シャトー フィジャック 

おすすめ【赤】ワイン

 

 

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サンテミリオンの格付け階層はご存知でしょうか。

サンテミリオンの格付けでは第1特別級Aの4シャトーが最高峰ですが、それに続く第1特別級Bがそれに続きます。

そんな第1特別級Bの中でも評価が高く、品質においてはメドック第2級に匹敵すると言われ、多くの人に飲まれるワインの紹介です。

あなたのワイン選びの一助になれば嬉しく思います。

《ワイン名》 シャトー フィジャック


2005

当たり年で飲み頃。そして値打ち。おすすめです。

《価格》

1300040000円】
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》
カベルネフラン

カベルネソーヴィニヨン
メルロー
※この3つの品種をバランス良くブレンドしますが、ヴィンテージによって使用比率は変わります。
《ボディ》フルボディ
《甘辛》 辛口
《産地》 フランス>ボルドー>サン・テミリオン
《生産者》シャトー・フィジャック

《特徴》

凝縮された果実味で
早飲みでも楽しめる品質

フィジャックの特徴的なところは、サンテミリオンにおいては珍しくカベルネソーヴィニヨンの比率が高い事です。

カベルネソーヴィニヨンが多い事で、色は濃く力強さを感じさせる質感ですが、丸みのあるタンニンはなめらかで酸味も心地良いため、比較的若くして楽しめるワインとも評されています。

もちろん熟成にも向いており、若いうちには感じられなかった複雑でエレガントな風味も現れます。

シュバルブランに隣接する好立地から生まれるワインは、第1特別級Bを代表する品質で、メドック2級に匹敵する品質と言われます。

特別な場面で、このような上質ワインは力を発揮する事でしょう。

あなたの選択肢の1つに入れるべき1本ではないでしょうか。

【外観】
若いうちは深みのあるルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づきます。

【香り】
若いうちはベリー系果実にカシスなどに、煙草・鉛筆の芯のニュアンスなども加わります。

熟成が進むほど果実香は落ち着きを見せ甘やかになり、ドライフルーツや土といった複雑な熟成香も感じられます。

【味わい】
若いうちは凝縮感のある果実味を持ち、タンニンは豊富ですが滑らかさがあり心地よく、豊かな酸は味わいを引き締め優美な余韻があります。

熟成させるほどタンニンや酸味はワインに溶け込み、より滑らかさが増し、落ち着きのある甘やかな果実味と革製品・煙草・紅茶といった複雑な風味も加わり、力強さよりもエレガントさが感じられるワインになっていきます。

熟成度合いによっても香り・味わいは変わるため、平均的な風味の指標にしてもらえると良いでしょう。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
その豊かで洗練された香りと味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《当たり年と飲み頃》

【飲み頃】
ブドウ収穫年から5
~50年
※一般的傾向や口コミから推測

【当たり年】
良いヴィンテージのワインほど飲み頃になるのが遅く、長期熟成にも向きます。

難しいヴィンテージほど飲み頃の期間は短くなりますが、比較的早くから楽しめます。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年

1970年 3
1971年 3
1972年 0
1973年 2
1974年 0
1975年 4
1976年 2
1977年 0
1978年 2
1979年 3
1980年 1
1981年 3
1982年 5
1983年 4
1984年 1
1985年 3
1986年 3
1987年 1
1988年 3
1989年 3
1990年 5
1991年 1
1992年 1
1993年 3
1994年 3
1995年 4
1996年 3
1997年 3
1998年 5
1999年 3
2000年 5
2001年 4
2002年 3
2003年 3
2004年 3
2005年 5
2006年 3
2007年 3
2008年 5
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 2
2014年 4
2015年 5
2016年 5
2017年 4

パーカーポイントが高かった年
1982 94点

1990 92点
1995 90点
2000 93点
2005 90点
2006 90点
2014 94点

パーカーポイントが低かった年
飲み頃を過ぎています
1993 79点
1997 76点
1982以降でここに載っていないヴィンテージは80点台で平均的品質です。

ワイン全体から見れば低い点ではありませんが、飲み頃を過ぎている可能性もありますから注意が必要です。

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※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【チューリップ型ボルドーグラス】
香りが取りやすく温度が少しずつ上がるように設計されたボルドーグラスを選ぶことで、バランス良く味わいを感じ取れる事でしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


キンキの甘辛煮


天然ヒラメのムニエル
バタークリームソースで

など、上質な素材を使用しコクのある味わいの料理と合わせる事で、複雑な風味とコクの広がりを体感できる極上のマリアージュを楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

《飲んだ人の口コミ》

良い口コミ

「2012はいいですね。とても華やかで甘い香り、とってもシルキーでバランスの良い味わいでした。料理と共に素敵な時間を過ごせました。」


「右岸なのにカベルネの比率が高いですね。その割には果実の甘い香りがでタンニンは溶け込みまろやか。1992は熟成ボルドーによくある醤油やお出汁のニュアンスではないやさしい味わいです。とても良い熟成ワインだと思います。」


「2005のビッグヴィンテージ。骨格あり複雑なニュアンスがありバランスがいいですね。まだ若さを感じますから、さらに熟成させてもよいかもしれません。」

悪い口コミ

「1981はレンガ色。果実の香りにキノコや皮の熟成香にシェリーも感じる。やや淡さを感じる味わはドライな印象で甘味が少ない。スモーキーなニュアンスは大人っぽさを感じさせ悪いワインではない。ただもう少し若い時に出会いたかったかな。」


「2014をいただきましたが、カリフォルニア意識しすぎかなって思ってしまいました。悪いものではないですが。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計結果

感動的!!     7%
美味しい     76%
普通       17%

良くない      0%

というニュアンスが伝わる結果でした。

フィジャックは感動している様子の方は少なく、かといって悪い印象の口コミは飲み頃を過ぎてしまった事くらいで、悪くはないという感じのものくらいでしたね。

という事でザックリと言えば、まあまあの良いワインと感じる方が多いという印象です。

 

以上です。

シャトー・フィジャックの味わいがなんとなく想像できましたでしょうか。

ワインというものは同じ造り手のワインであっても、ヴィンテージや熟成度合い、保存状態によっても全く違ったワインになります。

そんな一期一会のワインを、元気なうちにできるだけたくさん飲めるように頑張ろうと思うこの頃です。

あなたのワインのある生活が豊かになる事を願っております。

 

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