【私が選ぶ飲むべき一本】
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ヴェルナッチャ ディ オリスターノ
《ブドウ品種》ヴェルナッチャ
《ボディ》 ミディアム~フル
《甘辛》 辛口
《産地》 イタリア サルデーニャ州
《生産者》 アッティリオ コンティニ
《特徴》
個性的で独特の風味は
シェリーや紹興酒を連想
イタリア サルデーニャ州のDOCヴェルナッチャ ディ オリスターノです。
非常に個性的な味わいで好き嫌いがハッキリ分かれそうな味わいですが、ワインを深く知りたい方には一度は味わっていただきたいとも思いましたので、今回飲むべき一本に選ばせていただきました。
その個性的な味わいの理由は製造方法にあります。
ワインを熟成させる過程で通常は樽いっぱいにワインを入れ空気に触れないようにしますが、このワインはあえて7割程度しか入れません。
そうするとワインの表面に産膜酵母という膜が発生して、その膜から生まれる独特の風味がワインに移るというわけです。
スペインのシェリーやフランスのヴァンジョーヌもこの産膜酵母を発生させる造りをするため、似たようなニュアンスを持っているというわけです。
【外観】
琥珀色に近い黄金色
【香り】
ナッツ系やシナモンを感じさせる香りは、白ワインというよりはウイスキーや紹興酒に近い
【味わい】
シェリーやヴァンジョーヌを飲んだ事ある方ならば、それに近い味わいと言えばわかりやすいでしょう。
無い方は・・やはり紹興酒が近いですね。
甘味は控えめでブドウの果実のフルーティな味わいはあまり感じられずドライな印象。
酸味は豊かで独特の風味があり、アルコール度数も高めのためパンチの効いた味わいで余韻も長いです。
《飲む時の適正温度》
【8℃~16℃】
冷やす事で酸味が際立ち軽快な飲み口が楽しめます。
温度を上げれば独特の風味や旨味が感じやすくなり、広がる味わいを楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【10年~20年】
成分が豊かで、アルコール度数も高めのワインです。
おそらく20年(それ以上)の熟成にも耐えられ、まろやかな味わいになってゆくことでしょう。
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【ふくらみのあるグラス】
香りが取りやすく、温度も上がりやすく設計されたふくらみのあるグラスを選ぶと良いでしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
カラスミのパスタ
(サルデーニャ州はカラスミでも有名で、このワインを合わせることでも知られています)
地鶏の香草焼
豚バラ肉の紹興酒炒め
・コンテなどのハードチーズ
・エビチリ
など、比較的強めの素材・味付けのされた料理。
やはり私は紹興酒を思い出してしまうので中華料理にも合わせたくなってしまいます。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
【変わったワインに挑戦してみたい方】
このワインは独特です。普通のワインに飽きて面白いワインを飲みたいと思っている方には一度試していただきたい一本です。
シェリーやヴァンジョーヌに似てますから、それらが好きな方にもおすすめできますね。
【中華料理にワインを合わせたい時】
紹興酒に似てるというアプローチで、中華料理にも合いそうです。
ワインに限らず、固定概念を捨てて楽しむという事も大切なのかもしれませんね。
《こんな場合には不適切!?》
【オーソドックスなワインが好きな方】
繰り返しになりますが独特で普通ではありません。
ワインのフルーティさはありませんし、むしろ紹興酒もそうですがウイスキーに近い風味があります。
ワインらしいワインを求める方は飲んではいけません!!
【繊細な和食などにワインを合わせたい時】
風味の強いワインです。
繊細な味わいを感じたければこのワインを選んではいけませんね。
白身魚の薄造りなどにこのワインを合わせたら、ワインの味しかしない事になるかもしれません!!
以上です。
いかがでしたか?
独特だとか個性的といった表現が多く出現しましたね。
要するに独特で個性的なワインです(笑)
どんな味わいなのか試してみてもおもしろいと思いませんか?
ハズレかもしれませんが(笑)
そんなハズレた事も楽しめる人にもなりたいものです。
・・・。
いやいや当たる人だって勿論たくさんいらっしゃるでしょう!!
それもまた大きな喜びですね。
あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。
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