いや~井上尚弥って強いですね~。
日本ボクサー筆頭。いや、世界のボクサー筆頭だと思います(2019年現在)
ロマチェンコとどっちが強いでしょう・・・
元ボクサーの私はたまにワインに関係ない話をします。
さて、5大シャトーの筆頭といえばシャトー ラフィット ロートシルトですが、今回はそんなラフィットのセカンドラベルを紹介します。
あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。
《ワイン名》 カリュアド ド ラフィット
《価格》
【3万~8万円】
※ヴィンテージによって価格は変動します。
《ブドウ品種》
・カベルネソーヴィニヨン
・メルロー
・カベルネフラン微量
・プティヴェルト微量
※ヴィンテージによって使用比率は変動します。
《ボディ》ミディアム~フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス ボルドー メドック ポイヤック
《生産者》シャトー ラフィット ロートシルト
《特徴》
パワフルとエレガントを両立する
気品ある味わい
ボルドーのメドック格付け第1級の5銘柄(シャトー)は5大シャトーとして大変有名ですが、その5大シャトーの中でも最も価格が高く、筆頭と呼ばれるのがシャトーラフィットロートシルトです。
カリュアド ド ラフィットはそんなラフィットのセカンドラベルで、ファーストラベルの気品溢れるエレガントさを感じさせる品質に仕上がっています。
ファーストラベルに比べると、メルローの使用比率が高いためやさしい印象で、若いブドウの樹から得られるブドウを使用するため、ややカジュアルさもある品質になります。
※古木から得られるブドウの方が品質は高いです。
という事で、ファーストラベルには及ばないまでも、非常にパワフルかつエレガントな品質で、程よいタンニンと繊細な酸味を持っており、比較的若いうちから楽しめます。
ぜひラフィットの片鱗を感じたい方に飲んでいただきたい優秀なセカンドラベルです。
【外観】
若いうちは深みのあるルビーレッド。
熟成が進むほどレンガ色に近づきます。
【香り】
ベリー系果実にカシス・チェリーなどの豊かな果実の香りに、土・スパイス・革製品などの香りも加わり複雑性があります。
【味わい】
口に含むと豊かな果実味が広がり、存在感はあるもののきめの細かいタンニンはラフィットらしいエレガンスが感じられます。
ほどよい酸味は心地よく味わいのバランスを保ち、気品ある余韻へと導いてくれます。
※熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。
《飲む時の適正温度》
【16℃~18℃】
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。
※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。
《飲み頃と当たり年》
【飲み頃】
ブドウ収穫年から5~30年
※一般的傾向や口コミから推測
【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど飲み頃の期間は短くなりますが、比較的早くから楽しめます。
5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年
1990年 5
1991年 1
1992年 1
1993年 1
1994年 3
1995年 4
1996年 4
1997年 2
1998年 3
1999年 3
2000年 5
2001年 3
2002年 3
2003年 4
2004年 3
2005年 5
2006年 3
2007年 3
2008年 4
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 3
2013年 2
2014年 4
2015年 5
2016年 5
2017年 4
※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。
《適正グラス》
【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。
※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。
《相性のいい料理》
上質な和牛ステーキを赤ワインソースで
クリーム系パスタにトリュフを乗せて
など、上質な素材などを使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、洗練された風味の広がりを体感できるマリアージュを楽しめるでしょう。
※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。
《こんな場合におすすめ》
ボルドーを代表するワインのセカンドラベルで、知名度も高いワインでもあります。
大切な方への贈り物にしても、品格あるワインですから喜んでもらえるでしょう。
また結婚記念日や誕生日、あるいは昇進祝い還暦祝いなどに飲むワイン等にも良いですね。
きっと一生の思い出となる場面をさらに引き立ててくれるでしょう。
お金に余裕がとてもある方は普段飲みにしちゃって下さい!!(笑)
《こんな場合には不適切!?》
とても上質で品格あるワインですから、軽率な飲み方はやめましょう!!
なんでもない日にワインの味がよくわからない人達と飲み会でもしながら、紙コップでカリュアド ド ラフィットを飲んでしまったら・・・
想像しただけで、もうがっかりしてしまいました・・(笑)
この記事を読む方にはそのような方はいらっしゃらないでしょうが。
《飲んだ人の口コミ》 ※2016年~19年に飲んだ人の口コミです。
【良い口コミ】
「この素晴らし香りを表現する言葉が見つからない。ラフィットの片鱗かな。均衡のとれた味わいは、濃厚でありながらまろやかでエレガントさもある。1994。」
「2004。非常に厚みのある味わいで、シルクのようになめらかな質感。豊潤でエレガントな香りはいつまでも続くようで素晴らしいわ。」
「1997ラフィットのセカンド。めっちゃ期待しすぎた(笑)いや・・でも・・やっぱ凄いわ!!香り・味わい共に複雑でさすがね。澱があるから最後は注意が必要かな。」
【悪い口コミ】
「2013。まだ4年目か・・。ちょっと早かったかな・・。香りは良かったけどね。」
「期待しすぎた私がよくないのかしら。思ったより普通ね。2009。」
「2003。香りは素晴らしい。しかし果実味・旨味が薄いなぁ。ドライでスパイシーな感じ。これをエレガントって言うのか?この程度か・・ちょっと期待外れだな。」
という皆様の声でした。
その他にもたくさんの口コミがありましたが、
感動的!! 15%
美味しい 50%
普通 35%
良くない 0%
という結果でした。
ラフィットのセカンドという事で、期待が膨らみすぎて意外と普通という意見も見られました。
若いうちは硬いという意見と、おいしく飲めたという意見がどちらもあり、15年以上熟成を経たものは非常に素晴らしい。という意見が多く見られ、熟成された方がより皆様を満足させている傾向が読み取れました。
以上です。
カリュアド ド ラフィットの全体像が飲まずともなんとなく見えてきたでしょうか。
やはりメドック格付け筆頭の生み出すセカンドラベルは、選択肢の一つに入れるべきワインではないかと思います。
あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。
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