だからか、ラムネを連想させる風味があるね。


ブリュット慣れしてる私にはエクストラドライは甘く感じますね。でもそれはネガティブな意味じゃなくてトロピカルフルーツ系の香りと優しい味わいでいい感じ。ビールの代わりに持って来いのゴクゴク系ですね♪

困る表情のイラスト1(男性)
フルーティーで気軽に楽しめる。価格も含めて親しみやすくて好きなんですよね~~。

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     0%
美味しい     27%
普通       67%

良くない      6%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

気取らずグビグビ飲めるようなカジュアルさで人気を集めている傾向です。

しっかり味わうような奥深さはなく、中にはちょっと苦手と感じる方もいましたが少数派。
ラベルの爽やかなブルーそのままに、爽快でほんのり甘味も感じられるフルーティな味わいで、価格も含めてその親しみやすい味わいへの満足度は高いと感じました。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

サンテロ プロセッコ エクストラ ドライ

価格
1200~1500


少しの甘味を伴ったフルーティーな味わいを、豊富な泡とキレの良い酸がスッキリ軽快にまとめる。味わい深さはなくシンプルな印象だが、価格も含めて気軽で親しみやすい味わいが魅力。

飲み頃
購入後1年以内

口コミ
気取らずグビグビ飲めるようなカジュアルさで人気を集めている傾向。
しっかり味わうような奥深さはなく、中にはちょっと苦手と感じるコメントもあるが少数派。

ラベルの爽やかなブルーそのままに、爽快でほんのり甘味も感じられるフルーティな味わいで、価格も含めてその親しみやすい味わいへの満足度は高い。

以上です。

とても気軽で、夏の暑さを和らげるような涼しげなボトルデザインと味わいがあるプロセッコでした。

日常消費用のアイテムの候補にいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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