DRC ラ ターシュ

おすすめ【赤】ワイン
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ロマネ・コンティ

ワインに全く興味が無くとも、その名は知っているというほどの知名度の高さで、知名度はもちろん品質そして価格も世界最高のワインである事は周知の事実。

そしてワインを志す方にとっては、生涯に一度は口にできたらいいなという存在であり、憧れの存在ではないかと思います。

そんなロマネコンティを生み出している生産者こそが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ【Domaine de la Romanee-Conti】であり、【DRC】と呼ばれるわけですね。

そんなDRCが生み出すワインは、モノポール(単独所有)であるロマネ・コンティやラ・ターシュをはじめとしていくつか存在します。

今回紹介するのはそのモノポールの一つラ・ターシュです。

DRCのワインの中で、ロマネ・コンティに次いで高額で取引されます。

ヴォーヌ・ロマネで多くの方に飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、DRCの生産するワインは全て多くの方に飲まれ、そして秀逸な評価を受けているものばかりでした。

というわけで、DRCのワインについては全銘柄を紹介させていただく事になりました。

ワインを通じて最上の時間を楽しみたい時、最上級の敬意を込めて献上する贈り物などの候補にしてみてはいかがでしょうか。

《ワイン名》 DRC ラ ターシュ

1996飲み頃のビッグヴィンテージ

《価格》

【およそ40万~130万円
※ヴィンテージによって価格は変動します。

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ヴォーヌ・ロマネ>ラ・ターシュ
《生産者》  ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

《特徴》

並外れたスケール感
強さ・美しさ・バランス感覚
を兼ね備えた偉大なワイン

ラ・ターシュはロマネ・コンティに次いで高額で取引されるワインであり、良年のラ・ターシュはロマネ・コンティを凌ぐと評価されるほどで、弱いヴィンテージにおいても安定した品質が保たれています。

その品質はまさにピノノワールの頂点を感じさせるスケール感に溢れており、言葉で表現することが難解なほど、ピノノワールの魅力の全てがバランス良く凝縮されており、その魅力は長期熟成を経る事で真価が発揮される偉大さを感じさせます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

最上のテロワール(ブドウを取り巻く環境の全て)
DRCの所有するグランクリュは、土壌や気候を含むすべての自然環境において、ピノ・ノワールにとって最も優れていると言われます。
また約6haとやや広い区画のラ・ターシュにおいては、主に3つの土壌特性の区画に分けられ、それらがブレンド(アッサンブラージュ)されることで、より複雑で深い味わいを生み出しています。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料は一切使わず、畑を耕す作業も土を踏み固めてしまうトラクターは使わず、農耕馬を使っています。
また、天体の動き(太陰暦)に合わせて農作業を行う事も厳格化されており、ありのままの健全で成分豊かな土壌が維持され、その成分を存分に吸い上げた上質なブドウが実ります。

厳しい収量制限
1本のワインを造るのに3本のブドウの樹が使われるというほど、DRCでは厳格な剪定を行い収量制限が行われる事も有名です。
そうすることで、残されたブドウに成分が集中し、成分の充実したスケール感溢れるワインが生まれます。

全房発酵
一般的にはブドウの粒のみを発酵させるのが主流ですが、粒の付いた枝のような部分を梗(こう)と呼び、その部分も含めて全て発酵させることも特徴的です。
それによって、滑らかなタンニンが得られ長期熟成に耐える事や、梗由来の独特の苦味や風味が加わり、複雑な味わいになります。
※この全房発酵は非常に難易度の高い手法としても知られ、適切に行わないと青臭さ・酸味・ギスギスしたタンニンが出てしまいます。
そのためには、梗の部分までしっかりと熟している状態にさせなくてはならず、菌の付きやすい梗を無農薬で健全に保つには非常に管理が緻密でなければなりません。
そのためこの手法を実践しているのは、DRCなどの極一部のトップ生産者のみというわけです。

【外観】
深みのあるルビーレッド

熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
バラやスミレの華やかさにラズベリーなどの甘酸っぱさ、ブラックベリーにチェリーなどの甘やかな香りが一体となり優雅に広がり、森林に甘草、スパイスににハーブといった複雑なニュアンスも感じられます。

熟成するほど円熟を感じさせる妖艶なニュアンスに変化していき、熟した果実にドライフルーツやドライフラワー、腐葉土にトリュフに革製品などの魅惑的な熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
完成された果実味はスケール感があり力強いものの繊細さも持ち併せ、確かな存在感はあるもののシルクのように滑らかなタンニンはしなやかに構造を形成し、美しく伸びやかな酸は味わいまとめた後、優雅な風味を伴った非常に長い余韻があります。

熟成が進むほど果実味は落ち着きある深い旨味を伴った甘やかさが現れ、タンニンや酸などの成分は溶け合う事で、ビロードのようにしなやかさを持った艶やかな質感に変化していきます。
そしてトリュフや腐葉土などの熟成による官能的な風味を伴った味わいは別格の味わいを表現し、いつまでも続くかのような長い余韻に包まれます。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
別格のスケール感溢れる風味を感じるには、このくらいの温度帯が最適でしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ7年~40年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


1969年 5
1970年 2
1971年 5
1972年 3
1973年 1
1974年 1
1975年 0
1976年 4
1977年 0
1978年 5
1979年 3
1980年 2
1981年 2
1982年 2
1983年 3
1984年 1
1985年 5
1986年 4
1987年 4

1988年 5
1989年 4
1990年 5

1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5 

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
類い稀な香りと別格の味わいを持ったワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で複雑な味わいを感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


和牛の赤ワイン煮込み


アワビバター

など、特に上質で豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、優雅なワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑で官能的な風味の広がる至極のマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

世界最高峰のワインです。

ワインに造詣が深い方などへ、最上級の敬意を込めて贈るワイン、あるいは特別な日に大切な方と最上級の料理に合わせて楽しむワインではないでしょうか。

そのように、特に重要な場面にこそ相応しいワインで、またその期待に応えられる力を持っているのがDRCのラ・ターシュではないかと感じます。

 


《こんな場合には不適切!?》

不適切というよりは、飲み頃や抜栓するタイミングには気を付けるべきワインです。

せっかくのラ・ターシュも若すぎて、ボトルの最後の一口でようやく開いてきたでは残念ですね。

「若い・・若い・・若い・・ラターシュ・・。」

と言いたい方はどうぞ(笑)

《飲んだ人の口コミ》 ※2017年~19年に飲んだ人の口コミです。

悪い口コミ

「6年目の2013は素晴らしい香りですね。味わいは・・若いです。まだまだ良くなるのでしょうね~。」

良い口コミ

「9年熟成のビッグヴィンテージ09です。しっかり目の色調で甘やかな熟成感も感じられる香り。柔らかな質感で生き生きとした酸味は、時間経過で昆布出汁のような旨味に変化していきます。なかなかの異次元体験をさせていただきました。」


「ものすごい妖艶な香りはこれまでに経験がないほど凄いです。成分の充実でしょうか、グラスの脚が消えないのは。6年目の2012という事で味わいはさすがに閉じ気味ではありますが、エレガントで深い味わいがあります。閉じていながらこの風味には驚かされます。この先がどうなるものか・・、私には読み解けないスケール感があるのです。」


「ビッグヴィンテージ故の硬さを経験する事も多いが、オフヴィンテージならではの開き方が素晴らしい。26年熟成の92はベリー系果実に黒果実の深い香りは複雑かつ上品。秀逸すぎてみるみるボトルが減っていったよ。」


「人生で2番目に美味しかったワイン。1番?ないしょ♡(笑)一緒に飲んだ方はジャイエに近いとも言ってみえました。34年熟成の83は最高でした。」


「実に美しいルビー。ストロベリーの香りに花に複雑な香りもある。澄みきった液体は非常に繊細でまろやか、エレガントとはこのような事を言うのか。バランスも素晴らしく深いコクがあり、いつまでも続くような余韻は至福のひととき。15年熟成の03は私に感動というプレゼントを与えてくれた。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    81%
美味しい     15%
普通        4%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

若さを指摘する以外のマイナスコメントはゼロで、全く隙の無い完成度の高さを感じざるを得ない結果で、ほとんどの方がその圧倒的な味わいに魅了され、感動レベルの口コミをされているのが印象的でした。

ヴィンテージによっても飲み頃の差はありますが、最低でも10年程度は熟成させた方がベターで、若いラターシュをどうしても抜栓しなければならない場合などは、早めの抜栓やデキャンタージュを視野に入れるべきと感じました。

 

以上です。

いかがでしょうか。

ワインの味わいを言葉で表現するには限界があるように思えますが、上質であるほどその素晴らしさを伝えるのは難解を極めます。

このワインがなぜこれほど高額で取引され、そして飲み手を魅了させ続けるのか。

結局飲む事でしか答えが出ないのが結論となりますが、その領域に足を踏み入れた方々の言葉達が、私達を魅惑の世界に手招きしているようにも感じます。

最高級の敬意を込める時。

生まれてきた喜びを感じたい時。

このラ・ターシュを選ぶのはごく自然な事なのかもしれません。

あなたにとって善きワインとの出会いがある事をお祈りしております。

 

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