シャトー ラマルティーヌ カオール パルティキュリエール

おすすめ【赤】ワイン

 

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パルティキュリエール=特別

そのような意味を持ち、マルベックとタナをブレンドするワインは珍しいことがその名の由来。

数あるカオールの赤ワインの中で、価格も含めた味わいへの口コミ満足度(vinica)が最も高いと感じた銘柄の紹介です。

濃いめのワインが好みの方や、ちょっと珍しい産地のワインをお探しの方におすすめできる深みのある赤ワインです。

この記事を最後まで読み進めていただき、知識と共に深まるワインの味わいを楽しんでいただければ幸いです。

《ワイン名》シャトー ラマルティーヌ カオール パルティキュリエール

ここで紹介しているのはキュヴェ パルティキュリエールです。下のリンク先に出てくる他の銘柄の評判も悪くはありませんが、パルティキュリエールには若干劣る印象でしたから、間違えないようにしてください。

《価格》

2500~3500円

《ブドウ品種》
マルベック主体
タナ

《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>南西地方>カオール
《生産者》  シャトー ラマルティーヌ

プロフィール
シャトー ラマルティーヌは1883年に設立されたカオールの歴史ある生産者。
1953年に自社で元詰めを始めたカオールにおける先駆け生産者で、1975年からアラン ゲロー氏がシャトーを継承。2016年からは息子のバンジャマン氏が引き継いでおり、カオールのトップシャトーのひとつとしての地位を守り続けています。
今回紹介しているパルティキュリエールは、シャトー ラマルティーヌの生産量の約半分を占める代表銘柄です。

《味わいの特徴》

濃厚で複雑
上品さも兼ね備えた
コスパカオール

このワインは濃厚な果実味と豊富でシルキーなタンニンやコク、複雑な風味が溶け合ったボリューム感のある味わいですが、豊富な酸味が味わいを綺麗にまとめることで上品さや繊細さも表現されており、全体のバランス感覚に優れています。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

マルベックの個性
マルベック90%で造られる銘柄で「黒ワイン」と呼ばれるほど深い色調。丸みのある熟した果実味豊かで酸味は適度。豊富でシルキーなタンニンを持つのがマルベックの傾向で、熟成するほど円熟した複雑さやエレガントさが増してきます。

有利な気候条件
ラマルティーヌが所有する畑は、カオールの中でも最西部。東部の大陸性気候とは異なり、海洋性気候の影響を受ける西部では、収穫時期は温暖でブドウは早く熟します。早熟することで雨のリスクが減りブドウの品質が安定し、バランスとエレガンスを持ったワインを生む要因のひとつとなっています。

自然派農法
農薬や化学肥料を一切使用しない自然派農法を実践することで、土地の酵母など様々な生物の営みが反映された健全で成分豊かな土壌が育まれます。
そんな土壌で育ったブドウは、成分豊かでピュアなワインを生みます。

ヴィエイユ ヴィーニュ
樹齢の高いブドウは土地の成分を吸い上げる能力が高く、上質なワインを生むことで知られています。
このワインに使用されるブドウの樹は、1937年に植樹された古木(ヴィエイユ ヴィーニュ)が含まれます。

収量制限
樹勢の強いマルベックは放置すると、ブドウの樹1本に対して13~15房ほど実ります。しかし、このパルティキュリエールに使用されるマルベックは剪定を行い6~7房にします。
この収量制限によって残された果実に成分が集中し、より凝縮感ある味わいを持ったワインを生んでいます。

【外観】
深い深紅

【香り】
カシスやプルーンを思わせる熟した果実の豊潤な香りが広がり、樽、革製品、枯葉、ハーブなどのニュアンスも感じられ複雑さがあります。

【味わい】
凝縮された果実味は少しの甘味を伴い、豊富ながらキメ細かなタンニンはシルキーな飲み口を表現。心地よい旨味も広がる味わいを適度な酸が引き締める上品さもあり、果実、樽、革製品など複雑な風味を残した余韻へと導かれます。

 

《飲む時の適正温度》

14℃~18
少し低めの温度にすれば引き締まった印象になり、エレガントさが引き立つ飲み口が楽しめます。
温度を上げるほど果実感や複雑な風味が広がり、優雅な味わいが楽しめます。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から4~12年
※一般的傾向や口コミから推測

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

ここで紹介しているのはキュヴェ パルティキュリエールです。下のリンク先に出てくる他の銘柄の評判も悪くはありませんが、パルティキュリエールには若干劣る印象でしたから、間違えないようにしてください。

《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、芳醇な香りと味わいをバランス良く感じやすくなります。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


ホタテバター醤油焼


和牛のタタキ

など、コクのある料理との相性が良く、料理の味わいがワインの優しい果実味や複雑な風味と溶け合って、互いの味わいを高め合うマリアージュが楽しめます。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

悪い口コミ

このワインの悪い点を指摘する、具体的コメントは見当たりませんでした。

良い口コミ

5年熟成の2013は果実感に満ちた芳香。樽の風味や甘味の中にほろ苦さも感じられるボリューム感のある味わい。ジューシーなアルゼンチンのマルベックと比べると繊細さがあります。このレベルはボルドーなら4~5千円はするでしょうね。


ガッツリ肉料理に相性が良いワイン♪5年熟成の2011はスパイスを効かせた鴨肉や、濃い目の赤ワインソースとのバランスも良く、豊富だけどシルキーなタンニンは心地よい。


しっかり濃いワインなのに重さがなく上品さがある。これ、好みです♪


6年熟成の2011。この味わいで手頃な価格。売り切れていないことに疑問を抱くほどだ!!買えるだけ買っておこう!!

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると、

感動的!!     0%
美味しい     70%
普通       30%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

比較的手頃なワインということもあり、感動的評価を与える方はいませんでした。
しかし否定的意見も特になく、濃厚でありながら上品さも感じられるバランスの良い味わいに好感を持つ方が多く、価格面においても満足している方が多いことが印象的でした。

味わいだけを考えた場合はシャトー ラグレゼットの方が勝る印象ですが、価格を含めた満足度という意味では、このラマルティーヌの方が勝っている印象です。

まとめ

それでは最後に情報整理です。

ラマルティーヌ カオール パルティキュリエール

価格
2500~3500円


濃厚な果実味と豊富でシルキーなタンニンやコク、複雑な風味が溶け合ったボリューム感のある味わいだが、豊富な酸味が味わいを綺麗にまとめることで上品さや繊細さも表現されており、全体のバランス感覚に優れている。


飲み頃
ブドウ収穫年から4~12年
※一般的傾向や口コミから推測

口コミ
比較的手頃なワインで、感動的評価を与える方はいない。
しかし否定的意見も特になく、濃厚でありながら上品さも感じられるバランスの良い味わいに好感を持つ方が多く、価格面においても満足している方が多い。

以上です。
「カオールの人気赤ワインを一つだけ教えて。」
そう聞かれたら、私ならこのラマルティーヌのパルティキュリエールを挙げます。
価格も高すぎず安すぎることもない丁度良さがあると感じましたし、何より価格以上の味わいを持っていると感じる方が多いことも大きな理由です。
あなたの選択肢にも加われば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

ここで紹介しているのはキュヴェ パルティキュリエールです。下のリンク先に出てくる他の銘柄の評判も悪くはありませんが、パルティキュリエールには若干劣る印象でしたから、間違えないようにしてください。

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