最高クラスのカバ生産者の人気スタンダードキュベ。
それほど口コミ量は多くなく日本では知名度こそ高くはない印象ですが、スペインではカバの最高峰と評価される生産者で、日本での口コミ満足度も少ないながら高いと感じました。
グランレゼルヴァがトップキュベでカバの最高峰の一つのようですが、あまりにも日本での口コミ量が少ないので、ココでは多めの支持を集めているレゼルバを紹介させていただきます。
この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。
《ワイン名》ジュベ イ カンプス ブリュット レゼルヴァ
《価格》
【2000前後】
《ブドウ品種》
・パレリャーダ
・チャレッロ
・マカベオ
《ボディ》 ライト~ミディアムボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 スペイン>カタルーニャ
《生産者》 ジュベ イ カンプス
ジュベ イ カンプスは最高クラスのカバを造るワイナリー。1921年に設立された家族経営のワイナリーですが、450haもの自社ぶどう畑を所有する大規模生産者で、スペイン国内では常に「最高級」と評価されスペイン王室でも愛飲されるほどです。
今回紹介しているブリュット レゼルヴァはスタンダードキュベで、日本の一般消費者からも高い評価を集める人気銘柄です。
《味わいの特徴》
軽快さの中に
適度な複雑性もある
コスパカバ
【外観】
淡い麦藁色
豊かで細かな泡立ち
【香り】
レモンや青リンゴなどのフレッシュさに、赤リンゴやアンズのフルーティーな香りも感じられ、ほんのり蜂蜜やトーストのニュアンスも加わり複雑さがあります。
【味わい】
フレッシュでフルーティーな果実味は細かな泡と共に親しみやすい飲み口。キレのある酸が上品な味わいをまとめており、果実や蜜にトーストのニュアンスも後口に感じられます。
それでは、そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。
■トラディショナル方式■
スパークリングワインの製造方法は、主に3つ。
2.シャルマ方式
3.炭酸ガス注入方式
■フリーラン ジュース■
醸造工程において、通常は果汁を得るためにブドウを潰す圧搾を行います。
しかしジュベ イ カンプスでは無理な圧をかけず、ブドウの自重のみで自然に流れでる果汁(フリーランジュース)のみを使用しており、ピュアな味わいを表現しています。
■長期瓶内熟成■
アルコール発酵を終えたワインは瓶に詰められ、酵母の死骸である澱と共に24ヶ月熟成されます。
この澱との接触期間が長いほど味わいに深みやコクが加わり、シャンパーニュの最低熟成期間である15ヶ月よりも長い期間が設けられています。
《飲む時の適正温度》
【5℃~10℃】
よく冷やせば酸味が際立ちキレの良い飲み口が楽しめます。
少し温度を上げれば穏やかな印象になり、フルーティな風味の広がりが楽しめます。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃》
【飲み頃】
ブドウ収穫年から4~10年
※一般的傾向や口コミから推測
《適正グラス》
【フルート型グラス】
空気に触れる面積が少ないため、温度が上がりにくいと同時に炭酸も抜けにくい形状に設計されています。
美しい泡立ちも見られますし、グラスの美しい外観によっても華やかさは引き立ちます。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
真鯛のカルパッチョ
若鶏のグリル
など、比較的カジュアルでほどよいコクのある料理との相性が良いですが、爽やかな泡とキレのある酸は味わいをスッキリさせる効果もあるため、どのような料理にも無難に合わせられる適応力があります。
また、皮目をパリッと焼いた鶏肉や天ぷらなどのように【パリッ】【サクッ】とした食感には【シュワッ】としたスパークリングワインは相性が良いです。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《飲んだ人の口コミ》
【ネガティブな口コミ】
このワインへの具体的ネガティブコメントはありませんでした。
【良い口コミ】
5年熟成の2011は豊富かつ細かな泡で、透明感のあるピュアな味わいは圧搾しないフリーランに由来か。余韻も適度にありつつキレの良い後口です!!
柔らかな口当たり。親しみやすい軽快な味わいではあるけど、後半に感じられる蜜やシェリー的なニュアンスがシャンパーニュっぽい気品も感じる。4年熟成の2015は自分的には好みですね。
2010ヴィンテージは6年の熟成で落ち着きあるニュアンス。若々しい酸も無く香りも穏やかな印象だけど、1500円なら十分です。
6年熟成の2016はフルーティーで辛口。複雑な感じもあるけどスルスル飲めるところが良いですね~~♪♪
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、
感動的!! 3%
美味しい 27%
普通 70%
良くない 0%
というニュアンスが伝わってくる結果でした。
軽やかさの中に適度な深さもあり満足度は高めの印象です。
味わい深さはそれほど無いようですが薄っぺらくもなく、食前から食中まで適応するバランス良い味わいで、価格も考慮すれば納得または満足といった意見が多い銘柄でした。
まとめ
それでは最後に情報整理です。
ジュベ イ カンプス カバ ブリュット レゼルヴァは
【価格】
2000前後
【味】
フレッシュでフルーティーな果実味は細かな泡と共に親しみやすい飲み口。
キレのある酸が上品な味わいをまとめており、果実や蜜にトーストのニュアンスも後口に感じられます。
【飲み頃】
ブドウ収穫年から4~10年
※一般的傾向や口コミから推測
【口コミ】
軽やかさの中に適度な深さもあり満足度は高めの印象。
味わい深さはそれほど無いが薄っぺらくもなく、食前から食中まで適応するバランス良い味わいで、価格も考慮すれば納得または満足な意見が多い銘柄。
以上です。
今回はレゼルバクラスを紹介しましたが、日本ではほとんど口コミの無いグランレゼルヴァ ブリュットも、海外の口コミサイトではとても評価が高い傾向です。
掘り出し物的なワインになれば幸いと感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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