DRC ロマネ サンヴィヴァン

おすすめ【赤】ワイン

 

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ロマネ・コンティ

ワインに全く興味が無くとも、その名は知っているというほどの知名度の高さで、知名度はもちろん品質そして価格も世界最高のワインである事は周知の事実。

そしてワインを志す方にとっては、生涯に一度は口にできたらいいなという存在であり、憧れの存在ではないかと思います。

そんなロマネコンティを生み出している生産者こそが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ【Domaine de la Romanee-Conti】であり、【DRC】と呼ばれるわけですね。

そんなDRCが生み出すワインは、モノポール(単独所有)であるロマネ・コンティやラ・ターシュをはじめとしていくつか存在します。

今回紹介するのはロマネ・サンヴィヴァンです。

DRCの生産する9銘柄のワインの中では5番目に高価です。

ヴォーヌ・ロマネで多くの方に飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、DRCの生産するワインは全て多くの方に飲まれ、そして秀逸な評価を受けているものばかりでした。

というわけで、DRCのワインについては全銘柄を紹介させていただく事になりました。

ワインを通じて最上の時間を楽しみたい時、最上級の敬意を込めて献上する贈り物などの候補にしてみてはいかがでしょうか。

《ワイン名》 DRC ロマネ・サンヴィヴァン

2008 PP94点

《価格》

【およそ25万~80万円
※ヴィンテージによって価格は変動します。

※30~50万が多い印象です。

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ヴォーヌ・ロマネ>ロマネ・サンヴィヴァン
《生産者》  ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

《特徴》

しなやかで優雅な質感
女性的品格を持つ

DRCのロマネ・サンヴィヴァンは、DRCが生み出す他のグランクリュの中では最もしなやかでエレガントと評され、その女性的な魅力に満ちた品質はミュジニ―にも似ると言われます。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

最上のテロワール(ブドウを取り巻く環境の全て)
DRCの所有するグランクリュは、土壌や気候を含むすべての自然環境において、ピノ・ノワールにとって最も優れていると言われます。
ロマネ・サンヴィヴァンにおいては、力強さの中に華やかさやデリケートさを感じさせる女性的な魅力が際立ちます。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料は一切使わず、畑を耕す作業も土を踏み固めてしまうトラクターは使わず、農耕馬を使っています。
また、天体の動き(太陰暦)に合わせて農作業を行う事も厳格化されており、ありのままの健全で成分豊かな土壌が維持され、その成分を存分に吸い上げた上質なブドウが実ります。

厳しい収量制限
1本のワインを造るのに3本のブドウの樹が使われるというほど、DRCでは厳格な剪定を行い収量制限が行われる事も有名です。
そうすることで、残されたブドウに成分が集中し、成分の充実したスケール感溢れるワインが生まれます。

全房発酵
一般的にはブドウの粒のみを発酵させるのが主流ですが、粒の付いた枝のような部分を梗(こう)と呼び、その部分も含めて全て発酵させることも特徴的です。
それによって、滑らかなタンニンが得られ長期熟成に耐える事や、梗由来の独特の苦味や風味が加わり、複雑な味わいになります。
※この全房発酵は非常に難易度の高い手法としても知られ、適切に行わないと青臭さ・酸味・ギスギスしたタンニンが出てしまいます。
そのためには、梗の部分までしっかりと熟している状態にさせなくてはならず、菌の付きやすい梗を無農薬で健全に保つには非常に管理が緻密でなければなりません。
そのためこの手法を実践しているのは、DRCなどの極一部のトップ生産者のみというわけです。

【外観】
ガーネット色を帯びた美しいルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
バラやスミレの華やかさにラズベリーやブラックベリーになどの果実香、紅茶にスパイスにハーブといったニュアンスも加わり、非常に華やかで優雅な香りが広がります。

熟成するほど円熟を感じさせる妖艶なニュアンスに変化していき、熟した果実にドライフルーツ、ムスクや革製品にトリュフに紅茶などの魅惑的な熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
洗練された果実味は力強さがあるもののデリケートな繊細さも持ち併せ、存在感を感じさせるタンニンは、シルクのような滑らかさで構造を形成し、美しく伸びやかな酸は味わいまとめた後、優雅な風味を伴った非常に長い余韻があります。

熟成が進むほど果実味は落ち着きある深い旨味を伴った甘やかさが現れ、タンニンや酸などの成分は溶け合う事で、ビロードのようにしなやかさを持った質感に変化していきます。
そしてトリュフに紅茶などの熟成による複雑で魅惑的な風味を伴った別格の味わいを表現し、いつまでも続くかのような長い余韻に包まれます。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
別格の複雑さとエレガンス溢れる味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ5年~30年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


1969年 5
1970年 2
1971年 5
1972年 3
1973年 1
1974年 1
1975年 0
1976年 4
1977年 0
1978年 5
1979年 3
1980年 2
1981年 2
1982年 2
1983年 3
1984年 1
1985年 5
1986年 4
1987年 4

1988年 5
1989年 4
1990年 5

1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5 

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
複雑で優雅な香りと、エレガントでスケール感溢れる味わいを持った格別なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で複雑な風味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


特に上質な和牛のタタキ


アワビバター

など、特に上質で豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、優雅なワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑で官能的な風味の広がる至極のマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

世界最高峰のワインです。

ワインに造詣が深い方などへ、最上級の敬意を込めて贈るワイン、あるいは特別な日に大切な方と最上級の料理に合わせて楽しむワインではないでしょうか。

最上の場面を格別な味わいで盛り立てる力を持っているのが、DRCのロマネ・サンヴィヴァンと言えるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

不適切と言うよりは、飲み頃や抜栓するタイミング、また適切な保存には気を付けるべきワインです。

せっかくのロマネ・サンヴィヴァンも若すぎて、ボトルの最後の一口でようやく開いてきたでは残念ですし、保存の悪さで本来の味わいが感じられないのもいけません。

保存の知識はコチラ

《飲んだ人の口コミ》 ※2018年~19年に飲んだ人の口コミです。

悪い口コミ

「24年熟成の95は凄まじくカツオ出汁を感じさせる芳香性。ブラインドであった故に、もの凄いピノノワールのグランクリュである事だけはわかる。しかし同席された方に、この香りはブショネによるものだと指摘され目が覚める思い。正体がDRCのロマネ・サンヴィヴァンであった事も驚愕であったが、しかもブショネとは・・。ブショネと聞かされなければ、これがDRC香と呼ばれる出汁にも通じる香りか~、ワインを超越した風味と高評価を与えていたことだろう。それでもこのような体験は素晴らしい経験値を私に与えてくれた。」


「抜栓直後から腐葉土にキノコ類の香りが広がり、熟成香と言うよりは枯れすぎてしまった印象の香りが主張します。味わいも酸が主張気味で、変化する事もなく終了。良年の89は29年の熟成には耐えれれなかったか~。残念。」

良い口コミ

「輝きのあるルビーレッドは本当に美しい。香りを取りにいかなくとももう既に香ります(笑)。6年目の2012という事でやや若く、デキャンタージュ済みとはいえまだ硬めでポテンシャルを感じる傾向。それでも、赤い果実や紅茶の香りは気品に溢れるもので、やや酸は主張気味なもののタンニンはなめらかさがあり、複雑な味わいも秀逸で余韻も素晴らしい。現段階でもこれほどのワインが、これから先どれほどのものになってゆくのだろう。貴重な体験でした。」


「全房発酵に由来する淡めの美しいガーネットの色調。幸福を感じる芳香性。11年目の08はバランス感覚も秀逸な味わいで余韻も魅惑的で長い。これは私を魅惑の世界へ引き込もうとする美魔女のようなワインだ。」


「広がる香りはまるでお花畑、ムスクを思わせる妖艶な香りも素晴らしい。味わいのバランスも秀逸で、甘味・酸味・渋味・旨味・アルコール感などの要素が溶け合い、別格の美味しさとなめらかさがあります。余韻華やかな余韻も素晴らしく、18年熟成の01は、以前いただいた14に比べても断然飲み頃で美味しかったです。」


「27年物の91だぁ。なんとも芳しい香りはまだまだ透明感を感じさせるもので、花束にスパイスを感じるねぇ。一口飲めばエネルギーに満ち溢れた液体が放射状に広がる。おぉこれは凄い・・、そして果てしない余韻・・。なんて言えばいい・・。う、うますぎる。」

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    74%
美味しい     20%
普通        3%

良くない      3%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

やはりと言いますか、別格の香りとバランス感覚に優れた味わいで、非常に高確率で飲み手を魅了している事が伝わってきました。

特に10年~25年程度の熟成物が感動が強い傾向があり、比較的若くしても他のDRCよりは硬さはほぐれ、楽しめる傾向はあるようでうが、それでも10年は待った方がベターなのではないかと思える印象でした。

長期熟成にも耐えますが、保存状態やヴィンテージによっては品質にばらつきも起こるでしょうから、古酒を購入される場合はどのように保存されてきたのかをチェックする事も必要かと思います。

 

以上です。

ロマネ・サンヴィヴァンの味わいのイメージは広がりましたでしょうか。

既に飲まれたことのある方は広がっておられますね(笑)

まだの方はイメージだけは広がったのかもしれませんが、答え合わせは飲む事でしか完結できないのも事実。

世界の頂点に君臨する至福のエレガンスをぜひご堪能下さい。

 

あなたにとって善きワインとの出会いがある事をお祈りしております。

 

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