DRC エシェゾー

おすすめ【赤】ワイン

 

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ロマネ・コンティ

ワインに全く興味が無くとも、その名は知っているというほどの知名度の高さで、知名度はもちろん品質そして価格も世界最高のワインである事は周知の事実。

そしてワインを志す方にとっては、生涯に一度は口にできたらいいなという存在であり、憧れの存在ではないかと思います。

そんなロマネコンティを生み出している生産者こそが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ【Domaine de la Romanee-Conti】であり、【DRC】と呼ばれるわけですね。

そんなDRCが生み出すワインは、モノポール(単独所有)であるロマネ・コンティやラ・ターシュをはじめとしていくつか存在します。

今回紹介するのはエシェゾーです。

DRCの生産する9銘柄のワインの中では7番目に高価で、DRCの生み出すヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュの中では1番お値打ちです。

ヴォーヌ・ロマネで多くの方に飲まれ、そして口コミ評価の高いワインはどれだろうという客観的視点から調べてみた結果、DRCの生産するワインは全て多くの方に飲まれ、そして秀逸な評価を受けているものばかりでした。

というわけで、DRCのワインについては全銘柄を紹介させていただく事になりました。

ワインを通じて最上の時間を楽しみたい時、最上級の敬意を込めて献上する贈り物などの候補にしてみてはいかがでしょうか。

《ワイン名》 DRC エシェゾー

若きビッグヴィンテージ 2015 PP93点

《価格》

【およそ23万~50万円
※ヴィンテージによって価格は変動します。

※30万前後が多い印象です。

《ブドウ品種》ピノノワール
《ボディ》  ミディアム~フルボディ
《甘辛》   辛口
《産地》   フランス>ブルゴーニュ>ヴォーヌ・ロマネ>エシェゾー
《生産者》  ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

《特徴》

香り味わい共に豊かで複雑
スケールに満ちた品質

ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの中でも最も広大で、ブルゴーニュの中でもクロ・ヴージョに次ぐ広さのエシェゾーは、非常に多くの生産者が所有している事でも知られますが、DRCのエシェゾーは香り味わい共に並外れており、スケール感溢れる品質は他の生産者を圧倒しています。

そのような品質になる理由をいくつか挙げましょう。

最上のテロワール(ブドウを取り巻く環境の全て)
DRCの所有するグランクリュは、土壌や気候を含むすべての自然環境において、ピノ・ノワールにとって最も優れていると言われます。
広大な畑であり、品質にもばらつきがあると言われるエシェゾーにおいて、DRCのエシェゾーは飛び抜けて高い評価を受けており、香りも味わいもスケール感溢れる秀逸な品質です。

ビオディナミ農法
農薬や化学肥料は一切使わず、畑を耕す作業も土を踏み固めてしまうトラクターは使わず、農耕馬を使っています。
また、天体の動き(太陰暦)に合わせて農作業を行う事も厳格化されており、ありのままの健全で成分豊かな土壌が維持され、その成分を存分に吸い上げた上質なブドウが実ります。

厳しい収量制限
1本のワインを造るのに3本のブドウの樹が使われるというほど、DRCでは厳格な剪定を行い収量制限が行われる事も有名です。
そうすることで、残されたブドウに成分が集中し、成分の充実したスケール感溢れるワインが生まれます。

全房発酵
一般的にはブドウの粒のみを発酵させるのが主流ですが、粒の付いた枝のような部分を梗(こう)と呼び、その部分も含めて全て発酵させることも特徴的です。
それによって、滑らかなタンニンが得られ長期熟成に耐える事や、梗由来の独特の苦味や風味が加わり、複雑な味わいになります。
※この全房発酵は非常に難易度の高い手法としても知られ、適切に行わないと青臭さ・酸味・ギスギスしたタンニンが出てしまいます。
そのためには、梗の部分までしっかりと熟している状態にさせなくてはならず、菌の付きやすい梗を無農薬で健全に保つには非常に管理が緻密でなければなりません。
そのためこの手法を実践しているのは、DRCなどの極一部のトップ生産者のみというわけです。

【外観】
深みのあるルビーレッド
熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。

【香り】
バラやスミレの華やかさにラズベリーやブラックチェリーなどの果実香、紅茶に獣やスパイスにハーブといったニュアンスも加わり非常に複雑でボリューム感ある香りが感じられます。

熟成するほど円熟を感じさせる妖艶なニュアンスに変化していき、熟した果実にドライフルーツやドライフラワー、獣に枯葉にトリュフに紅茶などの魅惑的な熟成香も広がりを見せます。

【味わい】
凝縮感のある果実味は力強さがあるものの繊細さも持ち併せ、雑味を感じさせない洗練度で、確かな存在感を感じさせるタンニンはシルクのように滑らかさで構造を形成し、美しく伸びやかな酸は味わいまとめた後、複雑な風味を伴った非常に長い余韻があります。

熟成が進むほど果実味は落ち着きある深い旨味を伴った甘やかさが現れ、タンニンや酸などの成分は溶け合う事で、ビロードのようにしなやかさを持った質感に変化していきます。
そして土に紅茶に獣などの熟成による魅惑的な風味を伴った味わいは別格の味わいを表現し、いつまでも続くかのような長い余韻に包まれます。

《飲む時の適正温度》

16℃18℃
別格の複雑さとスケール感溢れる味わいを感じるには、このくらいの温度帯が最も広がりある風味を楽しめるでしょう。

※ワインを飲む時の適正温度については、
第11回【ワインの適正温度】
でも確認できます。

《飲み頃と当たり年》

飲み頃はブドウ収穫年から
【およそ5年~35年
一般的傾向や飲んだ方の評価傾向から推測すると、これくらいではないかという個人的見解です。

良いヴィンテージのワインほど、飲み頃になるのが遅く長期熟成にも向きます。
難しいヴィンテージほど、比較的早くから楽しめ飲み頃の期間は短くなります。

一般的にブルゴーニュ赤のヴィンテージチャートは以下のようになっています。

5点 秀逸な年
4点 良い年
3点 平均的な年
2点 やや難しかった年
1点 難しかった年
0点 悪い年


1969年 5
1970年 2
1971年 5
1972年 3
1973年 1
1974年 1
1975年 0
1976年 4
1977年 0
1978年 5
1979年 3
1980年 2
1981年 2
1982年 2
1983年 3
1984年 1
1985年 5
1986年 4
1987年 4

1988年 5
1989年 4
1990年 5

1991年 3
1992年 2
1993年 4
1994年 2
1995年 4
1996年 5
1997年 3
1998年 3
1999年 4
2000年 3

2001年 3
2002年 4
2003年 3
2004年 2
2005年 5
2006年 3
2007年 2
2008年 3
2009年 5
2010年 5
2011年 3
2012年 4
2013年 3
2014年 4
2015年 5 

※ワインの飲み頃についての知識は、
第10回【品種・タイプ別 赤ワイン・白ワインの飲み頃】
でも確認できます。

《適正グラス》

【バルーン型ブルゴーニュグラス】
複雑で芳醇な香りと、スケール感溢れる味わいを持った格別なワインです。
香りが取りやすく、温度が少しずつ上がる事で複雑な風味を感じやすいように設計された、ふくらみのあるバルーン型ブルゴーニュグラスを選ぶと良いでしょう。

※ワイングラスの選び方の知識は、
第13回【ワイングラスの特徴・選び方】
でも確認できます。

《相性のいい料理》


和牛の赤ワイン煮込み


クリーム系パスタにトリュフを乗せて

など、特に上質で豊かなコクのある味わいの料理に合わせる事で、優雅なワインの味わいが料理を引き立て、また、料理がワインを引き立て、複雑で官能的な風味の広がる至極のマリアージュが楽しめるでしょう。

※もう少し相性について知りたい方は、
第15回【ワインと料理との相性・マリアージュ】
でも確認できます。

 


《こんな場合におすすめ》

DRCが生み出す世界最高峰のワインです。

ワインに造詣が深い方などへ、最上級の敬意を込めて贈るワイン、あるいは特別な日に大切な方と最上級の料理に合わせて楽しむワインではないでしょうか。

世界最高のテロワール(ブドウを取り巻く自然環境)、最高の製造技術と想いを掛け合わせた特別感溢れるワインは、特に大切な場面を盛り立てる力を十分に持っていると言えるでしょう。


《こんな場合には不適切!?》

不適切というよりは、飲み頃や抜栓するタイミングには気を付けるべきワインです。

せっかくのエシェゾーも若すぎて、ボトルの最後の一口でようやく開いてきたでは残念ですね。

最高の状態でエシェゾーを楽しんでいただきたいと思います。

《飲んだ人の口コミ》 ※2017年~19年に飲んだ人の口コミです。

悪い口コミ

「4年目の2014をDRCのコルトンと比較。香りも全然違い、エシェゾーは酸が強そうな香りで、花畑と言うよりはワイルドな印象。味わいはもちろん素晴らしいのだけど、やはり酸は立ち気味でタンニンも舌に残るから、まだ若いって事ですね。若くして楽しめるのは、どちらかというとコルトンではないでしょうか。」


「試飲会で。2003は16年熟成。素晴らしいワインだから、デキャンタージュしておいた方が良いかもしれないですね。澱が混ざってしまい、雑味を感じてしまいました。」

良い口コミ

「少しのオレンジを帯びた熟成感が出始めた色合い。紅茶に枯葉、熟した果実にスパイスなどの魅惑的な香り。密度の濃い果実の旨味に、ほどよいタンニンと酸が素晴らしいバランスを保ち、豊潤な果実の余韻は幸せな時間を与えてくれました。若いうちに同じワインを飲んだ時にはそれほど感動しませんでしたが、9年熟成の2009は凄いです。熟成の力は侮れませんね。」


「4年熟成の2013は格別だよ。さすがにまだ若いから青っぽい香りだけど、1時間も待てば赤系果実に獣香も混じりエシェゾーらしさが感じられる。例年だと、このエシェゾーとグラン・エシェゾーには大きな格の差を感じるが、13からはそこまで感じさせない凄みを感じる。」


「4年目の2015はヴィンテージの効果もあってか、桃を思わせる香りがあり、凝縮感のある果実味で旨味もしっかり感じます。若い事もあってアルコール感をが強めですが、それでも別格の美味しさ。隣の貴婦人はいろんなワインを飲み残していましたが、これだけは飲み切っておられたことからも確信しました。これからの変化にも非常に興味深い2015のエシェゾーなのでした。」


「完璧だ。抜栓直後から素晴らしい香り、そしてテロワールを感じさせる旨味、甘味、酸味の見事なバランス感覚。これこそDRCでありエシェゾーのポテンシャルを感じられる飲み頃と言える品質。2003年は16年熟成だ。」

 

という皆様の声でした。

その他にもたくさんの口コミがありましたが、集計してみると

感動的!!    50%
美味しい     50%
普通        0%

良くない      0%

というニュアンスが伝わってくる結果でした。

若干硬さを感じさせる若いヴィンテージでは、本来の力を感じにくかった口コミもありましたが、ヴィンテージによっては(13や15など)若くしても感動的評価をする方も見られ、10年以上の熟成物は多くの方を魅了し、感動あるいはもう少しで感動レバルの評価をする方がほとんどである事がわかりました。

DRCのヴォーヌ・ロマネのグランクリュの中ではもっとも安い(それでも20万は超えますが・・)エシェゾーですが、やはり次元の違う品質であることは、飲まれた方々の口コミが証明しているように感じました。

 

以上です。

DRCが生み出すワインを調べていくとロマネ・コンティが200万越え、モンラッシェは80万以上、ラターシュも50万を超えてくるものがほとんどです。

そんな中エシェゾーは20万円台で購入できて安い!!

という甚だしい錯覚が起こります(笑)。

非常に手の届きにくいDRCではありますが、エシェゾーは一番手の届きやすいヴォーヌ・ロマネのグランクリュであることは確か。

そして味わいも格別である事は、飲まれた方々が証明しております。

ワインの世界を深く知るという事は、世界最高の生産者であるDRCのワインを飲まずして完結できないのかもしれません。

 

あなたにとって善きワインとの出会いがある事をお祈りしております。

 

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