★レバノンの反抗期★
【友達】毒リス
【嫌いな言葉】ウール100%
「ウール100%だぁ!? 塩パン買ってこい!!」
おっと。なかなかの反抗期ですね!!
111回の毒リスさんと友達なんですね。
なるほど。
見た目の逆をいく発言がそっくりです。
「あいつも悪いが、俺はもっと悪いぜ~~」
は!!
そうですか・・・。
さて、レバノンです。
レバノン?どこ?ワイン!?
という声が聞こえてきそうですね。
レバノンもワインの歴史は長く6000年以上と言われています。
緯度としては低すぎるのですが、イスラエルと同じく高原の気候は比較的涼しく、昼夜の温度差も大きいためブドウ栽培にも適した気候なんですね。
「高温ではブドウはよく熟し、低温では酸を持つブドウを生む。つまり昼夜の温度差が大きければどちらの要素も持ち合わせた上質のブドウが得られるってわけさ・・。はよ、お米パンも買ってこい!!」
1、レバノンワインの 基本データ
まずは場所。
【ワイン生産量】
・約7万ヘクトリットル
※世界28位 フランスの700分の1程度
【ブドウ栽培面積】
・約2.5万ヘクタール
※世界23位 フランスの30分の1程度
【主要品種】
《白ブドウ》
シャルドネやソーヴィニヨンブランといったフランスでよく使用される品種が主流です。
★オバイデとメルワー
レバノンの土着品種で、オバイデはシャルドネの、メルワーはセミヨンの祖先ではないかと考えられています。
味わいはどちらも南国フルーツの香りをを持ち、深みのある味わいを持ったバランスの良いものが多いです。
「このオバイデにメルワーをブレンドして造られるワインはなぁ、まるで上質ボルドーの白ワインを連想させる味わいなんだぜ~~。」
「よぉ相棒。ほら、塩パンだぜ。」
あ・・毒リスが塩パン買ってきた・・・毒入ってないよね・・
《黒ブドウ》
白ブドウ同様カベルネソーヴィニヨンやシラーやピノノワールといったフランスでよく使われる品種が多いです。
★サッバギーエ
レバノン土着品種で、スパイシーで野性味溢れる香りと丸みのある豊かな味わいのワインを生みます。
「ね・・ねむたい・・」
「お前はしゃべり過ぎだ・・しばらく眠ってもらおうか。」
何か入れたね~。
悪いね~。
2、レバノンワインの 特徴
【フランスワインに似る】
ワインの歴史は約6000年と長く16世紀頃までレバノンワインは高く評価されていました。
しかし、オスマン帝国によるイスラム教支配によりワイン文化は途絶えてしまいました。
「おい鼻くそ。イスラム教徒は酒を飲まない、造らない・・だろ?」
そうですね。(口悪いな~)
そして時代は流れ・・・20世紀に入りレバノンはフランス領になったことで、フランスワインの影響を強く受けるようになり、品種・醸造技術はフランスの影響が強く現在もフランスのニュアンスを持ったワインを造ります。
【豊かな果実味】
気候は南フランスやイタリア中部に近いため、豊かな果実味を持ち柔らかな味わいを持ったバランスの良いワインが多いです。
「なるほどな、わかったぜ。クズ野郎。」
3、レバノンの
おすすめワイン
【シャトー・ミュザール】
レバノンを代表するワイナリーで、品質が高い事でも知られます。
土着品種からも上質なワインを生んでいますからぜひ試してみましょう。
【シャトー・クサラ】
約150年前にフランス人が初めてレバノンに造ったワイナリーで、今でも最大のワイナリーです。
ほとんどのワインが無農薬で造られ、クリーンでフルーティな味わいです。
【iXSiR イクシール】
(2019年現在)話題のカルロス・ゴーン氏が投資していることでも有名なワイナリーです。
レバノン系の両親を持つゴーン氏にはゆかりがあるんですね。
ボルドー最高峰シャトーアンジェリスの技術を取り入れた上質なワインを生んでいます。
「イクシールは《永遠の若さと愛をもたらす》を意味するんだとよ。薄毛。」
■まとめ■
・フランスの影響を強く受けるレバノンでは、使う品種もフランスに近く、味わいもフランス南部を感じさせる厚みのある果実味を持った品質の高いワインを生んでいる。
以上です。
なかなか興味深い国ですね。
今は、ブドウ栽培に適した環境があれば、栽培技術や醸造技術の情報があるため、比較的早く素晴らしいワインが誕生します。
レバノンもそのような国と言えますね。これからにも注目のワイン生産国として覚えておきましょう!!
「覚えろだぁ?俺の頭ん中はもっと悪くて・・
「あ!!どんぐりや!!どんぐりが・・その・・だらけのやつや!!」
「やっぱこれたまらんわ~~」
「あ!!・・・ねむたい・・・」
※眠りから覚めました。薬も仕込みました。
「毒リスを眠らすのもたやすいもんよのぉ~」
なるほど・・
お主も悪よのぉ~~
コメント