アラン・ユドロ・ノエラ ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・ミュルジュ

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「探し求めてでも、手に入れたい宝石のようなワイン」

ロバート・パーカー氏はこのように褒め称えています。

ニュイ・サン・ジョルジュで多くの方に飲まれ、実際に飲まれた方の口コミ評価が高いワインはどれだろうと、客観的視点から調べてみた結果、このワインは口コミの量こそ少ないものの、経験豊富な飲み手の皆様の満足度は非常に高く、紹介すべきワインだと感じました。

ドメーヌの起源は、創業者であるアラン・ユドロ氏が名門シャルル・ノエラの孫娘であるオディル夫人と結婚したことに始まります。

このシャルル・ノエラは1988年まで存在したドメーヌで、全盛期にはアンリ・ジャイエと比較されるほどの実力を持っていた生産者で、アラン・ユドロに所有権が渡った畑以外の畑や、醸造施設、バックヴィンテージのワインなどがルロワに売却されている事からも、その畑のポテンシャルの高さがわかります。

現在このドメーヌを運営しているのが、アラン・ユドロ氏の孫にあたるシャルル・ヴァン・カネット氏。

1988年生まれのシャルル氏は学生時代にボーヌで醸造学を学び、ニュージーランドやジュヴレ・シャンヴェルタンのジャン・ルイ・トラペなどで修業。
2008年から本格的にアラン・ユドロ・ノエラの仕事に携わるようになりました。

若き当主の手掛けるワインは近年評価を高、注目に値します。今回紹介するニュイ・サン・ジョルジュも非常に品質に優れ、上質なニュイ・サン・ジョルジュを選ぶのであれば、安定感がある生産者のワインは、必ず候補に入れておくべきと感じています。

《ワイン名》 アラン ユドロ ノエラ ニュイ サン ジョルジュ1er レ ミュルジュ

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《価格》

14000~18000円

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ニュイ・サン・ジョルジュ>プルミエクリュ レ ミュルジュ
《生産者》  アラン ユドロ ノエラ

《特徴》

複雑で豪勢
洗練されバランス感覚に優れる

このワインの特徴は、ニュイ・サン・ジョルジュらしい肉厚な果実味と複雑な風味を持った豪勢さがあり、雑味の無い洗練された味わいはバランス感覚にも優れ、比較的若いうちから楽しむことも可能で、もちろん熟成を経る事でも力を発揮する品質にあります。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

テロワールを表現
「テロワールをより忠実にワインに反映させたい」
そう考えるシャルル・ヴァン・カネット氏。
ニュイ・サン・ジョルジュのテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)が感じられるワイン、つまり肉厚な果実味と複雑な芳香性を持ったワインを造るため、ビオディナミ農法にも取り組んでおり、健全で成分豊かな土壌を育てる事などでテロワールが反映されたワインを生んでいます。

丁寧な造り
収穫時や運ぶ時など、ブドウを傷つけたりしないよう非常に丁寧に扱う事や、醸造においても圧搾(ブドウを搾って果汁と固形物を分ける工程)をソフトに行うなど、ブドウに負荷をかけないことで、より雑味の無い洗練されたワインが生まれます。

低温長期マセラシオン
マセラシオン(ブドウの成分の抽出)を低温で8日間かけるという事で、3日で済ませていた過去に比べしっかりと成分を引き出し、そして粗さの無いワインが生まれます。

 

【外観】
深みのあるルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
ラズベリーやブラックベリーなどの豊かな果実香に、バラの華やかさにハーブにクローブに革製品など複雑なニュアンスもゴージャスに広がります。

熟成するほど果実香は熟した果実の甘やかさやドライフルーツ、ドライフラワーのような落ち着いた印象の香りが広がり、土に革製品や紅茶といった熟成香も広がりを見せ、複雑で円熟を感じさせる香りが豊かに感じられます。

【味わい】
若いうちは凝縮感のある果実味が豊かに広がり、存在感はあるもののキメの細かいタンニンはしなやかに骨格を形成し、美しい酸は味わいまとめ、複雑で優雅な風味を伴った長い余韻があります。

熟成が進むほど果実味は円熟を感じる甘やかさが現れ、タンニンや酸などの成分が溶け合う事で絹のようにしなやかな質感になり、紅茶や革製品などなどの妖艶な風味を伴い、深い旨味の感じられる官能的な品質に成長していきます。

《飲む時の適正温度》

14℃18℃
その豊かで心地よい香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

少し冷やし気味にすれば酸味が際立ち軽快さのある飲み口になりますし、温度を上げるほど酸は穏やかに感じられ、甘味や風味の広がりある味わいを楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から3~25年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど比較的早くから楽しめ、飲み頃の期間は短くなる傾向です。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下の通り。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1990年 5
1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3
2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5
2016年 4
2017年 4

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《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
非常に豊かな芳香性と、エレガントで優雅な味わいを持った人気ワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で甘味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


地鶏のグリルをベリーソースで


和牛ヒレステーキ

など、豊かなコクを持った料理に合わせる事で、芳醇なワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、エレガントで優雅な風味の広がる極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

非常に人気の生産者で、安定感のある品質にも魅力があります。

そんな人気生産者という事で価格も上昇気味ですが、ニュイ・サン・ジョルジュにおいてはそこまで高騰していませんから、最高峰の造り手のワインを体感したい時は選択肢に入れても良いのではないでしょうか。

ファンも多く簡単には手に入らないワインですから、贈り物や記念日に楽しむワインにしても、優雅でゴージャスな品質で場面を盛り立ててくれる事でしょう。

 

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

「3年目の2015。個人的にはもっと寝かせて楽しみたい派です。今飲んでも美味しい人もいるでしょうが。」

良い口コミ

「抜栓直後に広がるとても華やかな芳香が素晴らしい。07は11年の熟成を経た妖艶さを持っており、心地よい甘味を美しい酸が引き締め、ブルゴーニュらしい出汁感もいいですね。この味わいならファンが多いのも納得できます。」


「開けた途端に一面の雰囲気を変えてしまうほどの華やかさ、初めに少しのビオっぽい感じがあるが、なめらかな質感とエレガントな味わいはチェリーのニュアンスが強いかな。8年熟成の2011は余韻も長くてとても優れたワインだと思うよ。」


「13年熟成を経た03は洗練されておりまだまだ元気、それでいて角の取れたしなやかさは大人の女性、そう私のようなワインなの💛(笑)」


「シャトーブリアンにユドロ・ノエラ、そんなのうまいに決まってるじゃないか!!どっちがって?両方にきまってるぜ!!(奮)こんな素晴らしい飲食体験はなかなか無いな。ワインは9年熟成の08、格別だ。」

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    17%
美味しい     66%
普通       17%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

非常に満足度の高いワインで、華やかで優雅な香りと洗練されたエレガンス溢れる味わいを高評価する方がほとんどで、アラン・ユドロ・ノエラのワインに信頼を置いている方も多いのだという事が伝わってきました。

比較的若いうちから楽しめ、熟成させても素晴らしいという事で万能型な一面も持ち合わせているとも感じましたから、外したくない時はこのようなワインを選択肢に入れておくのも良いのではないかと感じました。

 

以上です。

アラン・ユドロ・ノエラの当主シャルル・ヴァン・カネット氏は、1988年生まれの若き生産者でこれからにも期待できます。

そして、若くしてこれほどの優れたワインを生んでいるという事で、彼の画像を見てしまうとちょっと負けた感があり、軽く嫉妬してしまいそうです。。。

北斗の拳で言ったら、

「兄より優れた弟などいねぇ!!あぁ!?そうだろう?」

と言うあの人の気分です。。。

わからない方ごめんなさい。この世代な私です。

冗談はさておき、ワインは人生を豊かにする飲み物であり、このワインも十分にその力を兼ね備えています。

あなたのワイン選びの一助になれれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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